この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

託された言の葉

(火津彌)

しめさば/火津彌 > 【ソロル:託された言の葉】(帝國軍内、火津彌の自室にて。軍服をきっちりと着込み仕事の顔になっている火津彌が、書斎机の前に立っている。)……帝國軍内を妙な噂が流れている。発信源はこれも噂であるが大将官とのこと。突然現れたどこの国の人間かも解らぬ旅人が持ってきた”伝言”とやらは、次の通りや。『次はこの百騎長が、ウェンディアの”双璧”となってお相手致します。』(自室に呼んだ目の前の相手に向け、淡々とその内容を告げる。はてさて、一旦なんの宣戦布告か。王国の百騎長は大地の魔術を使う青年だったはずだが、大将が美虎で対峙したのは草木の魔術を使う小さな少女だったと言う。……一体どうなっているのだろうか。いくつかの可能性を挙げてはみたものの、いくら考えても推測の域を出ないのはしょうがあるまい。)   (4/19 13:19:31)
しめさば/火津彌 > ……ええか、よく聞け。まずこの話は軍の派閥云々は関係ない。尊華帝國軍佐官からの命令や。またウェンディア王国へゆき、騎士団百騎長について探ってきてくれるか。私の記憶では尊華人風の見た目をした青年だったはずなのだが、大将官が言う事には緑色の髪をした長い耳の少女だと言う。……もしかすれば、本当にひねりもなく単純に考えてみると……”双璧”とは、その二人の騎士が二人とも、百騎長なのかもしれん。……その仔細が解ったらすぐに帰って来なくてもええ。介入の余地がありそうなら、思い切り引っ掻き回せ。……頼んだぞ、色男。(最後の一言だけはふ、と口角を挙げて放たれた。金の髪をしたウェンディア人風の間者、エクヴェルへと。)   (4/19 13:19:36)