この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

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192021222324【命の水】プロローグ25【命の水】メインイベント開始
26272829【命の水】メインイベント終了30
2020/5前へ
12【命の水】エピローグ開始
3456【命の水】エピローグ終了789新騎士団長就任(ヴァンジャンス)
10新騎士団長就任(ヴァンジャンス)111213141516受動攻城
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31デザコン締め切り
2020/6
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7夏至8910111213【デウス・エクス・マキナ】開始
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21【デウス・エクス・マキナ】終了
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282930ヨズア戦記-魔術を紡ぐ者たち-終了

イベント企画

皆様からのイベント持ち込みもお待ちしております。

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管理者の承認後に掲載されます。掲載の是非は管理者が判断いたします。予めご了承願います。
クノさん(7gcz3mdn)2020/5/19 21:15 投稿削除
”デウス・エクス・マキナ(出来損ないの神)”
(6/13~6/21)

【概要】
事実上帝國の領土と化していた神島であったが、王国は法皇アルデアⅤ世より、帝國は至尊から、シュクロズア再来の情報と共に〝神島を防衛せよ〟との勅命が下された。神のお告げという体裁をとられた勅命は上層より順に下へと申し伝えられ、その発信源は密偵から得た情報なのかはたまた本当に神のお告げなのかといった真偽は分からぬままであった。

【参加方法】
シュクロズアの宣戦布告によってイベントを開始します。勅命を受けて神島へと集まった聖騎士団・帝国軍所属のキャラクターが対象となります。
”言葉”による説得を試みても構いませんが、シュクロズアは設定されたHPが既存の数値まで減らない限り言葉を発しません。
シュクロズアの発言は「HPの半分」「のこりわずか」等で何度かに分けられます。
シュクロズアの死亡、あるいはイベントの時間終了をもって勝敗を決します。
【攻撃ダイス】
攻撃する場合は攻撃ロールを回した後に1d100の攻撃ダイスを振ってください。出目分のダメージが入ります。攻撃回数に制限はありません。
【防御ダイス】
攻撃後には1d2で防御ダイスを振って頂きます。
1=防御失敗 2=防御成功となります。
一度防御に失敗したPCは負傷状態になり、もう一度防御に失敗するとロストとなります。
【治療ダイス】
ただし他キャラクターが1d50の治療ダイスを振ることで治療を受けることができ、成功すれば負傷状態から復帰できます。
司祭・巫女(巫子)の場合は10~50、それ以外のキャラの場合は30~50以上で治療成功となります。
成功・失敗に関わらず一度治療を試みたキャラに再度治療を行うことはできません。
また治療のみ、ダイスのみの参加が可能です。
【ヨズア陣営キャラクターの場合】
ヨズア陣営のキャラクターは一キャラにつき一度まで、シュクロズアに1d100の治療ダイスを振ることが可能です。出目分のHPが回復します。
k
しめさばさん(7goqy5bq)2020/6/13 00:13 投稿削除
【補足】
流れとしては攻撃ダイス→防御ダイスとなります。
攻撃はしてもしなくても、シントにいて彼の言葉を聞く場合、防御ダイスを振って下さい。先に攻撃防御ダイスを振ってからロルを描きはじめてもOKです
複数キャラ保持の場合、全キャラの使用がOKです。
。また神島にいるだけで攻撃をしなかった場合はシュクロズアが発現をするたびに1d2を振る形となります。途中退場もOKです
ヨズア陣営は防御ダイスを振らず、回復ダイスのみとなります。
返信
返信1
しめさばさん(7goqy5bq)2020/5/10 22:31 投稿削除
制服/軍服アレンジ!ファッションデザインコンテスト(5/10~5/31)

【概要】
ストーリーとは関係のない、背後でのイラストコンテストです。
ウェンディア王国聖騎士団の制服・尊華帝國軍軍服をアレンジ・着崩すなどして
ギャラリーページの『制服/軍服デザコン』のスレッドに返信する形でご参加下さい。
雰囲気がなんとなく残っていれば、どこまででもアレンジしてくださって構いません。
公式設定にできるかどうかは、要相談となります。

【称号】
ご自身のPCを描かれた方には、そのPCに『着道楽(尊華)』『ファッショニスタ(ウェンディア)』の称号を配布致します。

【備考】
ご自身意外のPCを描く場合、
PL名簿(https://mahoutumugu.1net.jp/69078/77127.html?1587551761064)
にて、【イラスト化可否】にOKとされている参加者様のみでお願い致します。


【締め切り】
5/30日をもってイベントは一旦締め切りとさせていただきます!
その後も、自由に描いてくださって構いません。
しめさばさん(7goqy5bq)2020/5/10 22:32 投稿削除
尊華帝國のアレンジサンプルとして、咲夜中将をお借りしました。(許可済)
k
しめさばさん(7goqy5bq)2020/5/10 22:40 投稿削除
ウェンディア王国のアレンジサンプルとして、ラヴィス司祭をお借りしました。(許可済)
返信
返信2
しめさばさん(7goqy5bq)2020/4/29 21:38 投稿削除
【命の水-エピローグ-/帝国side】
謎の狂い水により混沌を極めていた尊華帝國であったが、正体不明の旅人二人が流したという特効薬により危機は救われた。
同時期、シュクロズアリ旅団の神義に則った宣戦布告が遍き、抑制されていた帝国軍は守山防衛へと乗り出す。互いにとっての報復戦が幕を開けた。

【参加方法】
シュクロズアリ旅団、ゼペタルの宣戦布告をもって攻撃を開始してください。
ロール順番はありませんが、1PCにつき1ロルとさせていただきます。(攻撃はしなくてもよい)
ゼペタルが攻撃を受けるか受けないかは、参加PC数なども加味しつつこちらで調整させていただきます。(ゼペタルの因縁である帝国軍中将咲夜のみ、1ロルに限りません。)
締めくくりは私は責任をもってやらせていただきます。
宜しくお願いいたします。

【開催期間】
5/2~5/6の間にゼペタルに向けロールを投げてください。
しめさばさん(7goqy5bq)2020/5/2 19:10 投稿削除
(ウェンディア王国の王都・ウェントから最も近い帝国領土であるこのスザンは、同名の火山を霊峰として信仰を集める大陸の臍である。麓の街は火山灰に覆われ、この砦も例外ではなかった。ゼペタルの呼び寄せた黒雲と火山の噴煙と灰とで一面が仄暗く、モノクロームの世界のように現実離れしたここは――まるで、盲目の世界。ゼペタルはシントを奪った因縁の尊華帝国に向けて、今一度神儀に則った宣戦布告と同時に攻撃を開始した。)聞け、帝国よ!我らがシント、ヨズアの神の島を剥奪した冒涜へ制裁の雷槌をくれてやる…。花も散り荒れ果てたシントの怒り。その代弁者となることを、我望む!……狂い雨の黒幕はこの俺、黄昏のゼペタルだ。かかってくるがよい!(思うように動かぬ満身創痍の老体。それでもこの口さえ動かす事ができれば、シュクロズアへの祈りは聞きとどけられるはずだ。それだけが今、ゼペタルを突き動かしている核だった。杖をなぞり、回し、なぞり、大きい魔術――豪雨と雷を帝国兵達に向けて放つ。『ダー・ニト・ロロイ・シュクロズア』。)
山葵さん(7hzrh8si)2020/5/3 00:52 投稿削除
(火山灰に沈む町。暗雲立ち込め世界が白黒へと染まりゆく。砦の上で高らかに、しかし敵ながら讃賞を贈りたくなるような勇ましい声で尊華へと宣戦布告をする老人を見据えた。右手をゼペタルへ向け詠唱を開始する)… 光煌く所に闇蔓延り、咲かすは逢魔時、散らすは黎明。雲は低迷、空は曇天。今こそ影が……ッ!!(一瞬。耳を張り裂くような雷鳴が、己の付近へと落ちたのが分かった。それへの僅かな動揺からか、詠唱が詰まる。瞬間、雷鳴にも負けぬ凄まじい音が響いた。)ッ……くっ……(しゅうしゅうと音を立てて黒煙が上がり、辺りには肉が焼け焦げたような臭いが立ち込める。獅子唐の右手は魔術の暴発により真っ黒く焼け爛れてしまっていた。)……はっ……。… 光煌く所に闇蔓延り、咲かすは逢魔時、散らすは黎明。雲は低迷、空は曇天。今こそ影が地を覆い尽くす時。歯向かう敵に向かい矢を放て…!!(じわじわと痛む右手を庇いながら改めて詠唱し直す。何とか詠唱に成功し、己の影から放たれた無数の矢は。己の精神の揺らぎにより情け無いことに格段に威力が低下してしまっていた。)……はっ………。……情けない……。(はぁ、はぁと息を切らしながらも、尚も痛む右手に脂汗を流しながら、よろよろと前線からの離脱を試みるのだった。
クノさん(7gcz3mdn)2020/5/5 18:18 投稿削除
「どいたどいたぁ!!おまんらここは守山ぞ!俺が出ずして誰が出るぜよ!!」((帝國領守山(スザン)。王国王都と大部分を接する要地。天を衝く霊峰が聳え立ち、幾度と無く起きた噴火により火山灰に覆われているこの地域は、古来より王国の攻勢を塞ぎ止める最前線の要害として機能していた。⋯そして今日。攻め込んできたのは一人のヨズア人。一人この要衝に挑まんとするその姿は、かつて神島をたった一晩で落としたとされるヨズアの英雄、尊華の仇敵、シュクロズアを彷彿とさせる。空には黒雲が垂れ篭め、太陽は今や亡き。尊華守山の不倶戴天は隠れたが、決して侮れない大敵が唸り輝いた。⋯今、狂い水より息を吹き返した帝國。言葉を識る者達が砦に集結し、戦いの火蓋が切って落とされようとしていた。)「⋯聞きとうせ!!!!!」((魔術砦の一角、城壁へと駆け登り立つ兵が一人。羽織姿に赤ハチマキが雨に紛れて吹く豪風にたなびき、砦へと降った閃光に照らされた。続く轟音に負けないよう男は声を張り上げる。)「俺はおんしに恨みは無いが、じゃっけどこの地は尊華守山!!故郷(ふるさと)守るんはこの俺竜灯じゃ!⋯なあご老人、老いて死ぬのを望まんのなら、刮目せよ!!気高き霊峰の護り手にいざ臨め!!!」((穿つ轟雷にも臆せず、竜灯はゼペタルの持つ杖に応え、腰に提げた刀の鞘部分を片手で握ると同じ様に横向きに。)「眠れる業火の帝王よ 目覚めよ真紅を待たずして 我は賛歌を詠う者 汝惨禍を謳う者 霊峰の護り手 我が礼砲に応えん 起きよ主(あるじ)灼灼たれ 熾せ炎延々たれ いざここに 再び統べよ!!」((早口に唱えられた呪文、刀を高く掲げれば、上空に生まれた小さな灯火。炎を巻きながら肥大化していく球状の炎塊は、何れ爆音と共に炎を撒き散らし翼を広げた。翼の映えた蜥蜴の様な姿のそれは、正しく「竜」であった。持ちうる魔力を殆ど使い切ってしまった竜灯は、頭上で刀を鞘より抜き放ち。ぜペタルに向けて切っ先を向け声高に叫ぶのだった。)「⋯⋯行け!直々に火葬してやるぜよ!!」((あの雷が落ちればそこで炎竜を形成し操る魔力は霧散してしまう筈。せめてそれ迄に近付いて相手を焼いてしまおうと決して早くは無いが巨体にしては緩慢ではない速度で炎竜がゼペタルの方へと急降下していった。
返信
返信3
しめさばさん(7goqy5bq)2020/4/29 21:30 投稿削除
【命の水-エピローグ-/王国side】
謎の狂い水によって開催が危ぶまれていた舞踏会であったが、特効薬の完成を祝し、民と王国を救った英雄の労いを兼ねて開催は決行される事となった。貴族、騎士はもちろんのこと、一般市民もそれら徒人の招待により参加可能。
特効薬開発に携わったビナ、雷鏡も招待されたものの、ホーリアを奪った旅団と同じヨズア人である二人は大々的に脚光を浴びることは無く、代表者としてガデューカの名が呼ばれ、舞踏会は締めくくられる。

【ドレスコード】
女性・男性共にめかし込み、歴史的で貴族的な正装を纏う。
(女正装はドレス、男性装についてはこれといった総称が無いため説明不可能)
騎士のみ、式典用のマントを羽織ればその下はスーツや普段の制服でもよい。

【参加方法】
5/2~5/6の間に舞踏会を開催しております。
居合わせた騎士団所属のPC、または騎士団所属PCに誘われたPC(王国民推奨)同士で
踊ったり乾杯したり、お好きなように成ってください。
舞踏会参加者が複数人の場合は1d100のダイスで出目の近い順にマッチングしてください。
1~2ロルで終わっても構わないので、なるべくイベントの間にしめくくってください。
舞踏会では常に楽団の演奏があります。
「その時に成っている音楽の終わり」をもって挨拶をし、次の相手へ向かったものと想定してください。

【挨拶方法】
〆用の言葉を始めとする様々な挨拶方法を明記しておきます。
この限りではありませんのでご参考までにどうぞ。
・「太陽の名の下に」の言葉と共に去る。
・位が上の相手に対し帽子を取る。
・カーテシー(スカートの裾を広げ片足を斜め後ろの内側に引き姿勢を低くする)
・手の甲にキス
k
しめさばさん(7goqy5bq)2020/4/30 21:28 投稿削除
リルリルのドレス姿です
返信
返信1
しめさばさん(7goqy5bq)2020/4/27 18:06 投稿削除
新騎士団長就任/ヴァンジャンス(5/9~5/10)

【ストーリー】
新しい騎士団長が選ばれた。
騎士からの人望もあり太陽の令閨に相応しい人物かに思えた。
滞りなく行われていたかに見えた就任式であったが、儀式の最後「誓いの宣言」に騎士団は何を思うのか。

【詳細】
ヴァンジャンスさんの「誓いの宣言」をもって開始します。
ロール順もなく騎士団の面々はどんな反応をするのか、任意でソロルを投げていただくのみの簡単なイベントです。

〆は私しめさばが責任をもってやらせていただきます、必要とあらばNPCとして法皇を出動させます。
奮ってご参加ください。
返信
返信0
k
しめさばさん(7goqy5bq)2020/4/24 14:35 投稿削除
命の水イベント(4/24金~4/29水)

【詳細】
シュクロズアリ旅団の構成員、ザフメトゥとゼペタルによるテロ行為が開始された。
王都・帝都に振った雨は液体状の覚醒剤のようなものを含んでおり、知らず知らずのうちに雨水を摂取したり、雨に当たり粘膜に入り込む事で依存症を発症させる。波紋のように瞬く間に広まった水中毒により次々と倒れゆく民を巻き込みながら、大陸は更なる混沌の渦を巻くのであった。

【水中毒詳細】
最初に訪れるのは強烈な多幸感。
次に感情の振り幅が大きくなり、感覚が鋭敏になる。人によって好戦的になったり、希死念慮に苛まれたりなど、兎に角理性を失うものであるが、基本的には普段理性によって抑え込んでいる感情の発露が目立つ。
次に離脱症状が訪れ、多量の水を欲しがるようになる。
手足が痺れ、唇が乾き、幻覚に苦しみ、涙が出ればそれを勿体無いと思うほど「液体に対する執着」を見せる。
多量の水を摂取し続ける事で、低ナトリウム血症により、最終的には死に至る。

120mEq/L - 頭痛、嘔吐、精神症状
110mEq/L - 性格変化や痙攣、昏睡
100mEq/L - 神経の伝達が阻害され呼吸困難などで死亡

なお、イベント終了時に治療法が判明する。

【プロローグ】(4/24金~)
発症ダイス:
希望者のみ振る事ができるが、ゼペタル・ザフメトゥは振る事ができない。
1d100→50~100が出た時のみ発症。進度はまちまち。
ヨズア陣営はで80~100が出た時のみ発症。
なお、ロールはしてもしなくてもよい。
イベント終了後に回想ロールも可能。
発症者はこちらの掲示板ツリーにダイスの出目を書いてください(発症ロールを載せても可)

【メインイベント】(4/25土~)
治療ダイス:
依存症発症中のPCに対し、希望する各PC(健康体)は一回のみ魔術による治療ダイスを振ることができる。
1d100→1~33→治療成功 34~100悪化
3回悪化した場合、ロストとなる。
(泣いても笑ってもです、このキャラになら看取られてもよいという方のみ、最後の治療を受けてください。計画は慎重に)
治療は完遂する必要はなく、リーチがかかった時点で中断してもよい。
治療する相手は複数人に渡ってもOK。
治療者に回れるのは、発症をしなかったPCと発症をしたが治療を受けて完治したPCのみ。
なお、ロールはしてもしなくてもよい。
イベント終了後に回想ロールも可能。

【エピローグ】(4/29水~)
治療法が確立し、ロストしたPCを覗いたすべてのPCが通常時に戻る。


【期間中の能動攻城について】
ヨズア陣営に補正がかかり、3分の2の確率で勝利する。

【称号】
中毒発症者には『薬物中毒』
治療成功者には『癒術師』
治療失敗者には『藪医者』
の称号を付与致します。
ひよ。さん(7goqy5bq)2020/4/24 14:36 投稿削除
【命の水イベント導入 雨季の到来〜ザフメトゥ視点】

夜風が解放された窓から吹き込み、私の横髪を、机上を照らす蝋燭の炎をそっと揺らす。仄暗い部屋、やや古い紙に洋墨を滴らせた羽根ペンを走らせていた私は、軈て其れを一度置き、そっと息を吐く。
──ヨズアの領土が失われてから、どれほど経っただろう。遂に我らは帰るべき場所を失った。それも全ては此度の不毛な戦争、その為であるのは明白である。

「師よ、戦争を須らくこの世から葬り去る為の策を、貴方は知っていられるのでしょうか」

特に誰に語るわけでもなく、尤も、それはある人物に宛てた言の葉ではあるが、しかしその相手は今を共に生きてなどいない。半ば主に祈り加護を望む敬虔な信徒のように零れたその言葉に数拍の間を置いて、私は言葉を続ける。

「──戦争、それを望むものを討ち亡ぼす。この一点にのみ他なりません。ですから私は、あの愚かな二国に制裁を下さなければならない。侵すべからざるヨズアのその土地を剥奪した冒涜的な行いに、私が喝を入れてやるとしましょう……これを以ってして、な」

ちらり視線を机上へ戻す。ガラス製の実験器具、その中に入れられたごく透明な液体は炎を透過し、妖しくも流麗な輝きを放っている。

人は風によりて雨季の到来を知り、そして備えるのだという。此度もまた、その自然の摂理の一部と何ら変わらない……ただ、忘れてはならない。降り頻る雨とて、積もれば牙を剥き人々の命を奪うということを。
k
しめさばさん(7goqy5bq)2020/4/24 14:36 投稿削除
【発症/レフィーネ視点】

(午前0時半。異変に気づいたのは夜更け、眠りにつこうとしていた頃だった。なんだか手足が痺れ…目がちかちかする。夜なのにも関わらず視界中を白い光がちらちら、ちらちらと瞬いていた。埃が月光で、光っている?それにしてはやけに眩しくて…頭でも打ったのか、と一日の行動を思い起こす。今日は朝から雨が振っていて…ああ、思い出せない。何が起きてる?……蒙昧とした記憶とは裏腹に目は徐々にぎんぎんと冴え渡っていく。……眠れない。どうして?眠りにつこうとしていた筈なのに、身体を起こすのはいつもより機敏だった。どく、どく、と早鐘を打ち始めた心臓に背中を押されるような焦燥感を感じながら寝台を飛び降り、秘密基地の扉を開ける。―――――視界に広がったのは、極彩色であった。…いや、違う。そこにあるのはいつもどおりの光景。違う、何もかも違う。…世界は、こんなにも明るかったのか。)……な……に、これ……。
(月夜に照らされた夜露はまばゆいばかりに煌めき、鉱山のようだった。風に揺れる草の一本一本のそよそよとした動きまでもを目に捉え、その愛おしさに酷く胸を打った。その風がレフィーネの頬を愛撫する時、風の神の声までも幻聴しそうになるほどの心地よさを覚える。夜の薫りを胸に吸い込み、レフィーネはその場にへたり込む。……ああ、この世の全て、森羅万象に神の御業を感じざるを得ない。なんという完成された芸術。甘美なる官能の世界。今わたしは、この大地と性交している。)……はぁっ……はぁっ……あぁっ…うあぁぁ…(ぽろぽろと流れる涙の感触さえも鋭敏になり、身体の奥底から這い上がるぞくぞくとした感覚に畏怖を覚えながらも……抗えない、この極彩色に。ふらふらと外へ出て草の上へ倒れ込むと仰向けになり、荒い呼吸に胸を上下させた。あぁ生きている。木々が草が鳥が蟲が水が大地が夜がわたしがこの世界のすべて森羅万象天地万物天地万有眠っていてもわかるその呼吸が息吹が営みが)
……くく…ふふ、あは……くすっ……くすくす、……(腹の底からけたけたと込み上げる笑いに頭のどこかでは恐ろしさを覚えているのに。どこかの線が切れたように狂っていく快感に身を委ねて笑った。―――ああ、なんて愉しいのでしょうか。)
山葵さん(7hzrh8si)2020/4/24 20:42 投稿削除
【発症/獅子唐視点】
ざあ、ざあ。
降り注ぐ雨達が歌う。雨に打たれた建物は楽器のように音を奏でている。
雨の日は憂鬱である。暗くどんよりとした空気が低迷し、辺りに漂っているからだ。
しかし任務は遂行しなくてはならない。今日は見張り番の日。身体を凍えるような雨から守る為にローブを
着用し、外で塔の上から辺りを見回す。

「………おかしい…」

やけに騒がしい。野生の動物達が、気でも触れたように鳴き叫んでいる。
共喰いしたような痕跡もあった。それに…仲間の亡骸から溢れる血を舐めている個体も存在した。
嫌な胸騒ぎに眉を顰めるが、その日の任務は何事もなく終わり帰路へと着いたのだった。
雨に濡れた身体は冷たくは無かった。否、寧ろ熱い。気味悪く感じ、さっさと拭き取った。
そのまま布団に篭り、自室で眠りに着く。

……体温の上昇を感じる。血液が沸騰するのが分かる。今、世の中の全てが全て自分の為に動いているのがハッキリと感じられる。曖昧な考えは取り払われ、確信へと変わる。己が神にでもなったような気分だ。泉下の人々と意思疎通が出来る。世の中がスローになっていき、今散ろうとする花が落ちる音さえ分かる。雨が降るスピードが極限まで遅く見えて、分子の先まで、神の領域まで、森羅万象の八百万の神と一心になる。繋がっている、今ならそう感じられる。喜び、高らかな笑い声を上げ…

「生きている…!」

生まれて初めて、生きていると実感した。
クノさん(7gcz3mdn)2020/4/24 21:24 投稿削除
ダイス出目86【発症/竜灯視点】

「───はぁ⋯⋯っ!!な、なん⋯⋯ぜ⋯」((夜の帳の降りた帝都榮郷。仕事を終えて羽織に軍服姿のまま帰路についていた竜灯は、誰も居ない路地裏で蹲っていた。どくん、どくん、と心の臓が別の生き物のように強く熱く脈打っている。瞳を見開いて、胸元に当てた手を握り締め皺を作りながら、竜灯は口元から僅かに垂れた涎を袖で拭う。ぐるぐると回る思考、息が苦しいような気がしたのも束の間、頭の内はえも知れぬ多幸感に包まれる。⋯耳を澄ませば聞こえてくる花街の喧騒。鼻を擽る酒精の匂い。視界を彩る美人。⋯⋯⋯なんという、なんという⋯⋯)「⋯⋯っくっくく、ふ⋯⋯へへ。⋯⋯こがなとこ、いる場合じゃ、ないっ、ぜよ。さけ、⋯⋯っへ、ふふ⋯」((ふらふら、と立ち上がると焦点の合わない黒い瞳を彷徨わせ、幽鬼の様に肩を揺らして歩きながら、何度も壁にぶつかっては手で体を支え。⋯⋯もう少し進めば大通りに出る所までやって来た。やって来たのに。道の先から差し込んでくる街灯りに視界がぐらりと歪み、崩れ。壁に背中を預けると、すとん、と腰を落とした。羽織の背中には大きな家紋が描かれており、それを『誇り』とまで称する竜灯が背を壁に擦り付けるというのは、普段では絶対に有り得ない行動であった。しかしそんな事を考える余裕など竜灯には無く。何処かネジが外れてしまったかのように、瞳を細めて笑い続けていた。)「⋯⋯は、ははは⋯⋯!⋯⋯っへへ⋯。ふ、ふ⋯⋯」((───『俺は罹らんぜ、健康じゃきに。』帝都で流行りの病の噂を耳にした竜灯はそう言いふらしていたが。その結末が、この有様だった。
さん(7i03x3zg)2020/4/24 23:16 投稿削除
【発症/静香視点】

(夕暮れ前の診療所内。治療中に一瞬見えた窓の外__人がたくさん倒れているような、そんな異様な景色が見えた気がして。患者である相手に小さく断りを入れれば部屋から、そして診療所から出る。外はいつからか雨が降っているようだった。ふらり、目の前を歩く人が支えを失ったように倒れる。雨に濡れるのも構わず慌てて駆けよれば、相手は自分の存在に気付いてすらいないようだった。何かを呟いている。__何を? それより、目に映ったのはやはり、倒れる人や意味の分からぬ行動を取る人達ばかりだった。混乱して痛みを覚えた頭を押さえる。何が起こっている?つい先ほどまではいつもと何ら変わらぬ普通の日常だったはずだ。倒れた人物は脈こそあるようだったが、やはり様子が変だった。水が欲しい水が欲しいと、それしか言葉を知らぬように繰り返し呟いていた。)
水なら診療所にあります。取ってきますから、暫くはここに居てくださいね。(自分の着ていた上着を脱いで相手がなるべく濡れぬように被せた後、水を取りに行こうと立ち上がる。瞬間、今まで感じたことのない感覚に襲われた。視界が歪むような、動きにくいような、あれ、自分は何を?確か私は診療所で治療をしていて、でも今外に居る。何故?体に刻まれる音が大きく、直接脳に伝わっているような。他の人にも聞こえるのではないかと疑ってしまうほど鼓動が激しい。…心臓が動いている。生きている。私は今、生きている。それってすごくしあわせだ。雨の音が歓声のように騒がしい。私は今、幸せだ。世界の全てに祝福を受けている。)
…っ、はは。あはは!みて、きいて!聞いてくださいお父様!お母様!わたし、いま、凄く幸せなの!ッは、ふふふ、みんな私の事を理解してくれる。誰も私の事を止めはしないわ!ねぇ、とってもしあわせ!しあわせなの!(解放感、今の自分は世界一恵まれていると勘違いしてしまいそうになる多幸感。どうしよう、こんなのダメなのわかってる。これは私の意志じゃない。その思考も飲まれていく。それほど、気分が高揚していた。ステップを踏もうとした足が絡まって、診療所の扉に凭れ掛かって落ちる。そうだ、あの人にも教えてあげなくちゃ。私が今幸せだってこと。立ち上がっては扉を開けて、相手がいるであろう個室へと歩いた。)
クロさん(7hel6shg)2020/4/24 23:44 投稿削除
ふぇッくし、( 小さなくしゃみが部屋に響く。布団から身体をゆっくりと起こし、近くに畳んで置いてあった、寝巻きの時に羽織る上着を肩にかける。すん、と鼻を鳴らし、薄暗い部屋を見渡す_此処は、白梅の家である。白梅の実家よりかは…かなり平凡だが、食器や棚等の家具は質の良いものばかりである。今は、犬の下刻頃である( 8時半頃 )。白梅は、仕事…つまりは元帥の務めを終えた帰り道に降った雨に濡れてしまい、少し冷えてしまったが故に早めに床に入ったのだった。しかし、目が覚めてしまった。ぶるり、と身震いをし、布団を丁寧に畳み床から出る。_「 今宵は冷えるな… 」と、一言呟いた。

ゆっくりと台所へと向かい、コップに水を注ぐ。こぷ、こぷ、と水を注ぐ音が白梅を包み込む。_嗚呼、なんて美しい音だろうか。くすくす、と自然と笑みがこぼれ落ちる。_ずっと聞いていたい。心地よい。水の音…兄様の魔術の音、嗚呼、兄様、兄様は何時もこの音を聞いていらしてるのでしょうか、兄様、妾の希望、星のように輝き、月の様に美しい__気が付けば、コップから水が溢れ出ていた。足を動かせば、ぴちゃり、びちゃり、と音がする。はぁぁ、と、頬を赤らめ、うっとりとした表情で足元を見つめる。ばき、っと何かが割れる様な音がしたかと思えば、白梅の足元に滴り落ちていた水が氷となっていた。いつもなら何らかの花が咲いたりするが、今の白梅にそんな器用な事は出来ない。不完全な花のような氷の塊が、白梅の足元の周りを囲う。_身体が軽い。軽過ぎて手先の感覚が無い。でもそれで良いのだ、なんてったって今宵は水が滴り、月が美しいのだから!!!!_こうしては居られない_いても立っても居られなくなった白梅は、裸足のまま、台所が氷漬けにされた家を飛び出した。_白梅は幸福だった。何もかもが幸福感として訪れる。

_月が綺麗。尊華の月夜は天下一。草木が揺れるは世界の理、嗚呼、兄様、尊華様!!!!妾は、白梅は世界の理を知る事が出来たのです!!!!_そんな思考ばかりが白梅の頭を支配する。えへへ、ふへへ、と笑いながら寝巻きのまま、軽い足取りで、ふらふら、ふらふらと歩き回る白梅の姿。あの立派な元帥だなんて誰も思わないだろう…。幸福感に包まれている中、白梅は大きな桜の木が植えてある丘へと辿り着いた。道中、石などで足の裏を切ったが、白梅は気が付かなかった。何度も何度もこの美しい桜の木の周りを歩く。血が、桜の木の根元を彩る。美しく、凛と咲く緑の葉で美しい桜の木を見た白梅は、再度感極まった。_ぱきぱき、と音が鳴る。根元に着いた白梅の血が凍る。丘が少しずつ氷に侵される。桜の木を少しずつ氷が侵略していく。それすらも、この世でどんな物よりも美しいと感じてしまう。

_時は亥の下刻( 11時頃 )。尊華帝國軍の元帥、白梅は氷漬けとなった丘の上で、赤と白と緑のグラデーションが美しい氷桜の木の下で。けらけらと高らかに笑い続けていた_)
骨牌さん(7i07x4d1)2020/4/25 01:08 投稿削除
雨が降る。
夜に潜む影のようにひっそりと高楼の隙間を歩く。
ぽつりと頬を流れ落ちる冷たい雫。泣いたわけでもないのに頬が濡れるなんて、きっと雨に違いない。手の甲で滴を拭いさると首を後ろへ傾けて、青ざめたような薄暗い光が射し込む屋根の隙間から夜空を見上げた。
まだ夜明け前だというのに肌寒さと刺すような手足の痛みを感じるのは、雨が降り始めたせいだろう。
雨は嫌いだ。治りきらぬ古傷がじくじくと痛みだし、閉じた瞼の裏に過去の光景を鮮烈なまでに蘇らせる。逃がさないというかのように、忘れるなというかのように。
「……くそが!」
握りしめた拳で壁を叩いた。新たな痛みと強い怒りが不幸の影を追い払う。
奇しくも道は終点へと差し掛かり、高楼の屋根が途切れているのが分かった。軒先から見る朝ぼらけの町並みは薄く靄がかかり、しとしとと降る霧のような小雨に濡れている。
なぜだか無性に喉が渇いた。
分厚い雲で覆われた曇天。普段なら重苦しくて心を締め付けるように感じる空が、初めて飛んだ星空に似て開放感にあふれてみえた。自分は自由だと心が叫ぶ。
あそこから飛び立とう。こんな湿気た街に用はない。
そう思って駆けだそうと足を踏み出した瞬間、鋭い痛みが脊髄を駆け上がり、気が付けば沈み込むようにその場に倒れていた。
痛い。痛い。痛い。痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い……なんで?
擦り剥けた両手の付け根が、両腕の傷が、両足の傷が、焼けるように痛む。鋭敏になった感覚がすべての痛みを救い取り、余すとこなく脳に降り注ぐ。痛い痛い痛い痛い。
「助けて……」
地面にあたってはじけた雨粒が作りだす靄が懐かしいあの人の姿に見えた。自分に向かって伸ばされた大きな手を求めて、すがるように手を伸ばす。
けれど、道を走る馬車が靄を蹴散らし、その人の姿は掻き消され別の男の姿へと変わる。
振り上げられる刃。助けを求めて伸ばした指が地面を掻いた。
これは貴方を置いて神島を離れた、罰だとでもいうのだろうか。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。
自分はもうあの時の無力な子供ではない。自分の力で立ち上がらなければ、そう強く思うのに、カヤは自身を庇うように体を丸めて蹲ることしかできなかった。
k
しめさばさん(7goqy5bq)2020/4/25 01:40 投稿削除
【治療/ゼペタル→カヤ】
1d100 → (93) = 93
ガエリオさん(7hx4adiq)2020/4/25 01:46 投稿削除
【治療/ゼダス→カヤ】
1d100→(64)=64
k
しめさばさん(7hyte7xd)2020/4/25 12:20 投稿削除
【治療/火津彌→竜灯】
1d100 → (99) = 99
フラッペさん(7i100s00)2020/4/25 14:15 投稿削除
(喉が燃えるようだ。全身のありとあらゆる箇所が渇いたように感じる。御神体が…神たる我のこの肉体が、よもやこの様な病擬きに屈するとは。吹き荒れる氷雪が、容赦なく身体を打ち付ける。)ぐぁぁぁっ…!!!この程度の出血で、なんたる屈辱か…おのれぇ……!!(打ち付けた氷が、弱った右腕の肉を削ぎ取り、少なくない量の鮮血を撒き散らす。神を名乗る男は、実に十数年ぶりに苦悶に満ちた顔を浮かべた。ここが、人の子が立ち入ることができぬ聖域であったことに心から感謝したほどである。このまま、我が死すことだけはあってはならない。急いで降りなくては…)邪魔だッッ!!!!退けぃ下等動物共ッッ…!!!!!(行手を阻む猛獣共を、氷の魔術で串刺しにして、その辺に放り投げる。山が紅く、黒く染まっていく。その様子の一切に興味を向けず、男は街へ向かうのだ。)


(男が街へ着いたのは、実に1時間後。民衆の様相は、神にしては大層愉快な事になっていた。地べたをのたうち回る者や、悲鳴をあげ拒絶し続ける女を痛ぶり、頭を潰して楽しむ者、童共が群がって老人を切り裂く様。以前よりも随分と活気に満ちているではないか、と笑みを浮かべた。人の箍を超えてしまった者共が、つまらぬ凶事に手を染め、一時の快楽に浸る。実、醜い夢だ。覚めてしまえば待つのは絶望のみであろうに。)


フ…フハハハ、ハハハハハッッッッ!!!!!!!実に、実に楽しいぞ人間共ッ!もっともがき苦しめ!その様を我に見せるのだ!人間よ、神たる我に牙を剥く事を許可しようッ!さぁ、来るが良いッ!!!(苦しかったのが嘘の様に、フィヨルドは大笑いをした。せめてもの気晴らしだ、愉しませてもらうぞ、人よ。持っていた杖を器用に回してから、地面に突き刺す。向かってくる人間の首を素早く掴み、締め上げ、後続に向けて投げ飛ばす。倒れ伏す人共の首目掛け、杖の先端を投げ付け、串刺しにする。喉が潰れ、かすれ気味の断末魔が聞こえたところで、神はどこか満足感を得ていた。殺戮を楽しんでいる、と思われてもおかしくはない。無謀にも我に挑む罪人どもを潰すほどに、以前にも増して高揚感があった。全身を支配する苦しみが、薄れていくのだ。そうして、神もようやく理解する。『人は神の子、神は人の父』ということを。この苦、この楽こそが我を神たらしめる何よりの証明なのだと。)



いいぞ、いいぞ人間共ッ!我を愉しませろッ!足りぬ脳でも塵芥になるまで愉しませ続けるのだッ!!ウルゥヴォダよ、天を、地を穿てッ!大地を歪め、地上の外敵を焼き尽くせッ!(杖を天に翳し、その名を高らかに宣言すると、杖は呼応するかの様に、光を放ち、冷気を充満させる。光に包まれ、薄く霧がかった結界のその先に立つそれは_______________正しく神そのものであった。)
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ミカさん(7hw2nk7q)2020/4/25 17:20 投稿削除
発症/梟

「(日は沈み、次第に夜の群れが空を食い尽くす頃。街並みには闇が落ち、人並みもばったりと途絶えていた。日中よりも肌寒く、遠くの軒先でゆらりと揺れるランタンの火や、路地裏の先の見えない闇に、すーっと神経がひとつの所に凝固してしまう、そんな不気味さを梟は感じていた。じとっと濡れる地面はそんな火の光をぬらぬらと反射し、先程まで雨が降っていた事を教えている。先程にわか雨に見舞われた彼は、ぐっしょりと濡れたシャツが胸元にピッタリと張り付き、ひたひたに水で太らせた、絞る前の雑巾のように水を滴らせていた。今日は1日、ほとほと運がない。まるで曇り空を一纏めにして飲み込んでしまったような気分だ。だが、そんな1日も終わりを告げようとしている。風呂に入り、酒を仰ぎ、煙草を吸って床につく。いつもと何ら変わらない生活。否応なく来る明日の労働を憂鬱に思いながらも、重い足に鞭を打つように、せっせと漕ぎあげ兵舎への帰路を急いでいた。──何も変哲のない、そうあるはずだった。彼が内から迫りくる不可解な迸りに気付くまでは。)」

「(どれだけ、時間が経っただろうか。数分か、数時間か。はたまた数日か。フラフラと、異質な目眩に意識を侵されながら、兵舎へとたどり着く。ばたん、と仰向けに倒れ込んだ彼の足は、既に糸を失った操り人形のように、棒切れが如く言うことを聞いてはくれない。酷く乾いた喉を癒そうと、水瓶に顔を突っ込んでは、それを一滴残さず飲み干してしまった。どくどくと煩い心臓は狂ったように早鐘を打ち、血液はダムが決壊したかのようなスピードで全身を駆け回る。空気が凍りつき、緊迫感が色味を帯びて世界を圧迫した。ぐにゃりと眼の前のベッドはひしゃげ、グルグルと回転する天井。チカチカとカラフルに点滅する視界は、まるで玉虫色の意識の中に飛び込んでしまったかのようだ。そして、わけも分からぬまま内から湧き出る大なる多幸感が、彼と乱暴に肩を組み、それは彼の恥や憂鬱、絶望感なんていう感情を、尽く切り裂いていった。その瞬間どうにも、この世界の事がどうでも良くなって、次第に表情には蕩けた笑みが浮かび始めた。)──ひ、は……みんな、みんな死んだ、へっ、はは……はは……(彼の思考は、既に幸福感に支配され尽くしていた。その思考に紛れるのは、戦地で共に戦った、今は亡き同志達。路地裏で刺殺された父親や、見る影もなくやせ細って死んだ母親の姿。みんな死んだ。みんな死んでしまった。俺一人を残して、彼を友と呼ぶものが。みんな、天国へ行ってしまった。──ならば、俺も、行かなければ。そうだ、こんな所で生きている場合ではない、早くみんなと会いたい。会いたい。会って話しがしたい。会って笑いたい。会って共に過ごしたい。それが出来れば、きっともっと幸せだ。みんな空の上にいるんだろうか。そう考えると、うきうきと、心が踊るようだ。きっと喜ぶ赤子のように笑ってしまう。)……はや、く。はやく……(ふらついた彼は、その棒切れのような足でやっと立ち上がる。まるで墓から這い出たアンデットのように、覚束無い足取りでベッドへ座ると、めきめきと、彼の手のひらから、氷が出来上がる。幾千という針を、風呂いっぱいに貯めて、そこへ飛びんでしまったかのような鋭い痺れと痛みが全身を襲うが、そんな事は関係ない。出来上がったのはひとつのつららだった。それを、まるで恋人を見るような恍惚とした表情で眺め、にたりと口元が緩む。歯止めの効かなくなった彼の魔法は、つららを作るだけでは飽き足らず、床や壁に、そして自身にさえ疎らに氷を纏わせる。腕や足に薄くまとわりついた氷は皮膚を切り裂き、滴り落ちた血液は氷へと取り込まれていった。そうして、出来上がったのは薄赤に染まった氷の一室だ。そんな光景も、今は不思議と美しく見える。それを、味わうよう、舐めるようにぐるりと見回せばいよいよだ。その尖りきったつららを、ゆっくりと腹部へ押し当てた。腹の皮膚を切り裂き、どんどん深部へ。つららが根元まで刺さる頃、『紅翼の蒼』は高らかに、酷く楽しそうに、狂った様子で笑っていた。」
骨牌さん(7gdbplhf)2020/4/26 22:05 投稿
【治療/咲夜→静香】
1d100 → (86) = 86
骨牌さん(7gdbplhf)2020/4/26 22:23 投稿削除
【治療/咲夜→梟】
1d100 → (22) = 22
極夜さん(7hdxyxnj)2020/4/26 22:31 投稿削除
【治療/雅螺→白梅】
1d100→(78)=78
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しめさばさん(7goqy5bq)2020/3/24 22:34 投稿
【希望形式】両方      
【使用キャラ】当方火津彌で参加しております          
【ロール設定等】あらすじ:咲夜の提案でオウガに密談を持ちかける。趨里の料亭で対峙しているところ。
【NG】こちらのシナリオNGありません。万が一戦闘になってもOKです。

【咲夜・火津彌の条件】
神島は帝都に近接しているため尊華が貰い、大陸の臍である守山を王国に譲渡する。そのかわり、王国にはヨズアへの共同出兵ならび僻地である馬地をヨズア領として差し出して欲しい。馬地と守山なら守山の方が土地としての価値は高い。 馬地以外の土地、帝国の僻地も考慮にいれはしたが、帝国と王国、両国の睨みの効いた場所で僻地となると馬地くらいしか思いあたらなかった。 ヨズアが反逆するようであれば、改めて両国で馬地を攻め、ヨズアなき後の土地は王国に帰属するものとする。
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