この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

いつかのお礼

(白梅&獅子唐)

クロ:白梅 > ( _あぁ、何とも云えぬ不思議な空気_。軍内部の空気を肌で、脳で感じながら早足で廊下を歩くのは、珍しく髪の毛を下ろしている白梅である。例の不思議で狂気的な水の病によりダウンしていた白梅だが、今はもう普通に仕事も出来る所まで回復したのだった。それは、とある薬のおかげでもあり、世話をしてくれた人達のお陰でもあった。今回は、その内の1人、獅子唐に今回の礼をしに行くのだった。_聞いた話によれば、何やら怪我をしたと云うでは無いか。誠か否か…何にせよ、礼を述べねばならぬ。情けない姿を晒したのだから__なんて、悶々と考えつつ、彼が居るであろう自室へと向かう。廊下を照らすのは、窓から差し込む月明かり。今宵は満月…だと思われる。誰をも魅了するあの丸い月を背に、白梅は獅子唐の自室の扉の前へとたどり着いた。 すぅ、と息を整え、目を見開く。手を伸ばし、扉を軽く叩いた後、「 獅子唐、居るか 」と声を掛けた。その声は、静かであり、少し震えてもいた_ )   (5/6 23:40:47)


山葵:獅子唐 > ……(今宵は月が美しい。大きく丸く、全てを呑み込んでしまいそうな金色の円。冷たく感じる夜風に当たりながら、大きな火傷を負った右手をそっと撫でる。)………情けない。(医師の言うことには、完治はせず多少の火傷跡が残り、後遺症も考えられるとの事らしい。守山防衛は無事に成功したものの、まさか魔術が暴発するとは夢にも思っていなかった為に苦い思い出と化してしまった。)……はい。居ますが…もしかして、元帥ですか。(聞き逃すことも、聞き違えることもない。紛れもなくその声は…。だがしかし、その声はあまりに小さく震えている。)…今、開けます(ふらつく足を鞭打ち、未だ慣れぬ左手を動かして扉を開けた。…そこに立っていたのは、何時もとは違い髪を下ろした白梅の姿で。)   (5/6 23:52:43)


クロ:白梅 > ( 声を掛ければ、あの低い声が聞こえてくる。_どうにも、情けない。この妾が何に怯えるというのだ。多少の体調不良を見られたぐらいで……否、見られた、見られてしまった。何を言われるか、思われるか…_ぐるぐると考えていれば、今開ける、と言われた。直ぐに、扉が開き中から見知った獅子唐の姿が。__否、少し何時もとは違う。何が違うのか、雰囲気か。何やら少し無理をしているのでは。考えすぎか。兎にも角にも、早く要件を済ませ、休ませてあげなければ_この様な思考になれば、身体は直ぐに動いた。頭を少し下げ「 すまぬ。嗚呼、以前世話になった礼をしに、来ただけなのだ。すぐに終わる 」と述べれば、間髪入れず今度は相手の顔を見る為に頭を上げた。身長差があるせいで、白梅は若干上目遣いというか、見上げるという形になってしまったが、今はそんな事気にせずに「 もし良ければ、今度妾と食事にでも行かぬか。」と、1つ誘いを入れる。断られても他の方法を見つけ出し、絶対にお礼をしてやる。なんて思いを込め相手の顔を漆黒の瞳で見詰めた。   (5/7 00:08:59)
クロ:白梅 > __ほんの少し、突っぱねられるのでは、と云う不安を抱えは居るのだが、それをどうにか悟られない様に、いつも通りに徹底している…のだが、間髪入れずに話したりする所は、何かに焦っているかのようにも見えるという事を知らずに_ )   (5/7 00:09:00)


山葵:獅子唐 > ……そんな…。…寧ろ此方こそ申し訳ございませんでした、女性の家にずけずけと上がり込んでしまって…(少し頭を下げる白梅にぎょっとしたのか、声が揺らぐのがわかる。彼女の不安そうな雰囲気が身に染みて、何だか自分が情け無くて。)……良いんでしょうか…ボクみたいな…一兵卒が……(何かに焦りを感じる白梅の表情。月明かりが照らし、益々ハッキリと輪郭が分かる。食事への誘いは本当にありがたい。なのだが、己のようなただの兵が元帥であるこの方と食事など…。…それに、自分と食事しているのを見られてもしこの方が、悪く言われるような事になったら。…不安は尽きなくて。)   (5/7 00:17:25)


クロ:白梅 > 何を云う、あの時お主が来なければ枯れ木の様に1人朽ちていく身かもしれなかったのだぞ( 驚いているのが、わかる。声が揺らいだのも、理解出来た。だから白梅は言い放つ。" 貴方が居なかったら危なかった "と。この話に、治る治らないは関係なかった。だから、何度でも云うのだ。多少会話をして行く中、白梅は少し吹っ切れたのだろうか、月明かりを背に、獅子唐の顔をいつもの凛とした表情で。声色で、「 何を恐れる。妾は礼がしたいまでよ。案ずるな、妾が良い店を紹介しよう。周りの目など気にする事は無い。無論、妾と共にしたくない、という事なら構わないのだが。」 なんて、言い放つ。不安気な獅子唐の姿をゆっくりを見れば、手の怪我が気になった。は、っとして獅子唐に「 すまぬ、怪我をしたというのは、まことであったか。…お主、利き手は何方であったか 」と聞いてみた。この問について、深い意味は…あるにはある。)   (5/7 00:33:53)


山葵:獅子唐 > …そ、そうで、しょうか。(自分の処置が正しかったかも分からない。結局は、何者かが配った薬が皆の病を治していったから。…でも、自分が居なかったら元帥の容体が危うかったやも知れない。そんな言葉が、彼女の口から出てきたのが少しだけ救いになった。…気がする。)……いえ、そのような事では、決して…!……分かりました。元帥が…いえ、白梅さんがそこまでして下さるなら、お言葉に甘えて。(キッパリと言い放つ白梅に圧倒され、しかし勇気を貰った。嬉しそうに、自然に溢れた笑み。滅多に見せたことのない笑顔だった。)…え、あぁ…。これですか。大した傷ではございません。…完治は、難しいようですが。(そう微笑む。焼けただれ、黒く変色した右手は痛々しく。)   (5/7 00:43:43)


クロ:白梅 > …とは云え、あの時妾の穢れ…と云うのだろうか…( 先程まで潔く啖呵を切ったというのに、突然白梅は少しバツの悪そうな顔をし、もごもごと口篭る。嘔吐している姿を見られた、というかその汚物を片付けさせる様な事になってしまったのが、やはりどうしても申し訳ないのだろう。眉をと目尻を下げ、如何にもしゅんとした表情を見せつつ「 その…あれだ、うむ…片付けをさせてしまって申し訳ない…って事をな、御主に伝えたかったまでよ…うん 」なんて相手に伝えてみせた。_情けないというのだろうか。羞恥を感じるのもある。嗚呼、何にせよ申し訳ない_と悶々と考えつつ、だ。)   (5/8 00:08:17)
クロ:白梅 > …何だ、御主、笑うとまるで花のようではないか。( きょとん、と目を丸くし、相手の顔を見つめる。先程迄考えていた事が頭から少し飛ぶぐらい、驚いた。あまり笑う姿を見かけた事がないからだろうか。あまりにも美しく相手が笑うのだから、白梅は耐えきれずふふ、と微笑み、先程の言葉を述べる。だが直ぐに真面目な顔になり、怪我した手を見る。_どうにも、酷く痛々しいのだが、見にくいな_そう感じた白梅は「 失礼する 」と述べた後相手の許可を得る前に、怪我した手を優しく取り、じっと見つめた。「 ふむ…火傷…なのか?…何とも痛々しい…これでは、何かを持つのも、洗うのも困難であろうに… 」ぶつぶつ、と小さく呟く。全く違うが、生活するのが困難なのでは、なんて思えば、前の自分の姿を思い出し少し嫌な気分になる…が、はっと、良い事を1つ思い付く。   (5/8 00:08:21)
クロ:白梅 > 「 獅子唐、以前妾を手助けしてくれた礼に、妾が御主の世話をしてみせよう。何、その手だと洗い物が辛いだろう?片付け程度なら、妾でも出来るからな。 」と、意気揚々とした口調で、目で、伝える。まぁ、要は[ その手だと家事出来ないだろ?いいよ分かるよ自分も厳しかったし御礼のついでにやらせてくれ ]みたいな事である。…白梅は、御礼の事と手のことばかり考えていたいるせいで、異性の部屋に入ると云う事を忘れてはいるのだけれども。)   (5/8 00:08:46)


山葵:獅子唐 > ……あぁ…いえ、気にしないで下さい。あのままだと更に具合が悪くなると独断で判断したので…(あのまま吐瀉物を放置していれば、空気も悪くなるだろう。彼女の具合を最優先にしていたので、そんな事は苦にもならなかった。しゅん、とした表情を浮かべる白梅に「子犬のようだ」と心の中でくすり、と笑い。バツの悪そうな彼女に首を横に振ると「過ぎた事ですから」と柔らかい口調で慰めるように声を掛けるのだった。)え…?あ、そ、そんな……恐れ多いです……(いつの間にか頰の緩んでしまった自分に少し恥ずかしさを感じ、桃のように染まった頬を隠すように髪の毛をくしゃりと掻き乱すと)   (5/8 00:22:15)
山葵:獅子唐 > ……ん…(かさり、と爛れた皮膚が音を立てる。真っ黒く変色した皮膚は、通常の火傷ではないと言うことが明らかで)……えぇ…。…情けないですが……あまり捗っては……(ぶつぶつと呟く白梅の言葉に答えるように此方も声を漏らす。)……え?…そ、それは…つまり……(一瞬、事態が飲み込めなかった。分厚い色眼鏡の奥、目をぱちぱちと瞬かせ。)……え、な、なりません、その様な厄介事を、元帥にお任せするだなんて…(それに、彼女は異性だ。もしも自分の部屋に元帥が一人で入っていく所を見られれば…それこそ噂が立つに違いない。やはりその目は、元帥である白梅の身を案じているようだった。)   (5/8 00:22:16)


クロ:白梅 > 感謝、している( 気にしないで、と言われても気にしてしまうのは、白梅だからなのか、仮にも女だからなのか。よく分からないまま、しゅんとしていれば、柔らかい口調で相手が慰めてくれた。白梅は、それが救いになった。へらり、と口角を上げ、目尻を下げ笑えば「 御主は優しいのだな、軍の兵とは思えない優しさだ 」 なんて言ってみせる。尊華は、何とも言えぬ人達の集まりだと頭の片隅で思い込んでいる所もある白梅からしたら、獅子唐は優しくて良い人としか思えないのだろう。 )   (5/8 00:55:35)
クロ:白梅 > …?獅子唐?( 急に、何か焦る様に髪の毛を触る獅子唐を見て、疑問に思った。考える事数十秒。白梅は気が付く。_さては、此奴…照れておるな?_と。くすくす、と笑みを零しながら「 獅子唐、御主は本当に面白いのぅ 」なんて云う姿は、まるで幼い子供のようで。大人の女性とは思えない様な天真爛漫さ。だからこそ、先程の[ 手伝い ]も言えたのであろう。白梅は純粋に彼の手伝いがしたいという一心なのだ。「 情けないなんて、妾は思わぬ。失敗をしてこその成功、成長である。草木も同じく、繰り返す事で子孫を残す…。獅子唐、次は前より上手くいくと、妾は感じる。願おうではないか、御主の今後の活躍と、傷の治りを。 」そう述べ、手を離す。相手が、かなり驚いているという事を知らないまま。)   (5/8 00:55:37)
クロ:白梅 > 妾は以前御主がしてくれた事と同じ事がしたいまでよ。何、安心せい、妾はこれでも1人で生活を営んでいる身。皿など割らぬ!!( 得意気に元気よく云う白梅。白梅からしたら、遠慮している様にしか思えなかったのだろう。白梅の脳内には、噂が立つのでは、という不安もくそも無い。ただ、相手の事を手伝いたい、その一心なのだ。やはり、天真爛漫というのは厄介である。白梅は悪気があるわけでも、裏がある訳でもないのだから。相手の手と顔を交互に見ながら「 妾も幼い頃に手を怪我してな。不便だったのを覚えておる。…やはり、妾の様なのが家事をするなど、だめであるか? 」と、これまたしゅんとした表情を見せつつ述べる。白梅が、この様な表情を見せるのは、[ 自分には家事をする能力がないと思われているのでは ]と思っているからかもしれない。)   (5/8 00:55:49)


山葵:獅子唐 > ……か、買い被り過ぎですよ…元帥。…ボクよりも良い人は、星の数程いるでしょうし…(とは言え、彼女の口から直接「優しい」なんて言葉が出てくれば、頬が緩むのも当然で。何とも言えない歯痒さを感じながらも髪の毛を弄っていれば、くすくすと子供のように笑みを溢す白梅に心を読まれたみたいで、更に恥ずかしくなり。)………そう、ですよね。…有難う御座います、元帥。その言葉、しかと胸に刻みます。(彼女の行動は天真爛漫で、でもその言葉には確かな説得力があるのだから、不思議なものだ。…ふと、彼女が見せるしゅん、とした表情。もしかして、彼女は「自分が家事なんて出来るわけが無いと思われている」と言った事を思われているのでは、そんな事を考えているのだろうか。…いや、そんな事は全く持って無い。寧ろ世話をして頂けるなんてこんなに有難い事はない。でも、だけれど……)……元帥。……いえ、白梅さん。…重ねて貴女に甘えてしまう事を、お許し下さい。(その言葉は、彼女に世話をしてもらう、と言う事を受け入れたと言う意味で受け取れるだろうか。)   (5/8 01:10:46)


クロ:白梅 > 買い被ってなど居らぬ( ふん、と鼻を鳴らし何故か得意気にそう言い放つ。恥ずかしがる獅子唐を面白そうに眺め「 本当、御主は面白い 」なんて笑いながら呟く。その後の獅子唐の言葉を最後まで聞き終えた白梅は、頷きながら「 良い、任せるのだ。この白梅が、何でもやってみせよう 」と述べる。甘えてしまう、なんて相手は云うのだが、白梅からしたら全然甘えられてないようだ。_此奴は遠慮しいなのだな_なんて考えてしまうほどである。   (5/8 01:59:39)
クロ:白梅 > さて、OKを貰った白梅は、早速獅子唐の部屋へと入る。きちんと「 邪魔をする 」と述べ、靴を脱ぐ。勿論、靴はしっかりと揃える。…覚えているだろうか、白梅の靴は若干厚底であり、5cm程盛っているのだ。故に今の身長は160。現在の身長差約10cm。白梅は、その事にはっと、気が付く。_妾の事を小さいと言ったらどついてやろう。絶対に_なんて考えつつ、獅子唐の方を向き「 では、まずは…台所を借りても良いか。その手だと洗い物が辛いだろう?部屋の掃除もしてみせよう。夜更け故にあまり大きな音を出せぬが…妾は目が良いのでな。多少はマシになるだろう。 」と伝える。伝えつつ、白梅は両の袖を捲り、ポケットに入れといた髪ゴムのような紐を取り出し、さっさと髪の毛をいつもの1つに纏める。多少ぼさっとしてしまったが、本人は気にせず「 獅子唐は、茶でも飲んでおれ。休むのが良いと言われておるのだろう? 」と言って見せた。)   (5/8 01:59:41)
クロ:白梅 > ( 日中は暖かくても、夜更けはまだ肌寒い今日この頃、白梅はゆっくりと月夜を楽しみながらのんびりと散歩をしていた。_草木も眠る丑三つ時に出歩くのはあまり良くないなんて言われているが、こうも月夜が美しく、眠れない夜は外を歩く他ないよな_なんて、散歩をする理由をこじつけつつ空を見上げて歩く。服は軍服ではなく、赤色と白の着物姿であり、からん、ころんと下駄の軽い音色を奏でる。ゆらり、と揺れるストレートの薄茶色の髪の毛は、月の光によって照らされ、ほんの少し光ったようにも見える。はぁ、と息を吐き、両の腕を擦り合わせる。_まさかここまで肌寒いとは_あまり寒いと言う事を想像してなかったせいで、羽織は持ってきておらず、ただ身体を震わせるばかり。氷の魔術適正とはいえ、寒いものは寒いのだ。仕方なく、この後どうしたものかと考えつつ、歩いていれば、それはもう周りは見えないわけで。人なんかにも、気が付かないわけで。   (5/8 02:48:31)
クロ:白梅 > - [ ] ぼす、っと何かに当たる音と共に白梅は「 わッ 」と驚きの声を挙げ、後ろに倒れ込む。「 いてて… な、何事であるか、!? 」と、少し慌てつつ辺りを見渡せば、誰かにぶつかったと理解する。倒れ込んだままだというのに、焦った白梅は「 すまぬ、考え事をしていた 」と謝罪を述べた。その醜態ですら、月夜は煌めき2人を照らすのであった )   (5/8 02:48:33)


山葵:獅子唐 > …有難う御座います…。…ぁ(靴を脱いだ白梅の身長は、ざっと5cm程縮んだようにも見える。とても不敬な事だが、気になってしまって仕方がない。)は、はい。…色々と、有難う御座います。(半分強制的に物事を進められてしまい、出る幕も無い。髪を一つに纏めてから台所へと向かう白梅の背をぼんやりと見ながら、居間で正座をするもであった。…さて、肝心の台所だが。ろくに洗い物も出来なかった故か、幾つか皿と茶碗が水に浸されていた。どうやら、この状況では辛い物は食べていないようだった。…一方で獅子唐は、今も落ち着かない様子で、すっかりと冷えた、白梅が来る前に淹れた茶を一口含んだ。)   (5/8 02:12:14)


クロ:白梅 > …何だ、何を見ておる、まさか身長の事を言いたいのか?( じと、とした目で獅子唐を見つめる…というか、睨むの方が正しいのだろう。むす、と若干頬を膨らませ「 お主は猫背を直さぬか 」なんて嫌味みたいな事を言う。八つ当たりなのか、本音なのかは置いといて白梅は台所へと向かう。幾つかの食器が置いてあるのを見て「 よし、では借りるぞ 」ど再度言い、食器を手に取る。_ふむ、やり甲斐がある、と云うものよ_ふふん、と何故か若干ドヤ顔をしつつ、食器洗い用の網を取り、洗剤を付けて洗う。洗剤で滑りそうになる皿を、優しく、落とさないように持ち、一つ一つ丁寧に洗っていく。手早く、しっかりと。やはり1人で暮らして居るからであろう、慣れた手つきでやる姿は、ただの主婦の様にも見える…のだが、今日は少し運が悪いらしい。   (5/9 19:14:12)
クロ:白梅 > はらり、と髪を縛っていた紐が解け、上に上げていた髪の毛がさらり、と落ちてしまった。びくッと驚き、手から茶碗を1つ。食器洗い用の網も1つ、落としてしまった。 ゴン、と食器とシンクが当る音が部屋に響く。その音は、この静かな夜ならば獅子唐の耳にも届いてしまっただろう。白梅は、あわあわと焦って落とした食器を広い、割れていないかを確認する。幸い、食器は割れていないようだ。)   (5/9 19:14:14)


山葵:獅子唐 > …い、いえ、そんな事は…!……はい、気を付けてはいるのですが…(猫背を直さないか、そんな言葉を呟く白梅にあわあわと慌てながら返答する。怒らせてしまっただろうか、なんて考えが過ぎるが、そんな考えはすぐに台所からの大きな音に掻き消され。)だ、大丈夫ですかっ…!?(がたん、と立ち上がり白梅の方へと向かう。怪我とかは無いですか、と柄にも無く慌てた様子を見せるが、白梅に怪我が無かったのを確認しほっ、と息を吐く。髪を留めていた紐が解けているのを見れば)…よ、宜しければ、結びましょうか?(と紐を拾い上げて問い掛けるのだった。)   (5/9 19:21:45)


クロ:白梅 > 大丈夫だ。紐が取れたらしい。( はぁ、と安堵ともいえる溜息を零し、頭を振る。微妙な長さ故に、髪の毛が顔の横に着いてしまうのだ。「 こうも髪の毛が微妙な長さだと、邪魔であるな…切るか 」なんて、ぶつぶつと嫌そうに髪の毛を横目で見ていれば、いつの間にか紐を拾い上げていた獅子唐に[ 結ぼうか ]と言われる。_ふむ…さっさと他の事にも取り掛かりたいし、妾が洗っている間に縛ってもらうのが良いか_と云う結論に至った白梅は、後ろを振り向き「 すまぬな、妾は洗い物を続ける。その間に適当に縛ってくれぬか 」と頼んだ。頼み終えればやる事はただ1つ。水を出し、泡と汚れを落とすだけだ。 ザー…と水の流れる音がする。何とも言えぬ、水の音。食器をさっさと水で洗い流す。食器が洗い終え、自身の手についた泡を洗い流そうとしようとしたのだが、白梅はそこで、ふ、と手を止めた。 水が流れ、白梅の手に当る。冷たくて気持ちが良い。 _嗚呼、妾はこんなモノに揺るがされていたのか、この流れ続ける美しいモノに…_)   (5/9 19:53:31)


山葵:獅子唐 > 切ってしまうのですか?折角お綺麗な髪なのに…(少し残念そうな表情を浮かべながらも、適当に縛ってくれとの言葉にゆっくりと頷き)分かりました。…では、失礼します(する、と彼女んp薄茶色の髪の毛に手を通す。くるくると慣れた手付きで髪の毛を結んでいく。更に、髪の毛を軽い三つ編みにしたり…と楽しんでいる様子で。出来ました、と彼の手が離れる頃には、白梅の髪の毛は可愛らしい三つ編みで纏められていて。)……白梅さん?大丈夫ですか?(水に触れ、動きが止まる白梅に心配そうに尋ねる。あの命の水の一件から、少し警戒心が高まっているようで)」   (5/9 20:01:12)


クロ:白梅 > ふは、綺麗か、そうかそうか、なら御主の為に切るのを辞めるか( [ 綺麗 ]だなんて、他人にあまり言われた事が無かった白梅は、かなり嬉しくなったのか、調子よくケラケラと笑って見せた。まさか、この後鏡を見て、自身の可愛く三つ編みにされた髪の毛を見て、驚愕するなんて事は想像もつかないだろう。   (5/15 00:09:14)
クロ:白梅 > んっ、あ、あぁ、問題ない( ハッとして、すぐに手を洗い流れ出る水を止める。手を拭き、獅子唐の方を振り向けば、先程より少し雰囲気がピリッとしていた。警戒心が、高まってるいるのだろう。んん、と声を漏らし頬を軽く掻きながら「 いや何、水にあれ程執着していた頃が懐かしくてな?何せ、妾を苦しめたものだからな 」と、相手を宥めるかのように落ち着いて声を出した。そして、目を細め、まるで、赤子を見る時の愛おしい視線ともいえるものを、白梅自身の足元に向け、頬を若干赤らめつつ「 何より、妾の兄様の魔術も水なのだ。兄様の魔術では無いとは云え、少し、羞恥を感じてだな…? 」とぼそぼそと小さく呟いた。 白梅の兄、先代元帥の魔術適正は水である。白梅は、兄を愛している。そして誰よりも尊敬しているのだ。故に水に脳内を、心を溶かされていた、というのは白梅からしたら兄を欲しがっているみたいだ、と感じたらしい。まぁ、つい最近の1部の思考なのだけれども。   (5/15 00:09:16)
クロ:白梅 > 顔を軽く振り、白梅は獅子唐の顔を見上げつつ「 そうだ、折角髪を結ってくれたのだ、見てみたい。鏡はあるだろうか? 」と話題と雰囲気を変える為に早口で言う。 勿論、折角髪を結ってくれたので、それを見てみたいという気持ちもちゃんとある。)   (5/15 00:09:24)


山葵:獅子唐 > ……そうですか…!……有難う御座います。(自分の為に、そんな言葉を漏らす白梅に何故だか笑みが溢れた。自分の為に。その言葉を何度も噛み締めながら白梅を見る。ピリついた様子を見せる彼女に、此方も身を固くしてしまう。頬を掻きながらそう呟く彼女の頬が赤く染まっているのは、見間違いではない筈だ。)……成る程。…お兄様の魔術適正と重ねてしまうのですか。……よろしいと思います。…縋れる方が存在する事は、何ら恥ずかしいものではございませんから。(そう呟く獅子唐の表情は相変わらず眼鏡で隠れているが、何処となく憂げが含まれているようだ。…15で両親を喪った獅子唐は、今まで毒にも薬にもならぬように生きてきた。それにより、相談出来る友人すら居ないのだ。)…あ、はい!鏡ですね(雰囲気を変えようと早口気味にそう尋ねる白梅に頷けば、白梅を連れ寝室に。其処には姿見があり、姿見の前に白梅を立たせれば此方も白梅の後ろに行くと鏡で髪の毛を写す。其処には可愛らしく結われ三つ編みとなった髪が見え)   (5/15 00:25:35)


クロ:白梅 > なんだ、この程度の事で喜んでおるのか…?( きょとん、とした顔になる。今日はよくとぼけ顔になる白梅だ。獅子唐が普通とは少し違うぐらい可愛らしい価値観だからか。白梅の価値観がズレているのか。理由は不明のままである。なんにせよ、白梅は_思っていた以上に此奴は…単純、と言うヤツなのでは_と思い始めたのは事実である。)   (5/15 00:57:48)
クロ:白梅 > 兄様は、妾の誇りであり、救いであり、天であり地であり花である…なんてな。( ふふ、と幸せそうにそう述べる白梅が、ふ、と獅子唐の顔を見れば、少し憂げな表情になっていた。_しまった、何やら言ってはならぬ事を言ってしまったか_と、少し冷や汗が背中をなぞる。少し表情を歪ませ、「 獅子唐、すまぬ。御主の気分を害するつもりはなかったのだ。 」と、謝罪をした。勿論、白梅は何故獅子唐がこんな表情をしているのかなんて分からない。知らない。しかし、どう見たってこの空間にいるのは白梅と獅子唐だけで、原因なんて先程の白梅の発言しかない訳で。_はぁ、なんとも、妾は今宵はあまり運気が良くないのかもしれぬ_なんて、目をぱちぱちさせながら考えた。あながち、この思考は間違っていないのかもしれない。)   (5/15 00:57:51)
クロ:白梅 > うむ、鏡を頼む( そういい、連れてこられたのは寝室。そして、姿見の前に立った白梅は用意してくれた鏡を利用し、髪の毛をちらり、と見てみる。そこには、とても可愛らしく結ってある自分の薄茶色の髪の毛が。ぱちぱち、と何度も瞬きをする。「 ほ、ほぁ、 」なんて抜けた声を零し、姿見を、自身の髪を凝視する。_な、なんと、獅子唐、御主の腕がここまでとは…!!!!_ 驚きの表情を隠せない。口角が上がるのを止められない。仕方ない。潔く諦めよう。そうと決まれば白梅は獅子唐に向かって、にぱ、と笑いながら「 獅子唐、獅子唐、御主の指はとても器用なのだな!美しい、妾の髪の毛がこの様な風になるとは思ってもいなかった…!! 」と感謝の言葉を述べる。   (5/15 00:58:17)
クロ:白梅 > その後、優しく自身の髪の毛を触ったり、ほんの少しくるし、と姿見の前で回って見せたりして、嬉しさと驚きを体全体で表した。嗚呼、そんな事をしているからだ。大人のくせに子供の様にはしゃぐせいで。そもそも今宵は運気がない白梅は、ド派手に躓いたのだ。「 わ、っ 」と声を出し、背中から倒れ込むのは布団。寝室で、布団があったのが救いであった。白梅は怪我はしなかった。ただ、この狭い空間ではしゃぐせいで躓いて人様の布団に背中から倒れ込むという姿を晒しただけであった )   (5/15 00:58:27)


山葵:獅子唐 > …えぇ、男と言うものは案外単純なのですよ。(ふふ、と優しく笑みを浮かべ、白梅の薄茶色の髪を眺める。見れば見るほどに美しく、宝石のような輝きを帯びている。)……いえ、白梅さんが謝る必要は無いです!…少し、懐かしい事を思い出しただけですから(謝罪をする白梅にあわあわと焦る。よもや元帥ともあろうお方が謝罪をするなどと、前代未聞でもある。それに、本当に彼女のせいでも何でも無い。だから、そんな風に表情を歪めないでほしくて。)…お気に召されたようで何よりです。似合っていますよ(抜けた声を漏らし口角を上げ、口から沢山嬉しそうな言葉を漏らす白梅が愛らしく思える。彼女も乙女なんだな、と少し嬉しく思ってしまう。)……!…だ、大丈夫ですかっ!?(身体全体を使い喜ぶ白梅を微笑ましげに見つめていたが、彼女が布団にぼふん、と倒れ込むのを見て顔色が悪くなる。直ぐに彼女を起こせば、痛いところは無いか、だなんて聞いてくる。少し大袈裟にも見えるが   (5/15 01:12:28)