この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

万事屋完成

(雷鏡&ヴァンジャンス)

グレー/雷鏡 ◆> いやぁ…やっとこさ完成したなぁ。(と、その万事屋の立っている壮観を眺める。今日から晴れて、ここが彼の拠点地であり、家となる処なのだ。そして、彼は中に椅子やらソファやらを運び込む。そして、看板の作成を始める。材料は勿論森から調達した木材を切って削って形を整えて……表には墨で「営業中」、裏には「休憩中」と書いて、それを乾かす間に、自分の寝室の用意と、もし誰か従業員を雇った時(大抵スカウトになるかもしれないが)の寝食を提供するために大きめの鍋やら、寝室の確保も行った。大体のフロアの内訳としては…依頼を受ける部屋が1階にあり、実験室もある。2階は従業員の部屋。そして、3階は彼の部屋と、ダイニングとキッチン。だいたいこんな感じだ。)さて…従業員は誰をスカウトするかは後で考えるとして、広告を貼りに行くか……(と、入口の鍵を閉めて広告を貼りに行く…顔見知りの衛兵さんからはお祝いにと彼の鉱物である、猪の干し肉を。そして、街の人の何人かからはお祝いをしてもらった。そして、彼は帰ってきた。)ただいまー。(と。今日から彼のここでの働きと暮らしが始まるのだ。果たしてどのような生活になるのやら…)〆   (4/29 14:54:27)


グレー/雷鏡 ◆> さて…一日目から大忙しだな…(と、万事屋にて彼は今日の依頼の確認をしていた。というのも、開業してからというもの、広告の効果もあってか既に6件も依頼が来ているのだ。難易度も考えて、どの依頼からこなしていくのが効率的化を彼は考えていた。とりあえず、依頼の報酬金は実験のための道具の調達に使ったり等になるだろう。とりあえず、フライパンやらの料理道具、そして薪は森で調達しようかと考えていた。)   (4/29 15:07:33)


大和守/ヴァンジャンス> (──ふわりふわりと、歩く度に純白の髪が揺れる。前が長く後ろが短いという、何処か不思議な髪型の女──ヴァンジャンスは、ある店の前で足を止める。)「ふむ……」(“万屋屋”。それを、光の無い金色の双眸で見つめながら彼女は何かを思考する。そう言えば家に必要な物以外何も置いていなかったなと、そんな考えが浮かぶ。あのままでは質素過ぎて堪えるのだ。何か他の彩りが欲しいと、ほぼ無意識的に足は万屋屋の方へと歩きだしていて。しかし、服装は聖騎士団の装いのままだ。それに、もう少しで就任式もある。こんな状態で行っても大丈夫なのだろうかと思いつつも、まぁ大丈夫だと自分を半ば無理矢理納得させる。「邪魔するぞ」と彼女は律儀に声を掛け、そして彼女は万屋屋の中へと入っていったのだった。)  


グレー/雷鏡 ◆> よし。今から依頼の遂行…にはまだ時間がかかりそうだな…(と、扉のガラス部分から見える色と、その気配を察知して彼は玄関まで行き…)いらっしゃいませ!(と挨拶をする。さすがにこれくらいはビジネスとしては常識の範疇であると彼の中ではそうなっていた。閑話休題。)本日はどのような依頼で?(と、相手に問いかける。恐らく玄関から見て左側の部屋には実験室とあるだろう。)人捜し?掃除?それともその他の依頼?まぁ、何でも承ります。(と、簡単に説明を行う。その左手中指には元聖騎士団長、アナスタシアから貰った指輪がはまっていた。)   (4/29 15:26:44)


大和守/ヴァンジャンス> 「……何と言うのだろうか、置物……? いや、…………自宅が質素故、何か他の彩りが欲しいのだが……何か、小さな置物の様なものは無いだろうか……」(────流石、人間関係が苦手な団長様といった所だろうか。故に口下手な所があるのだろう。やや漠然としない説明を口にしており、聞く側としては困ってしまうような言葉を紡いでいて。途中からヴァンジャンスは最初から説明してしまおうと、上手く説明できなかったもどかしさからか僅かに不機嫌さが伺える表情で説明を始める。これが新団長だというのだから、困ったものだ。任務やそれらの事に関しては頼りになるのであろうが、こうした任務以外の会話関連では笑ってしまう程口下手なもので。こんな下手な説明で大丈夫なのだろうかと、内心不安になりながらも返答を待っていて。)   (4/29 15:39:12)


グレー/雷鏡 ◆> なるほど、依頼と言うよりも注文…か。分かった。じゃあ、サンプルがあるから少し3階まで上がってきてくれないか?(と、相手にそう言うと、彼は3階まで一気に駆け上がる。そうすると、彼の自室が見えてくるだろう。その中には必要なものに加えて、ある程度の娯楽もあるが…彼が見せたかったのは、その中にある物の中で飛び抜けて目立つデザインの置物だろう。彼が今まで見てきた星座を示す、もはやコレクションのように飾られている置物たちだ。)色んな星座があるぜ?どの星座の置物を作って欲しいんだ?(と、相手に問いかける。その中には星座占いで使われるものや、有名な星座、そして、ちょっと変わった星座も揃っていた。)   (4/29 15:45:54)


大和守/ヴァンジャンス> 「……あぁ」(良かった上手く伝わってくれたと、貴方からの返答を聞いては小さく頷いて。そして、彼の後を素早く着いていけば、違う部屋が見えてくる。その中には多くの物が置かれており、ヴァンジャンスは興味を惹かれたのか辺りを見回していて。だが、一番目が惹かれたのは貴方も指差しているそれ。星座の置物だ。貴方の問いに、ヴァンジャンスは少しばかり考え──そしてようやく口を開く。)「…………ではこの……魚座の置物が欲しい」(魚座の置物を選んだのは理由がある。今は亡きヴァンジャンスの友人、その誕生日が魚座に属するものだったからだ。どうせならば友人を思い出すようなものを置いておきたいと、魚座の置物を指差せば静かにそう告げて。)   (4/29 15:57:30)


グレー/雷鏡 ◆> 了解した。では、3日ほど、時間を取らせてくれ。どうしてもゼロから作るとなると時間がかかるのでな。まずは、材料の調達からしないといけないし。(と、彼は、目の前の相手に説明をする。そして、)金額はこのようになるぜ。(と、注文にしてはかなり良心的な値段を示す。今はまだ1人で行っているため、値段がかなり安くなるのだろう。)   (4/29 16:15:37)


大和守/ヴァンジャンス> 「では、また三日後か……そこらでまた来るとしよう。……うむ、金額も了解した。……あぁ、一応名を言っておこう。ヴァンジャンスだ。……宜しく頼むぞ」(──三日。その言葉を頭の中に叩き込めば小さく頷き、そしてまた来る旨を告げる。材料の調達からとなれば、それは大変だろう。それほどまでに大変な職もあるものなのだなと、ヴァンジャンスは新たにまた学ぶ。良心的な価格を見ては了解したと頷き、そして此処にまた来るかとそう決心する。良い店を見つけたと、表情には出していないが内心喜んでいる様で。一旦帰宅しようかと、踵を返せば三階から一階へと歩いていく。「邪魔したな」とそう声を掛け、店の外へ出ていくヴァンジャンス。その彼女の表情は何時もの無表情──ではなく、微かに嬉しそうな笑みが、その口元にはあったのだった。)____〆   (4/29 16:28:37)