この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

いざ神の島へ

(竜灯&ゼダス)

クノ/竜灯 > 「おお!ゼダスさん見るぜよ!神島が見えてきよったぜ!」((雲一つない晴天、夏が近付きギラギラと輝きを増し始めた太陽が中点を過ぎようとする頃の事。帝都を出航し、神島へと向かう木造帆船の甲板にて。端へと駆け寄り手摺りをひっ掴むと、遠くに見える神島を指差して。帝國軍船では無く勿論一般客も乗船している為、乗組員の他にそこかしこに私服の人影が見える中、背後に居るゼダスへと大声で呼びかけた。帝國軍服の上に肩から羽織った羽織を潮風に靡かせて、ゼダスをこっちへ来るように促すと、再び神島の方へ視線を投げた。)「...多分おんしの師匠...千騎長は神島に居るはずちや。シュクロズア...おんしも聞いた事あるじゃろ?ヨズアの救世主が神島に現れたらしくての、帝國軍人は皆が皆軍船で向かっとる筈じゃ。」((流石の竜灯も公に口にしていい事としていけない事の分別はあるようで声の大きさを抑え、視線は神島に向けながら呟いた。もしくはこの事を口にする為にゼダスを大声で呼んだのかもしれない。怪しまれないようゼダスに買い与えた羽織が同じように風に揺れるのを一瞥すると、安心させるかのように満面の笑みを向けるのだった。)   (6/18 20:37:39)
クノ/竜灯 > 「...竜灯の名に賭けて、必ず会わせてやるちや。安心しとうせ。」   (6/18 20:37:40)


ガエリオ/ゼダス > (陽射しが喧しい。…陽に当たるのは久方振りだから、尚更。海の匂いが鼻につくし銀色の前髪は潮風でよく靡く。前髪で覆われていた瞳を隠す黒い眼帯。なんか慣れないし変な感じだけど…案外片目だけでも物は見えるものだ。もう少し視野が狭くなると思っていた。適当なものへ背を預けたまま…右眼をパチパチと。片眼だけの視野に慣れるようにと言うように動かしていたときだ。)『……。もうちょっと落とせません?声量。』(こっちも喧しい。僕を呼ぶ声は他の人も振り向く程。何もそんな大声で呼ばなくていいのに…こっちが恥ずかしいよ。他国の僕を想っての一般船と言うことは理解しているけど…。まぁ数日一緒に過ごしてたら貴方のちょっとした行動やら何やらにも慣れてくる。貴方の隣までゆっくり歩みを進めよう。右隣へとそっと着けば。)   (6/18 21:18:13)
ガエリオ/ゼダス > 『…オウガさんが…あそこに…。___えぇ、一応は。……そうでしたか。。なんか…情報とかもそうですが、色々お世話になっちゃいました…結局。っ…笑顔だけなら千騎長と並べるかもしれませんね…竜灯さん。…ありがとうございます。』(こういう肝心な所はしっかりしてるんだ。視線は初めて目にする神島へ。話には聞いた事はあるけど…まさか、自分が脚を運ぶ時がこうもはやく訪れようとは。己の服の上から適当に被っていた貴方がくれた羽織。こういう服、着慣れないな。…なんだかこういう慣れぬ事に身を通していると…今自分は一体何をしているんだろうって…思う時も、勿論ある。色々深く考えてしまうけど、貴方が向けてくれる眩しい笑みはあの人のようで。つい思い出してしまいながら…ボソリと、言葉を付け加えて貴方には改めて御礼を伝えておこうか。)   (6/18 21:18:22)


クノ/竜灯 > 「ほうかほうか、嬉しいけんど、感謝の気持ちはちゃんと形にして返して欲しいちやな。おんしの持つ技術との交換条件じゃき、先行投資という奴ぜ。」((人差し指を揺らして〝ちっちっ〟と舌を鳴らしてから、瞳を糸のように細めてニヒルな笑みを浮かべて見せた。お礼を言われるのは素直に嬉しい事であるが、何も好意だけでした訳では無い。自分の描く伝説の為に、ゼダスという絵の具を使わせてもらう。勿論それだけでは無いものの、竜灯を動かしているのはそれが一番の理由であった。黙り込み、波の音と帆がはためく音だねが一時の間支配して。逸らすように視線を後ろにやれば、大きな酒樽で酒が振る舞われており。もう我慢出来んと体を反転させ、はやる気持ちで一歩進んでからゼダスを手招きして早歩きで進む。)「まだ神島に着くには時間掛かりそうじゃきの、ちっと飲むのも悪くないの!の!ゼダスさん船酔いはしないがか?いける口なら軽く一杯くらい付き合うせ!」((戦の前の景気付けには持ってこいであった。渡りに船じゃのう、と楽しそうな笑顔で何度もゼダスの方を振り返る竜灯であった。   (6/18 21:53:08)


ガエリオ/ゼダス > 『__現金な人…。…別に約束は破りませんよ。言いましたよね、貴方がどんな人であれ僕の提示した約束を守ってくれたなら僕にとって恩人…。相応の返しはします。』(こう、欲を全面的に出す姿で一気に崩れた。眩しい笑顔にちょっとした裏があると思うとね。あの人とは違うや。まぁしかし…僕1人ではとても叶わなかった事を竜灯と言う人間が掛けてくれた橋によって叶える。…終えれば彼は恩人。僕もそうなれば返しを渡さねば落ち着かない。ギャラルホルンを作れだのとは彼も言い出さないだろう。ちょっとした武器程度と踏むのが妥当か。沈黙の間…ぼーっと島を眺め続けた。物珍しそうに。 唐突に貴方が後ろへ行くものだから少し振り返ったものの、手招きにぷいっと視線を島の方へ戻して。歩む事もしなければ)   (6/18 22:19:55)
ガエリオ/ゼダス > 『……。遠慮しておきます。 毎日毎日お酒ばっかり飲んでますけど、少しはご自分の身体の事も考えてあげたらどうでしょう…。いつか痛い目に合いますよ。』(楽しそうにするのはいいけどさ。目を向けずに伝えれば…。お酒という触れたことのない世界。偏見ではあるけど、悪い印象しかない。身体に悪いって印象。控えなきゃ身体を壊しそう。死に急ぐ麻薬みたいだよ。だから忠告を添えておこう。)   (6/18 22:20:11)


クノ/竜灯 > 「なんぜ、釣れないのう。折角の船旅じゃ、楽しまんと損ぜよ。......っと、麦酒を一杯くれんか。」((ゼダスの方を振り返りながら残念そうな声を漏らすと、乗組員に人差し指を一本立てて。木のコップに並々と注がれた麦酒を片手に、零さないよう一口飲んでから体積を減らし、貴方の方へと戻ってきた。ごく、ごくと喉を鳴らして弾ける液体を喉へと流し込む。汗が僅かに垂れる程の日差しの下で飲む麦酒は格別であった。勢いよくコップから口を離すと、「ぷはぁ!」と気持ちよさそうな声と共に口元に付いた泡を人差し指で拭い取り。手摺へ両腕を乗せて体重を預けると、首だけを曲げて貴方へと視線をやる。)「...ほうじゃの。どちらかと言えば、俺にだけ作り方を教えてくれたりすれば大丈夫ぜ。ここだけの話の⋯。」((先程の話を掘り返し、コップを持った手を手持ち無沙汰にくねらせながら語っていく。ここだけの話、と前提を敷いて口元を歪めると、抑えられた小さな声で本音をゼダスへと吐露した。)   (6/18 22:38:22)
クノ/竜灯 > 「俺には尊華もウェンディアも関係ないちや。尊華が負けるのはそりゃ嫌やけんども、母国だしの。───何より自分がどこまで高みに登れるかが俺にとっては一番大事な所よ。尊華帝國軍人ではなく、伝説を作る男竜灯として、ぜよ。〝ここ〟は足掛かりに過ぎん。」((ふっ、と笑い声を零すと、絶対に帝國兵の前では言えない内心を吐き出した。ゼダスが王国の人間であり、そして信頼出来る人間であるからこその告白だった。笑みを薄めると、「おんしはどうぜよ、ゼダスさん。何のために騎士をしとるがか?」と問いを投げ掛けた。   (6/18 22:38:24)


ガエリオ/ゼダス > (せっかくの船旅…。旅行で行く訳じゃないんだから。呆れるなぁ。…僕の元へと戻ってきた貴方からちょっとだけ香るお酒の香り。潮に紛れてもしっかり存在主張ってか…それにまぁよくも美味しそうに飲む事。食欲はオウガさんの生存報告を受けてから少し戻った訳だしちょっと美味しそうに見えてしまうけど…蓋を開けたらお酒なわけだ。まぁ栄えていると見ておこう。貴方の頭だけこちらに寄ってくれば少し眼をチラリと。)『……別に貴方以外に教えませんよ。…特別中の特別で貴方に教えるつもりですし…。』(片眉をあげ、不思議そうにした。案外独占欲が強いのか…。僕自身今回の件で尊華人の好感度はガタ落ちした訳だ。何なら嫌いまである。目の前のこの男を除いて。渡した情報を振り回されたりは好まなかった訳だし…一人で独占するつもりなら僕にとっても好都合だけど。 )   (6/18 23:15:47)
ガエリオ/ゼダス > 『…ふぅん。 国のお偉いさんが聞いたらどう思う事やら。向上心は褒められると思いますけど。……____僕?…僕はパパが叶えれなかった夢のために…かな…? …パパも元々は僕と同じで機械技師でした。でも事故で仕事が続けられなくなって。…それで僕が引き継いだんです。__“魔術を凌駕する機械兵器の完成”…そのために。……____でも、今はそれに加えて…師匠を、大好きな人達の日常を守る為に…騎士団に居るって言えば…いいのかな。何も失いたくないから……。』(伝説伝説と聞いて薄々は思ってたけど、凄い向上心。王国の技術をちょっと頭に入れたら…少しは満足いくのかな。…いけばいいけど。 そんな時。僕にまで問いが飛んできた。…目線を大人しげに波打つ海へ。…こういう事考えるのは久々というか、何というか。…でも、口は自然と動き始めた。貴方は一応は敵国の人間なのに。言っていいのかなとか思うよりも先に…喋っていた。喋り過ぎた位に。 落ち着いた表情で…目を細めて。)   (6/18 23:15:59)


クノ/竜灯 > (俺以外の人間に教えられたらそれこそたまったもんじゃない。これは俺の〝手柄〟、俺の伝説の為の足掛かりじゃ。帝國に広めるとしてもそれは、〝俺が〟帝國に教えるという形だ。思い描く伝説の絵は想像するだけで口元が緩む。ニヤリ、と深まった笑みを湛えながらゼダスの独白を耳にする。何度か麦酒に口を付けながらかもめの鳴き声に合わせて口笛を鳴らした。)「立派な理由じゃの。俺がおんし位の頃は...いや、おんしくらいの頃から、夢はずっと変わっとらん。...なんだかの、俺とおんしの決定的な違いが一つだけ分かった気がするぜよ。」((ぐい、とコップの麦酒を一口に飲み干して。熱い息を吐き出しながら、手摺に両腕を掛け背中を預けた。ゆっくりと船全体を見渡して、己の心臓を親指で指差す。)   (6/20 11:00:08)
クノ/竜灯 > 「俺は、俺の為に生きている。そして多分、おんしは人の為に生きている。」((流れるように手首を曲げて親指をゼダスに向けた。)「俺は伝説を作る目的を持っている。おんしはいつか英雄と、伝説と呼ばれるかもしれない夢を持っている。」((その意味合いの違いまでは口にしない。それを認めてしまえば、自分を否定することになる。〝きっと伝説は作ろうと思って作るものではなく......〟脳裏に浮かんだモノを飲み込んで。少し辛気くさくなった表情を普段通りのニヒルな笑みに戻し。ゼダスの肩に手を置いて何度も揺さぶった。)「...いいかゼダスさん、おんしのその夢はまっこと立派ちや。誇れ、死んでも弱音を吐いちゃあいかん。おんしが出来ると言ったら出来るんじゃ。」((最後にぽんぽん、と数回肩を叩き、返す視線を神島に向けるのだった。   (6/20 11:00:25)


ガエリオ/ゼダス > 『それは立派な事ですね…。貫き通すというのは。……違い…?』(__決定的な違い…ね。貴方はどちらかと言えば現金な人だと途中から思ってたけど…なんだか、少しは信頼してくれてるのだろうか?僕を。だって、僕相手に野望のような事まで独白するんだから。続いては違いまで教えてくれるって言うの?……だったら、先行投資なんて言い方しないで欲しいものだよ。まぁ…根に持つほど気にしてるわけではないけどさ。僕も独白したわけだし。海へ向けていた瞳は貴方をちらりと映す。貴方を視界に入れたら何故かお酒の匂いが海の匂いを通り越して香ってくる気がする。鼻に当ててる間は嫌とは感じないけど…飲むとなったら…ねぇ。やっぱり先程思った事と同じだ。)『_____否定は、しません。…確かに貴方は話を聞いていれば己の為に動いている。己の利益になる事を求めて。…僕はどちらかと言えば…そう。他人のため…。他人の幸せと夢のため…。_____ 相変わらず大袈裟な言い方…。』   (6/21 07:23:15)
ガエリオ/ゼダス > (間違ってない。その通りだ。…思えば僕が僕のためにと動いた事よりも。人のためにと動いている方がよっぽど多い。それは時が進むにつれてどんどんと。ね。…ちょっと思い返してしまった。視線を少し下へ。貴方の顔を見る事なく、呟くようにして口を動かした。…けど、親指を向けられればすぐに視線はそちらへ。その後に貴方から発せられた台詞に首を軽く傾げ、一言。言ってる事はいつも主人公なんだから。いや、それっぽいって言うべきかな。…どうだか。表情は相変わらず変わらないけど、貴方の顔へと瞳を戻せば…肩に貴方の力強い手が乗せられた。明るい笑顔と共に。)『…ん、ッ…。…。 勿論…、…はい…。…弱音も吐く気も無ければ、いづれ完成するし…守り切れるとも思ってます。諦めた事なんてありません…。……ありがとう、竜灯さん。……僕からも、お返しに。』   (6/21 07:23:30)
ガエリオ/ゼダス > (揺さぶられ、軽く叩かれ。褒められ、励ましを貰う。いやなはずないさ。寧ろ…ありがたかった。認められたと思えるから。神島に眼を向けてる貴方の横顔を見ながら、お礼を伝えた。そして…肩に乗った手を片手で持ち上げ、貴方の適当な所にでもお返し。目線は貴方から外して後ろを振り向く。…手摺から身を離せば、貴方に背を向けたまま。)『…俺のためだけに生きてるって言い方の割には、サービス旺盛。ほんと、優しい人です。……サービスはもう結構ですから、神島では御自分の身を第一に考えて。_____ まずはお互い、無事に事を終えてから…貴方の伝説と言う絵に色を付けるお手伝いをさせてください?____僕、貴方の作る伝説を見てみたくなった…。』(そう、僕を連れながらの兵役は荷が重いはず。色々問題があるし。だから此処まででいい。…此処からは貴方自身を守って欲しい。)   (6/21 07:23:37)
ガエリオ/ゼダス > (貴方にはお世話に沢山なってしまったけど。…お互い、神島でやる事がある。まずはそれを第一に。それが終わったら…貴方の伝説の絵画に色塗りを。……貴方の様な人の話す伝説、見なければ損しちゃう気がした。…言葉を残した後に、船の中央へ向けて歩き出せば。必要以上に言葉を交わす事は此処からはしなかった。…互いに。本題へと、向き合おう。 〆)   (6/21 07:23:48)