この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

出会い

(ミザリー&婀娜)

黒/ミザリー > 「.........」(宵の刻。月光にの光が艶やかな髪の毛を輝かせる。風が吹けばふわりと羽のように舞う髪をなびかせながら、ニーア・アグネストラ......ミザリーはウィンディア王国の街を歩く。表情は何処か儚げで、服装のせいでもあるがある種幻想的な雰囲気を醸し出しており。......何故、ミザリーがこんな夜中に街を出歩いているか。理由は単純、夜風に吹かれながら散歩をしたかったのだ。ふう、とミザリーは溜め息をつく。その一つ一つの、何てことのない仕草にも、品が見て取れた。...溜め息の理由は...現在の戦争への憂いである。まだ若い女子が考えるには、いささかこの問題は根深く、そして難儀であるようで。考えても仕方がない、とふるふる頭を振り、歩みを早めるのであった。)   (6/8 23:26:13)


山葵@婀娜 > ……初めまして、かな?濡れ羽色の乙女、ミザリー。(憂いを含んだ雰囲気、吐き出される溜息。そして、烏の濡れ羽にも似た、艶のある黒髪。「異端」と呼ばれる彼女の存在は以前から耳にした事はあったが、こうして面と向かい合って話すのは初めてだろう。彼女の前に現れたのは、暗闇さえも吸い込む黄金色の髪を揺らし、柔いシルクの生地で作られたミルクドレスに身を繕った若い男だった。まるで女性のような格好や化粧の彼もまた、異端に似たソレを感じ取れるか。)…キミを、お茶会に招待したくてね。あぁ、お茶会とは言っても大人数じゃないよ。ボクとキミ、マンツーマンのお茶会さ。(そう言い出したと思えば、するすると茶封筒に包まれた手紙を取り出す。中には達筆な字で書かれた、ミザリー宛の茶会への招待状が入っていた。   (6/8 23:38:24)


黒/ミザリー > 「............?」(スタ......と。歩みを止める。紳士的な態度。言葉遣い。そして声。ミザリーが足を止めるには、必要十分な条件であった。...ゆっくりと。くるり、と声の主のいるであろう方へ体を向けて...。視界へその姿を捉える。そして、幾ばくかの沈黙。......正直に言えば、私ミザリーは硬直してしまっていた。だが、思考が戻るのも、早かった。...自分の記憶の中にある人物と特徴が合致した)「......あなたは......婀娜様...でしょうか?お茶会...ですか?ええ、それは、喜んで。しかし...どうして、私と?」(すう、と透き通る声で返事を返して。それと同時に、軽やかな足取りで、婀娜へと近付いて行く。......なにやら距離が近いが、この際良いだろう。いや、良くないだろうが。)   (6/9 00:26:13)