この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

出会い

(ランバリオン&雷鏡)

レモネ/ランバリオン > 「ふうー休憩休憩……。」(司祭に休みは少ない。特に癒しの特性を適性魔術とするランバリオンは戦時中ともなれば引く手数多。しゃかりきになって働く日々ともなれば、今のような玉響の休息の時間を大切にしたいものだ。しかし、仕事頭になってしまったままのせいなのか、いざ休息時間を与えられても、手持ち無沙汰にランバリオンは何をすれば良いか思い浮かばずにいた。特に理由もなく、街に降りてみようと思い立ち、こうして人波に合わせてぶらりと歩いていたのだが……)「あれ、こーんな店あったけかなあ……」(丸眼鏡をグイッとかけなおし、ふとした拍子に立ち止まる。そこには、見覚えのない店が看板を構えていた。自分の知らない店。)「いいね……興奮してきた。」(興が乗った。司祭の格好ながら、入店して見ることにした。ランバリオンはほのかな期待を、口角上がった口元に示し、戸口に手をかけようか。)>ライキョウくん   (5/13 15:04:00)


グレー/雷鏡 ◆ > ふぅ。とりあえず依頼の整理は完了。あとはこれをサクサクッと遂行していくだけだ。(と、前回の手紙の配送の依頼を受けている間、投函箱として設置していた箱にあった依頼達をカテゴリーごとにまとめて…そしてそれの優先順位を考え、整理する作業が、ようやっと終わった。どうやら依頼はざっと数えただけで40もあり、これを2週間のうちに終わらせる必要がある。だから彼はそれまでの体力を残すために今は休憩しているところだった。40ほどといってもそのほとんどが簡単な依頼のため、そこまで時間もかからないはずと彼は踏んでいた。いずれにしてもある程度の時間はかかることは確かなのだろう。)   (5/13 15:08:36)


レモネ/ランバリオン > 「お邪魔するよ。」(ガチャリと扉を開け、入店をする。どうやら店主?の男は休憩わしているようだった。小柄な体躯に、ヨズア人らしい小麦色の肌。そしてオッドアイの左右で違う色の瞳が特徴。少年にも見えるのは、お互い様か。童顔同士、妙な縁だ。それは一先ず置いておき、店内に入ってからあちこちに視線をやった。商品棚には、統一性のない雑多なものが手頃な値段で置いており、店主の彼の体はよく鍛えられていた。)「仕事着のままで驚かせてしまったかな?ごめんねえ……もし驚かせてしまったのならば許してほしい。」(とはいえ、聖騎士団、特に司祭の仕事着のままなので驚かせてしまったのかもしれない。その事を先に詫びておいた。しかし、ふむ。なんだか、見れば見るほどこの店がなんなのかわからない。なにを生業にしているんだ彼は。この店はなにを商品にしているのだろうか?)「見慣れないお店が開いているのを見てね、興味に負けて思わず入店してしまったんだ。あはは………。ああーそうだ。ところで、ここは『なにを商品にしているんだい』?」>ライキョウくん   (5/13 15:19:00)


グレー/雷鏡 ◆ > ん、いらっしゃいませー。(と、客が入店して来たためそれに対する返事をする。そして、仕事着のままで驚かせてしまったかもしれない。ということに対し…)ああ、別に構わないとも。今まで何度もウェンティア聖騎士団にはお世話にもなったし、何度も交流をしたことがあるからね。後、お客さん司祭の方ですよね?司祭の方とも交流はあるから特に驚いてもない。(と、返す。そして、なにを売ってる店なのか?と聞かれ)ああ。ここは俺という「労働力」を売る場所…と言った方が差支えはないかな。掃除や人探し、暗殺やら手紙の運送、そして戦争への参加。報酬さえ払ってくれれば何でもする、万事屋だ。(と、相手にそういう。そして…)何か依頼があってきたのか?(と、相手に聞き返して見ようか。)   (5/13 15:29:03)


レモネ/ランバリオン > 「へえ〜……。僕と同じ司祭が…?なんで僕に教えてくれなかったんだろな……」(顎に手を当て、ちょっと真面目に考えてみた。一応、この性格柄交流は多岐に渡るレイモンドであったが、こんな面白そうな店、知っていたのなら一言くらい僕に教えてくれれば良かったのにとちょっと凹むレイモンドであった。まぁ、それはそれとして。)「それはつまり、『君が商品』ということでいいのかなあ……?それはそれはなんとも興味が唆るねえ……。」(一風変わったものを売る店。こんな店は初めてだ。きな臭い匂いのする物から、街のお手伝い屋さんなことまで。彼はなんでもするのだろう。丸眼鏡の奥の、ランバリオンの底抜けた青空のような瞳が彼の姿を写す。すこし俯けば、丸眼鏡が光に反射してきらりと煌き、ランバリオンのその目が見えなくなれば)「いや、君に依頼はないかな……。ただ、一つ、気になることがあってねえ。」(そして、ランバリオンは一つの問いを投げた。ただ、単純な疑問を。)   (5/13 15:41:07)
レモネ/ランバリオン > 「君、戦争してたよねえ…?あっはは。僕ねえ………『わかる』んだよねえ……。毎日、戦場から帰ってくる傷病者を見ているからさあ。君からは、彼らと同じ感じがする。君が言った通り、依頼さえすれば、戦地にだって赴くのだろうねえ?君はさ。」>ライキョウくん   (5/13 15:41:24)


グレー/雷鏡 ◆ > まぁな。少なくとも、色んな戦争に参加することはあったさ。ま、その度に少しくらいはダメージを負うこともあるが、無傷で帰ってくることもある。俺の魔術は多勢に無勢を逆に得意とする剣だからな。多対1なんてこともよくあるが、それらをある程度気絶させて還ってきてるわけだ。少なくとも、戦場で動けなくなるような事は今まで無かったとだけは断言出来る。もし動けなくなったその時は俺は「最期の時か。」と思うだろうからな。(と、たんたんと説明していく。その中で1番彼の記憶に新しいのはホーリア攻城である。)でもな、俺は「気絶させる」事はしても、「殺す」ことはしねぇ。俺は不必要な殺生は極力行わないようにしてるのさ。命のやり取りなんざ、狩りの時だけで十分さ。   (5/13 15:49:20)


レモネ/ランバリオン > 「………。」(ランバリオンは彼の弁論を真剣な面で傾聴していた。ランバリオンが危惧していたことは、もし彼が、依頼一つでこちらに牙を向く危険因子になりかねないかという可能性だった。彼はその名の通りなんでもするのだろうし、彼は魔術師なのだろう。そして、何より極まっていたのはその覚悟。死ぬ覚悟が出来ている魔術師は、強い。その事は、司祭であるランバリオンがよく知っている事でもあり、そこまでの熱情を終ぞ抱いた覚えのないことから、憧れる要素でもあったからだ。だからこそ、彼がもしランバリオンが守護する愛すべきウェンディア人に対して敵方につくことになれば、ランバリオンは命をかけて彼と戦わなければならない。)「———それは、君がもし命を狙われても……?例えば、君の大切な人に危害を加えられても……?本当に君は人を殺めないと言える?」(俯けていた顔を、君にまた向ければ、丸眼鏡に光が反射し見えなかったランバリオンの目が見え、君の姿を映す。)   (5/13 16:08:17)
レモネ/ランバリオン > 「意地悪な質問をしちゃったねえ……ごめんね。そんなつもりはなかったんだ。ただ、僕は司祭であっても、ウェンディア聖騎士団の名を背中に背負ってる物だから、君がもし依頼一つで、ウェンディア王国の敵になると言うのであれば、僕は君から国民を護る為に戦う。その意味は、理解していて欲しいかなあ………。」>ライキョウくん   (5/13 16:08:37)


グレー/雷鏡 ◆ > まぁ、俺とて世話になっているウェンディアにはさすがに牙は剥かない。少なくとも、恩を仇で返すような真似はしたくないからな。(と、相手にそう言った後、相手がこう言う。もし命を狙われていても?自分の大事な人に危害が加えられていても?と。それでも殺しはしないのかと問う。)戦場では寧ろ命は狙われるもんだ。お互いの兵がお互いの命を狙い合う。そうやって戦いは起こるもんさ。だから、最初に関してはYES。そして、大切な人に危害が加えられたら…それに関しては俺は今のところはどうとも言えねぇな。俺は天涯孤独の身。大切な人というのはまだ出来てないんでね。できた時に恐らく俺の中で答えが出てくるはずさ。(と、答える。そして、依頼の中でウェンディア王国に牙剥くのであれば、目の前の相手は自分と戦う旨を伝えてきたので。)まぁ、もしかしたら俺とあなたが戦うことになることは、可能性としてはありうるかもしれない…とだけ言っておくよ。(と、返す。何も、確定要素ではないからだ。)   (5/13 16:32:27)


レモネ/ランバリオン > 「恩………?」(恩、ウェンディア人に過去に助けられたことがあるとか、その辺りだろうか。命に関わるぐらいの恩、戦場で助けられたとか、その辺だろうか……?まぁ、いいのだ。そんな事は。)「………。」(彼の口にする事は、全て的を得ている。ランバリオン自体、戦地に赴いた覚えはあるが、実際に戦った記憶は持ち得ていない。彼は、そんな経験が無ければ辿り着けない、その上で不殺を貫く覚悟なのだろう。どうだ、ここまで言われてしまえば、ランバリオンはもはや何も言えない。これ以上重箱の隅を突く行為は、彼への侮辱となるだろう。)「あっはは!そっか。うん、うんうん…っ、すごいねえ。これだけのことを言われてしまったのならば、僕から言えることは何もないなあ。うん、君の考えはよーくわかったよ。僕は、君を信じる。そう言うことにした。もし、万が一の事があれば、どうか、僕の愛する国民を護るお手伝いを、君にお願いしようかなあ……。」>ライキョウくん   (5/13 16:42:12)


グレー/雷鏡 ◆ > ま、そんときはぜひ俺に依頼してくれ。ただし、報酬は頂くけどな。(と、相手にそう言った後、「そう言えば、これを見せるのを忘れてたな…」と、1枚の硬貨と、左手中指にはまっている指輪を見せる。)これが俺がしてもらった恩。指輪は元聖騎士団団長、アナスタシアから「営業がしやすいように…」と、くれたもので、この赤い魔力のこもった効果は、オウガ千騎長がくれたのさ。どっちも、俺の宝物だな。俺は聖騎士団の特に上層部の人達と知り合いなんだ。何の縁かは知らないが、なんかそういう人たちとよく出会うのさ。(と、簡単にかいせつしてみせようか。)   (5/13 16:53:00)


レモネ/ランバリオン > 「へぇへぇ……へぇ…………?」(あれ、今なんて?)「あ、アナスタシア……前騎士団長……?お、オウガ……千騎長……?」(ま、まて。まてまてまて。待てってば。いや、ちょっと待って。まってぇぇ?!えぇぇええええ?!)「ちょっ、ちょちょっ?!き、君ねえ?!嘘とかついてるのかなあ?!え?ついてるよねえ?法螺話とか与太話の類だよねえ?!えぇえ?!」(と、ランバリオンは今までの余裕ある言動を大きく乱し、駆け出せば君の指輪がはまっている方の手を両手で触り、驚愕。そして何より信じられないと言った風に慌てふためたかと思えば、君の顔と指輪を交互に見て。出るわ出るわウェンディア聖騎士団のビッグネームの数々。悪い冗談にしか聞こえないし、冗談にしてもユーモアが無いくらいだ。簡単に信じられる程、今君が言ったそのお二方の名前は誉高いものであるのだ。)「君、冗談だとしても僕以外の前では言ってはいけないよ?!まだ僕だから良かったものの……というか、その名前が一体誰のものなのかちゃんと理解してるのかなあ?!」>ライキョウくん   (5/13 17:03:41)


グレー/雷鏡 ◆ > ああ。わかっている上で話している。それに、百騎長の1人目、レフィーネ百騎長とも知り合いだ。それに、依頼を受けたこともある。どんな依頼なのかは、守秘義務により話すことは出来んがな。聞くならば本人に聞いてみるといい。(と、何をそんなに…と言うふうな顔で話を続ける。)あ、そうそう。現ウェンディア聖騎士団騎士団長の方も依頼に来たっけなぁ……よく考えたら俺、滅茶苦茶重要な知り合いばかりだな。(と、事の重大さを漸く気づく。)ま、とりあえず俺は何故か縁に恵まれてるってことだな。(と、ザクッとまとめてしまう。なんならば、俺について千騎長やら百騎長に聞いてみたらどうだ?とも提案してみようか。)   (5/13 17:12:29)


レモネ/ランバリオン > 「れ、レフィーネ百騎長もっ!?あ、え、あの玲瓏の?!君の関係ってどうなってんのかなあ!?」(いや、もうおかしいじゃないか。僕でさえ話したこと覚えすら無いような重要人物の名前のボウルサラダだ。一体どんな人生を歩めたらこんな人脈ができると言うんだ。まるで、御伽噺の主人公みたいじゃ無いか。なんだか頭がくらくらしてきて、一先ず両手で掴んでいた君の手を離し、後ろに半歩下がる。ズレた丸眼鏡をグイッと持ち上げながら、目を瞑り、よく考えた。なんとも奇妙な巡り合わせだ。理由もなく導かれるように店に入ったかと思えば、こんな男に出会ってしまうなんて。)「そのようだねえ……。こんな驚いたのはいつぶりだろうなあ〜……。ん〜」(と、自分を鎮めるように天井を仰ぎ、遠い目を向ける。ちょっと、脳の整理が追いついていない。)>ライキョウくん   (5/13 17:23:38)


グレー/雷鏡 ◆ > そういえば、あんたは司祭だったな…?同じく司祭のカデューカ司祭とも知り合いだ。表向きはこの国を救った英雄と祭り上げられているがな…ま、正確には、例の雨による病気の特効薬を作る際に協力した…と言ったところかな。(と、あの時はとりあえず大変だったなぁ…と考えながら話を続ける。)そこに実験室ってあるだろ?そこで薬を作っていたんだ。ま、今も俺が使ってる部屋だけどもな。主に傷を癒すポーションや、痺れ薬と、後煙幕弾の作成に使ってるかな。(と、実際にその3つを取り出してみせる。)   (5/13 17:35:37)


レモネ/ランバリオン > 「え、命の水の悪夢を終わらせた英雄、司祭ガデューカ様も?!」(な、なんだよおーもう。もう、何も言うまい。頭のキャパシティーがオーバーすると、脳が言葉を理解するのを拒否するらしい。はぁー、甘いもの食べたいなあー。帰りにオウトスイート一号店にでも寄ろうかなあー。脳が糖を寄越せと躍起になる。もう、勘弁して欲しい。しかし、今日は情報の処理が間に合わなくなるとどうなるのかよくわかった。ふむ、これは教訓にしよう。『事実は御伽噺よりも奇なり』。)「やめて、うるさい。君の言葉を信じると言った手前、君のその奇天烈なびっくり人脈自慢はもう耳に入れたくないんだよお……っ!わかった?理解した?ちょっと僕の脳を休ませる気遣いくらい、かけてくれたっていいじゃんかあ〜……わかるかなあ。わかんないかなあ……。」(切実にわかって欲しいと願う、哀れな男の情けない声が聞こえた。)>ライキョウくん   (5/13 17:44:02)


グレー/雷鏡 ◆ > わかった。やめとく。それじゃあ、俺はそろそろ依頼の遂行に向かわなきゃならないんだ。(と、彼は刀を腰にさして店の出口に歩く。そして、依頼を確認する…)   (5/13 18:01:32)


レモネ/ランバリオン > 「はぁ、では僕もお暇させていただくとするよお……あー、頭いったあ……。」(そう言って君の店から一緒に出て、そのまま軽く挨拶をしながら別れた。それから、後からして、そう言えば字を聞いてなかったことを後悔しながら、あれだけ上層部に顔が売れているのだから、誰か知っているだろうと棚に上げることにした。その後、暫く頭痛の種に彼の顔が浮かび上がることになるのだが、帰りに寄ったオウトスイーツのケーキを食べて多少解消されたのは、また別の話である。)〆>ライキョウくん   (5/13 18:16:03)