この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

未定

(ガデューカ&ビナ)

クロ:ガデューカ> ( 星が煌めき、空が淡い光で包まれる美しい月夜_と言っても、まだそこまで遅い時間では無いのだが。大きな鞄を肩から下げ、急いで職場の片付けをする。今日は家に来ないかと誘われている日であったのだが、仕事があったせいで遅くなってしまった。例の水の騒動が落ち着いたとはいえ、やはり薬物関係のものはそう簡単に完治しない。しっかりと完治させるようにするのが、この司祭蛇女の仕事である。…とはいえ、女の子を1人待たせ続ける訳にはいかない。ふぅ、と溜息ではないが、似たような物を1つ吐けば、早足で職場を出る。勿論、大きな鞄を持っていくのを忘れずに。「 さて、急ぎましょうね、あの子、喜んでくれると良いんだけれと… 」心配そうにぽつり、とそう呟くが、首を振り、余計な事を頭の中から消し去り、シュルリ、とその長く平べったい舌で舌なめずりをした。 )   (5/1 21:36:30)


レモネード/ビナ> (ウェンディア王国。王都ウェント。某日、某宿某室。夜の帳がおり、思い思いに星々は輝く。宝石箱のような絢爛さはまさに自然美の権化。人の手を加えられなくとも、空にはいつも何より美しいモノが浮かんで広がっている。その光景を机に隣接した額縁のような窓縁から、ぼんやりと眺めながら、待ち人を待つ。宿主にはもう話を通してある。あとは教えた通りのここに、彼女が来てくれるのを待つばかりだ。)「そろそろ、かな。」(不意に口に出た言葉は壁に吸い込まれる。人を呼んでおいたのだ。今回の【命の水】一件の騒動は、わたしたちが完成させた特効薬の薬効で収束しつつある。その特効薬をわたしと一緒に作り上げてくれた、ガデューカおねーさんこそわたしが待つ人のことだ。訳を話せば快く薬造りに協力してくれた彼女ならば、きっと、『この話』にもわかってくれるだろう。やがて来るあなたの事を、ビナは今か今かと待ち惚けていた。)>ガデューカおねーさん   (5/1 21:46:43)


クロ:ガデューカ> ( たた、と足音のワルツを奏でながら宿屋へと駆け込む。はぁ、と息を整え、宿主の所に向かい「 申し訳ないのだけれど、約束をしている子が居るの 」なんて一言、多分話は通してあるのだろうけれど、念の為伝えれば宿主は既に話が通っていると案の定言われる。そして、言われた場所へと向かい「 遅れてしまって申し訳ないね、毒蛇のガデューカだよ。ビナちゃんは居るかい?」と優しく部屋に向かって声をかけた。   (5/1 22:28:22)
クロ:ガデューカ> 柄にもなく、ドキドキと心臓が高なる。誰かに呼ばれるのは、どんな形であろうと嬉しいものである…否、どんな形、では無いか。部屋の主である、"ビナちゃん"が出てくるのを待ちつつ、肩から掛けている大きな鞄の中身を見詰める。綺麗とはいえ、地味なクリーム色の包み。_今どきの子が、どんな色が好きでどんな包装が良いのかなんて、私には分からないのよね…中身も、気に入ってくれるかどうか……_そう、これは手土産として持ってきたプレゼント。どうしても今どきの子が好きなものが分からず、ガデューカの得意分野であり、趣味でやっているアロマオイルと、ハーブティーの詰め合わせを持ってきたのだ。だが、どうにもそれだけで良いのか分からず、そのプレゼントとは別に、マドレーヌとクッキーの詰め合わせまで買っている辺り、心配性なのかもしれない。)   (5/1 22:28:24)


レモネード/ビナ> (すると、扉の向こうから耳馴染みのある女性の声が聞こえた。わたしがいるか確認をとる声の主を知っているとも。彼女こそ、ガデューカおねーさんその人の記憶にある通りの声だったから。″はーいはいはーい″なんて声で返事をしながら座っていた椅子から立ち上がり、駆け足で扉の方まで行けば、鍵を開けその扉を開けようか。)「こちら、夕陽のビナ。待ってたよ、毒蛇のガデューカさん。なんてね、ささっ、入っちゃって入っちゃってー。んで座っちゃって座っちゃってー。」(扉を開ければ、声に限らず記憶にある通りのあなただった。爬虫類的な雰囲気、その様子は少し緊張気味……?なんで?まぁ、いっか。あなたに会えたのが嬉しいのか、あなたを迎え入れれば、ビナは歌うようにはしゃいで奥の方に行ってしまおうか。最初こそ、見た目からして怖い人だと思っていたが、誰よりも優しくて、面倒見がよくて、時に甘えさせてくれるお姉ちゃんみたいな人だったものだから、わたしは恥ずかしながら懐いてしまっていた。   (5/1 22:41:35)
レモネード/ビナ> ちらりとテーブルの方まで行けば踵を返してあなたの方に振り返る。銀の髪がふらりと揺れ、その隙間から笑顔の顔を浮かべたビナが現れて。)「んあれ、随分おっきな荷物だねー。適当にその辺に置いていいよー?——あれ、もしかして、わたしにお土産あったり?なんて、へへっ。業腹なわたし。」(揶揄うように、悪戯っぽく笑えばそんな調子に乗ったことを言ってみる。)>ガデューカおねーさん   (5/1 22:41:45)


クロ:ガデューカ> ( 軽やかで、可愛らしい声の返事が聞こえた。扉が開く。_夕陽のビナ、その名の通り、とても夕陽が似合う、美しく綺麗で無垢な子。勿論私は、その名の通り、毒蛇( ガデューカ )なんだけどね__なんて、心で呟けば、部屋の中へと入る。仕事からそのまま来たせいで、軍服なのだが、あまり気にせずにをぱたぱたと服を正してビナの方を向く。やはり、この小柄な少女の髪の毛は、誰をも魅了する力がある。髪の毛なんかに興味を全然示さないガデューカですら、綺麗だと、興味を持つぐらいなのだ。のんびりと、ビナの方を向いていれば、荷物の事について聞かれる。お土産か否か。ガデューカは、くすり、と笑みを零し「 当たりよ、ビナちゃん。貴女へのプレゼント、今宵は誘ってくれて有難うね、こんな地味な包装で悪いんだけど、どうぞ 」と、大きな鞄からプレゼントを渡した。そして、そのまま中身の説明を続ける。   (5/1 23:08:04)
クロ:ガデューカ> 「 ハーブティーなんだけど、ラベンダーのハーブティー。とても良い香りなの。ラベンダーは香りの女王と呼ばれているのよ。疲労回復が期待されているのよ。勿論、他にも良い作用があるんだけれどね。もう1つはローズのアロマオイルなの。主に女性に人気でね、ローズは愛と美の象徴なのよ。美容効果の発揮もあるわ。このアロマオイルは、マッサージにも入浴にも使えるのよ。勿論、部屋やビナちゃんへや匂い付けも可能よ。ごめんなさいね、今どきの子が、好きなものを知らなくってこんなのになってしまったわ、もし香りが気に入らないなら、別のを用意するけど、どうしましょ 」と、淡々と説明をした。やはり、趣味でやっているせいか、少々語る形になってしまった。相手に伝わっているかどうか、不安に思ってはいるのだが、にこり、と笑みは崩さずに )   (5/1 23:08:06)


レモネード/ビナ > 「———へっ………?う、うそっ、ほんと……?嘘ついて、ないみたいだけど……」(優しく微笑む表情に、彼女の言葉には力が宿っていて、嘘はついていないようだった。なんだか、思いもしなかった言葉だったので、目をぱちくりとさせて動きをぴたりと停止させた。でも、確かにそうだ。ならば先ほどの不安の気配も合点が行く。あなたの不安の正体は、わたしがサプライズに喜んでくれるかどうかのものと考えると辻褄が合うからだ。すると、彼女の口は水を得た魚のように活性して、淡々と語り始めた。もはやまるで商品売り込みの営業みたいで。でもその熱烈な紹介文句の裏には、確かなアロマや香りへと愛があるのだと。そして、わたしの為に、こんなに用意してくれたのだと思うと、わたしはなんだか言葉が芋蔓式に出てくるあなたの様が愛おしく思えて、笑顔が滲む。)   (5/1 23:29:16)
レモネード/ビナ > 「うぅん、うぅん!こんなに、こんなにくれるなんてー!あははっ!ガデューカおねーさん……いやっ、デュカねえ大好きー!」(なんてふるふると首を振れば、そこからはこっちだって思い思いに気持ちを吐露した。風に浮かぶ羽毛のように心が舞う。軽くなった体で不安を隠す優しい微笑みを浮かべるあなたに向かって抱きつこうか。これほど、あなたのその不安が杞憂であると分かりやすい反応はないだろう。ぎゅうと抱きしめた小さなビナの体はあなたの体に簡単に収まり。すりすりと軍服であるにも関わらず頬擦りしたか。)>デュカねえ   (5/1 23:29:27)