この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

制裁の水に立ち向かう小さき姫君?

(ゼダス&ミア)

ガエリオ@ゼダス> 【制裁の水に立ち向かう小さき姫君? / 時刻_リアルタイム / 王都ウェントにて】(戦火の現れだと言うのか。雨がいつもの様に降り注いだ…、しかし、その雨が降り注いだ直後…人々は狂った様に舞い、叫び…倒れ…。命乞いを零す。…日常が地獄へと…転移した。たかが雨…日常のひとつ。そんなものに毒でも仕込んだと言うのか?…分からない。大規模過ぎるから余計に。自然的に突如起きた災害なのか、人の手によって起こされたテロ行為なのか。…前者ならばまだ…不可解ではあるが、飲み込むしか出来ないさ。悪役は永遠に定め切れないから。しかし…後者ならば。)『______…下衆がッッ……。』(零した言葉の通りだ。例えば戦争勝利のためにこのテロを起こしたとしよう。…罪のない人の命まで葬って本当の勝利なのか。…考えられない。…事件が過ぎ、人足が半減以上したと言えよう王都に、1人足を進めていた。他者にこれ程までの怒りを燃やしたことがあろうか、感情的になった事があろうか。)   (4/25 17:06:54)
ガエリオ@ゼダス> (やっと出来た友人の命まで…危うくなってしまう程の出来事。向けようもない怒りであるのは確かだけど。…黙って工房で機械を弄り続けるほど、落ち着いても居られなかった。引きこもりで気難しくて変人…それは僕自身だって分かっている。でも、…そんな僕でも聖騎士団の一員なのは確か。声を掛け、これ以上の被害を出さぬ様にと施すくらいの義務はある。水溜りの深い場所をなるべく避け、小さな店の並ぶ通りへ。人混みは好まないけど…いつもの賑わいが消えるっていうのも…寂しさを…覚える。…不審かもしれないけど店内をひとつ、また一つと確認しよう。今は外出を自粛すべき時だ。僕には注意を向けることしか出来ないけど…出来ることくらいは、してみせよう。)   (4/25 17:07:03)


雪乃@ミア> 「…あのお洋服、とっても素敵だわ!あれも、これも…」雨上がりの、少し肌寒い気温の空気の中、淡い金色の髪をふわふわとなびかせて、あちこちの店を行ったり来たり。まるで花の蜜を吸う蝶のように、あっちの店からこっちの店へ、こっちの店から、そっちの店へ……と言った具合に。幼く純粋な14の女の子の瞳には、綺麗で素敵な物しか、映らないのでした。人々を襲い、大混乱に導いた摩訶不思議な雨の爪痕なんて、見えていないのです。もちろん、それが大変危険なものだなんてことは、ミアにだってわかっていましたけれど、わざわざそれを避けてまでお買い物を休むだなんて、彼女にとっては信じられないことなのです。「…危ない、もう少しで水溜まりを踏んじゃうところだった。ほんと、迷惑な雨よね」ミアには正直、この雨の正体がいまいちわからずにいました。〝危険なもの〟それ以上の事が、よくわからないのです。世の中には〝酸性雨〟だとか、そういうものがある事は、家庭教師の方に教えてもらっていました。でも、触れたら人格がおかしくなってしまう雨だなんて聞いたことがありません。はっきり言って、謎です。   (4/25 17:30:37)
雪乃@ミア> 考えてもわからないのだから、考えたって無駄よね。なんて、水溜まりから目線をお店に戻して、考えるのをやめるのでした。   (4/25 17:30:39)


ガエリオ@ゼダス> (流石に…死という単語が浮かべば人足も遠のく…。がらりとした店内ばかりだ。民の命に危機が走ったのは確か。でも…経済的にだって。本来ならば休みたいはずの店側も開けねば食えぬこの有り様。地獄は広がるばかりってこと…か。でも、出歩いて発症し死んだなんて…死んでも死に切れないでしょ。普通なら。奥底に眠る優しさは店側を気遣いたい気持ちもあるけど…人命を優先せざるおえない。…リアムさんは勿論…団長に百騎長の2人…十騎長…皆どうしているのか。騒動が騒動故に情報伝達に支障が来されているのは確か…。心配の渦が大きさを増す。…が、心配する事しか出来ない。…表情は若干暗く、目も大きく開かれてると言うよりは…心なしか…凹んだ様に細くって。…そんな表情の子が何軒目かの店を後にしようとした時だ。)『……ッ…。…嘘でしょ…。』(見たことのある綺麗な金髪。記憶に残りやすい…。しかしまさか…。水溜りを避けた少女に目を向け続けた。…けど、まさかなんて疑いは…確信へ。…)   (4/25 17:59:37)
ガエリオ@ゼダス> (呆れた。こんな事件なのにまさか己の欲を抑えていない?…思わず言葉が溢れた。ちょっと注意を言い歩くのは…こればっかりは後回し。…僕の記憶が正しければ…あの人、唯一の歳下さん。しかも今丁度心配を向けていた階級のお方。とりあえず僕の心配という心配を返して欲しい。…細かい事は放っておこう。まず行動。…お店へと脚を向けてるであろう貴女の前へ…邪魔でもするように、行く先へその身を乗り出した。)『……十騎長…、お勤めご苦労様です…。ぃぇ、お元気そうで何より…ですけど、……何をなされてました…?』(言葉は丁寧に、そして…その身が健康そのものでよかったと表すように。…しっかし…問いを向ける目と言葉の圧は…若干の怒りにも似た重さを含めていて。…当然だ。常識知らずの民ならばまだしも…貴女は……ねぇ?)   (4/25 17:59:47)


雪乃@ミア> 「っ?……あなたは……」飛び出すように進路を塞いだ男の子は、どこかで見たことがある顔です。はて、どこだったでしょう。足に急ブレーキをかけて、男の子の顔をちゃんと見ました。なんだかちょっと怒っています。もともとこういう顔なのでしょうか?笑顔の方が楽しいのに、どうしてそんな顔をしているんだろう。ミアはそんなふうに思って、あえてにっこり笑って見せました。もしかしたら、釣られて笑ってくれるかも、なんて期待を膨らませながら。「何?って…お買い物よっ!だって、あたしに買って貰えないなんて、売り物が悲しむわ。だから、毎日探しに行ってあげるの!」くすくすと上機嫌に笑って、先程入ったブティックの紙袋を揺らしたミアは、それでも男の子が不機嫌そうにしているのをちっとも気に留めませんでしたが、自分が十騎長である事を知っていた様子。名前を聞いたら自分も知っているかも、と思ってハキハキとした声で聞きました。「あなた、名前はなんて?あたし、あなたの顔知らないみたい。ごめんなさい、まだ親交が浅くって。」   (4/25 18:46:27)
雪乃@ミア> ほんの少し眉尻を下げると、名前を聞くのだから、しゃんと姿勢を正さなくっちゃと、背筋を伸ばして首を傾げました。姿勢やマナーは得意科目です。御屋敷でたくさんお勉強しましたからね。男の子の背後に見える、人気のない歩道を見ると、なんだか少し寂しい気持ちになります。ミアがたくさん買い物をしたがるのも、だからこそでした。   (4/25 18:46:29)


ガエリオ@ゼダス> (『この人…マジですか…。』心の中でつい呟いてしまう。…お嬢様成分100%。正にこの事。…今のところの印象は民よりも己の欲しいものを集める事を優先している自己中の塊。…これを野放しにしてなるか。______計画変更だ。この人を無理矢理にでも帰還させなくてはならない。…聖騎士団の面子にかけても、いや……寧ろ数少ない歳下として。ここは一個上の僕がしっかりした事を教えなくちゃならない。騎長ではない、機械技師…しかし、物の考え方が所々変わってきた僕として…為すべきことと思う事、増えてきた事には間違いはない。瞳を閉じ、とてつもなく貴女の考えについて飲み込みづらそうな顔をしつつ…名前を聞かれたところで。うっすら…目を開けた。)『……ゼダス。______』(そう一言。酷く不機嫌ボイスで己の名前を伝えた。いけない…僕、こう立派そうな考え向けつつ…かなり、かなり来てる。…子供の未発達な考えと大人なら見過ごせる所…真に受けて、キレかけている。…)   (4/25 19:34:06)
ガエリオ@ゼダス> (落ち着くんだ。…ひとつ、右手をそっと己の額へ。手をぷるぷると振るわせるのは明らかに考えの合わない貴女への…怒り。それを何とか何とか抑える。…ふぅ…と、一息吐いたところで。…)『顔の広くない僕が出しゃばってしまい…たいっっっっへん、…申し訳ございませんねェ…。…お言葉ですが…十騎長さん…、今聖騎士団員が小物屋で優雅にお買い物を楽しむ時期ではございません…。貴女もお嬢様特有のコネでその地位に来たわけでは…ないでしょう…?……知らぬ顔の僕が言うので力がないのは承知の上…。しかし、此処は住居へご帰還するのが賢明な判断…かと、…お送りしますから、帰りましょ…。ね…?……(いや、本当…僕の血管の一つや二つ破裂しないうちに早く…)』(つい、我慢するが故、言葉がカチカチになってしまった。眉間もぴくつくし。早口ではあるものの、落ち着きを装って貴女へ伝える。…そして、最後。とてつもない小声で何かボソボソと言えば…無理矢理口角を上げて首をちょこっと傾げてみせた。)   (4/25 19:34:17)


雪乃@ミア> 「ゼダス…覚えたわ。いい名前ね!」男の子…もとい、ゼダスはとても不機嫌そうな顔をしたままでしたが、ミアは名前を聞けて、満足そうに笑いました。よく見ると、ゼダスが額に当てた手がぷるぷると震えています。どうしたんだろう、寒いのかしら?ミアには、ゼダスがどうして怒っているのかがわかりませんでした。もちろん、その原因が、自分にあると言うことも。けれどミアは、何故彼が怒っているのか…少し、考えてみることにしました。お買い物をしていたから?お買い物をする事が、なぜいけないことなの?雨は止んでいるわ。水溜まりを踏まなければ、何も危ないことは無いはずよ。買って貰えない売り物だって可哀想。どうして、ゼダスはわかってくれないのかしら。やっぱりわからなくて、唇を尖らせます。   (4/25 20:16:59)
雪乃@ミア> 「ねえ、聞いていいかしら。ゼダス…あなたさっきから、どうしてそんなに怒っているの?怒ってばかりいると、ハッピーになれないわよ。……ええ、もちろん!あたしは家の名誉にかけてコネなんか使ったりしてないわ。でも、あたし…こんなに寂しい街、見ていられないわ。ミネだって、きっと悲しむはずよ」こんな、たかが雨や水溜まりのせいで、街がこんなに寂しくなってしまうのは、とても悲しく思えましたし、ミアは、きっと大好きなぬいぐるみのミネだって、はじめはここにいたのだからそう思うはず。自分がここへお買い物に来なくなったら、誰が代わりにお買い物をするの?ミアにとっては得体の知れない雨なんかよりも、ずっとずっと大事なのは、この街でのお買い物。そればかりは譲れないとばかりに食い下がります。   (4/25 20:17:10)


ガエリオ@ゼダス> 『…どうしてって…。んん…、_____…。』(貴女の純粋な問いかけ。…正論を突き付けたところで…その純粋さを貫くには足りない…というのは、…何故か分かってしまう。あの雨水に身体が関わったものなら…別の意味でハッピーになってしまうのに。…怒りは更に加速……と、そう勢いが付くかと思ったその時。…幼い考えって謎の力を秘めている。『寂しい街…見てられない。』この一言に…心を…打たれたのだろうか。…『確かに…ね。』と、己の中で思う口がいくつか…あったのだ。正論だけが、物事を決めるわけじゃない。生きている人間誰しも…人を、物を想う感情がある。機械に携わる僕にはそれが…痛い程、分かるんだ。…噴火寸前の怒りも…熱を…徐々に低下させた。…情に負け、貴女へお買い物というものを許しそうな程に…。…けど、その優しさを貴女に仮に向けたとして…)   (4/25 20:46:59)
ガエリオ@ゼダス> (…今後の糧に、なるのだろうか。______…)『……僕が、単にいつも…こうなだけ…です。……ねぇ、ミアさん。悲しくて、寂しくて…見てられない気持ちは痛い程、分かります…。でも、仮に貴女が病に墜ちて…一生、お買い物が出来なくなったら…。それこそ、どうするのですか…。』(…時に、鬼にならねば、ならない。鬼の子として。…怒りは静けさを覚えたかのように。すこし悲しそうな目で…貴女に訴えかけよう。いくら強くたって、所詮は人間。病には倒れてしまう。…今無理に外へ出るのと…一時を置き、それから外に出るの…どちらが大切か。…貴女の目から見ても…買って欲しがる物達も、貴女の苦しむ姿は望んでないはず。…けど、厳しさだけ向けるのでは…辛いから。)『一度、時間を置きましょう…?……次、出られるようになった時には…僕も、貴女と同じ分物を買って、寂しい思いをさせないようにしますから…。』   (4/25 20:47:08)


雪乃@ミア> 「?」ミアは、不思議そうに首を傾げているゼダスを見て、今度は何が不思議なのだろう、と興味を持ちましたが、深く考えずに無垢な微笑みを返しました。ミアがまだ幼い頃、お世話係の方に言われたことを思い出したからでした。〝どんな時でも笑顔でいなさい〟と。ミアはこれでも令嬢というものにあたる立場。礼儀作法や、基礎学力定着、様々な言語の習得、習い事__。どれも上手にこなしてきたつもりでしたが、ミアは、笑顔は1番得意でした。叱られて泣いても、使わなくなったおもちゃを捨てられて怒っても、いつも最後には笑うのです。笑うと、幸せになれるから。   (4/25 21:44:25)
雪乃@ミア> 「っ。…そうだわ。全然考えたこともなかった。あたしが、あたしがここに来れなくなったら…………」それこそ、1度も。考えたこともありません。ミアはいつも、今、この時、この瞬間のことばかり考えて、後先を考えずにいたのです。生憎、ミアはあまり思慮深くなかったので、後の事まで考えが行きません。こうして、誰かの助言を受けてこそ…きっと今のあたしがいるんだわ。と、そっと感謝を込めました。「…わかった。ゼダスのおかげよ!本当にありがとう!良かったら、今度一緒にお買い物に行きましょう。次は沢山人のいる街で!」わがままをぐっと堪えて、今の自分の立場をよく考えてみました。どんなときも、この肩書きの誇りを大事にしなくちゃ。ミアはゼダスに、いっぱいの笑顔を贈って、もうひとつ、お買い物のお誘いも。キラキラしたオルゴールや、ふわふわのお洋服…。欲しくてたまらないけれど、彼らもきっと、ミアを待っていてくれるはずだと信じて。   (4/25 21:44:36)


ガエリオ@ゼダス> (時に心を鬼にする。かつての僕には出来ない事だった。常に刺を張り巡らせて…交友に至るまでに人を離してしまうような…態度。けど、友人ができた事によって次第に刺は剥がれ落ちて…魔術の師によって、人と接する際の飴と鞭…それを学んで…。魔術も学んで…。この短期間で、知らず知らずのうちに人として成長…したのかな。…子供心は抜けてないみたいだけど。自覚は…ある。貴女が何かに気づいたような声を発した時。人に何かを教えるという…初めての経験を、覚えた。…人と接する事…正直あまり自ら進んで行わなかった。…けど、…今後は、考えを改めてみても、いいかもしれない…ね。)『…ッッ…べ、…別に僕は何も…。……はいっ是非、人が沢山いる街で…。』(お礼をこうもストレートに言われると…擽ったい。慣れないよ、そういうの。…人混みだって…正直好まないけど、人に合わせるって言うのかな。…貴女に合わせてあげなきゃって…思えた。だから口角は上げたまま、その誘いに是非ともと答えてみせる。)   (4/25 22:17:38)
ガエリオ@ゼダス> (…けど、目を合わせるとかは、恥ずかしい…。少し、目は離して。貴女の明るい…いや、明る過ぎる笑顔は…まだ開いて間もない心には眩しすぎるから。)『…水溜りに気をつけて帰りましょうかっ。…こういう時は送りますっ…。…さ、帰って互いにお仕事に励みますよ…』(歳上らしく、言葉を向けよう。こういう時くらいしか格好つけれないし、一足先に背を向ければ…街を後にするために歩み始める。常に遊んでいたいのも分かるけど…やる時はやる。僕のもう1人の父の受け売りだよ。…本当は手を引く気持ちくらいあってもいいのだろうけど…、そこまで心を開くのはいつになるのやら…。とりあえず…騒動が収まってからのお嬢様を抱えてのお買い物。楽しみに待っていなきゃね。…そう想う顔は…優しく笑みを浮かべて。_____〆)   (4/25 22:17:49)