この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

Too Sweet

(レフィーネ&ゼダス)

しめさば/レフィーネ > (『がたん。ぽぽぽ、がたがた、ばたん。がたん。ぽぽぽぽぽぽ、がたがた、ばたん。ぽ…ぽ‥ぽ…』忙しなく時計の中を出入りする木彫りの鳩。目の焦点が合っていない独特の顔つきは愛嬌があると言えなくもないが、狂ったようにかくかくと動いている今はただただ不気味だ。レフィーネは右腕に抱えた鳩時計を一瞥すると、ふっと目を離して思案した。機械類が壊れる時の予測不可能な動きに不思議な脅威を感じるのは、何故だろうと。口では説明できないけれど、きっと潜在的に考えてしまうのかもしれない……いつかそう遠くない未来、科学技術が魔術を凌駕する時のことを。恐らくは、これから向かう場所が場所なだけに尚更。……ゼダス、ウェンディア聖騎士団お抱えの機械技師――その工房。彼の仕事場が、この角を曲がった先にある。)   (4/17 00:00:29)
しめさば/レフィーネ > (『唯一無二の天才技師に鳩時計なんかの修理を頼むのは失礼だろう、あの子は少し気難しいところがある』……ここへ向かう前に騎士の一人に言われた言葉を思い出す。しかし、レフィーネにとってはあまりピンと来ない言葉だった。今日に限った話ではない。騎士団に入団して以来一度たりとも腑に落ちた事はないのだ。距離の詰め方が少し独特で、疎んじまれたりしていてもあまり気づけない鈍感なレフィーネにとって、彼は単なる歳の近い同僚であるから。果たしてそれを彼の方はどう思っているのかは、彼にしか解らないが。)………ゼダス、ゼダス君。い、いいいいらっしゃいますか?レフィーネです。(扉の外から声を掛けるが、聞こえているのだろうか?ノックをしたいけれど、右手には鳩時計、左手には”オウトスイート”と描かれた差し入れ用の紙袋……両手はふさがっている。)……う、うーん……(『がたん。ぽぽぽぽぽぽ、がたんがたん、がたん、ぽぽぽ、ぽぽぽぽ。』木彫りの鳩が踊り狂う。)   (4/17 00:00:38)


ガエリオ@ゼダス > 『…ふぅ…。いいですよ…ゼダス…、好調です…。繊細な作業には…静寂と心の安らぎ……そして、1人の時間が必要ですから……。』(時計の針の音が響く。この小さな小さな意識しなくては聞こえないほどの音。…それが響くような聞こえ方がするって言うんだから…相当張り詰めている。…作業場、大型の機器の収容所とは別に小屋のような小さな場所は精密機器の作成に重宝する。そして、その小屋こそ外野から来る客人がまず潜る門となる場所。その扉を少し進んだ先にはデスクが並び、小さな小さなネジが無数に散らばっていた。…四角いプレートのような装置…その装置の一箇所一箇所を丁寧に丁寧に直していく作業。…これが本当に堪えるんだ。こればかりはストレスが溜まる。というかイライラする。…けど、この機器を直さなくてはギャラルホルンは動くことすらしない。…元はと言えばオウガさん…、ぁぁ、もう心の中だしいいや。脳筋が悪いんだ。)   (4/17 00:25:27)
ガエリオ@ゼダス > (訓練だって言ったのに気づけば勝手に熱くなって僕のギャラルホルンを破壊するんだから。おかげで酷い目にあった。…いけない、こんな事考えてたらいつか、ミスしてしまう。…プライドとしてそれは許されない。…よし、進めよう。額に伝う汗を跳ね除ける。…一点集中。開眼。…小さなネジを指で摘めば…ゆっくりゆっくり、機器に近づけて……いった。)『___________……ッッ!……。』(…もう少し、もう少し。…その時だ。扉の奥から可愛らしい声が響いた。僕を呼ぶ声。…しかし、今作業中だよ。相手に出来ない。…ぁぁもう、居留守居留守。…無視しよう。それを決めた瞬間…、別の呼び声が僕の耳を刺激するんだ。)   (4/17 00:25:49)
ガエリオ@ゼダス > 『……ッッ…ッッ…!ッッ〜!!…だァァ!!うるっっさ!!!!……その頭が割れそうな音何とかして下さいよ…!…世界の何処探せばそんな声で鳴く生物がいるっているんですか!?…首を締め上げたい…締め上げてしまいたいっ!!……レフィーネさん…、ちょっと本当いい加減にしてください…!』(居留守しようとした僕が悪い。それはみんな思う事。…しかし、30秒でも聞いてみてよ。立たれてみてよ。こうなるから。…ネジを置いて立ち上がれば、歩きながら文句の前奏が奏でられた。……扉を引き、睨みをきかせながら…両手の塞がった貴女の目に…目を合わせた。…大の大人がこうすれば、怖いかもしれない。けど、お相手は大の子供。…貴女から見ても怖くは…ないだろう。)   (4/17 00:26:02)


しめさば/レフィーネ > (あなたを呼ぶ声に返事がないのを認めて、『居ないのかなぁ…』なんて心の中でつぶやき俯いていると、しんと静まり返っていたように思えた工房の中から怒声が響いた。『――居た!』……その声に怯むよりも先に、工房の主の在室に思わず目を輝かせる。あなたのご立腹はわりといつものことであるし、そうでなくとも鈍感なレフィーネなのだ。声と共にこちらへ近づき扉を引いたあなたへ悪びれもなく満面の笑みを向けて、まるっきり子供のように、口を半月型に開いた。)……ゼ、ゼ、ゼダス君、おおおお元気そうで何よりですっ!おおお元気なのは、い、いいい良い事ですっ!(『ぽぽぽぽぽぽぽぽぽ。がたがたがたがた。ぽぽぽぽぽぽぽ……』レフィーネの言葉に、”そんな声で鳴く生物”の音が重なる。一心不乱に頭を動かして、頷いているかのようだ。レフィーネは遠慮もせずにつかつかと工房の内部へ侵入してゆく。作業中らしき機械に近寄ればあなたの銀髪が怒髪天を衝くのは免れないであろうから、一応それなりには注意して。だって、まずはこのふさがった両手をどうにかしなければ。)   (4/17 00:52:12)
しめさば/レフィーネ > ……あっ、あっ、会いたかったですっ!ほんとに!……こ、この鳩時計壊れちゃって……だけど、こっこんな事でもないと、あああ会ってくれなさそうなんですもん。寂しかったですよ、ゼダス。あああ。うううるさいですよね、ごめんなさい……えい!(鳩時計を床に置くと、本日何度目かのチョップを喰らわせる。鳩時計は『ぽあ』と間抜けな断末魔を出してとうとう動かなくなった。)……あっ、……静かになった。……あ、あああのう、これ、い、いれておく冷蔵庫とか、あります?……冷やしてから食べたほうが、おおおいしいと思うので……。(くるりと振り向き、左手の紙袋をあなたに見せた。)   (4/17 00:52:16)


ガエリオ@ゼダス > 『何がいい事ですか!…お元気じゃないですよ…。見て分かりませんか…、そもそも僕の仕事中に外で騒ぐなんて……ちょ、ちょっとちょっとちょっと!?…貴女みたいな人一番入れなくないんですけど…!ねぇっ!!』(…頭の中は相変わらず晴天だな、この人。…しかも、何かと思えば鳩時計。この人の手下みたいになってるし。…呆れたような目線に変わってしまった。…さて、説教をひとつ。そんなとき…貴女は勝手に僕の工房へ侵入するんだ。何考えてるのこの人。…慌てて声を荒くするけど止まることもないだろう。僕にとって工房へ入った貴女とか危険でしかない。…いや、本当。すぐ追い出してやる。物壊しの妖怪め。…後を追うように着いていけば。)『いや、そんな会いたかったって…。僕は貴女の家族ですか??…寂しかったって意味が分からないんですけど。…僕に言うセリフ間違えてません??………ぇ。』   (4/17 01:26:24)
ガエリオ@ゼダス > (何を言い出すのこの人。鳩時計素っ飛ばしてそこが驚きだよ。…ツッコミをひとつ加えつつも、突然床に時計を置く貴女。…それを口を開けたまま見つめていれば…、なんと、チョップ。【次回…鳩時計裏切られる。】…貴女が僕のために物を壊すような人とも思えないけど。…まさかそう止めるとは。元々壊れた玩具のようなものだったし、大目には見るけど。…呆れた顔のまま、貴女の振り向いた姿を見れば…向けられた紙袋。……お土産。貴女のお土産ってそんなに期待してないよ?だって、鳩時計持ってくる人だよ。……)『ありますけど…。……なんですか、これ。……通り道で拾ってきた雑草とか言うんでしたら引きちぎりますよ…。物の正体をまずは教えてもらいたいんですが…。』   (4/17 01:26:35)


〆鯖/レフィーネ > (あなたの怒りや戸惑いを全く意に介した様子もなく、レフィーネは都合よく、一言だけ返事をしていた。目は鳩時計を見つめながら、あなたのペースを邪魔しない程度の、呟くような声で。)……ん?間違ってませんよ。……あ、会えて良かった。(歳が近いからといって、勝手に親友面をしているという訳ではない。なにしろレフィーネは戦争から帰ってきたところであるから、あなたとの再開がいつも以上に感慨深かったのも無理はないと言える。ウェンディアを、王国民この手で護ろうと己を奮い立たせた局面もあった。今はこの国で見るものがそれはそれは宝物のように感じるだろう、あなたも、例に漏れず。)……あっ、な、中身ですか?……え、と…それは、その……。   (4/17 02:08:24)
〆鯖/レフィーネ > (口ごもる様子はばつが悪そうというよりは、どちらかというとはにかんでいるという表現が近そうだ。あなたの悪態に気圧されるまま、クリエイターが作品を披露する時のような照れを孕んだつつましげな笑みを浮かべて紙袋の持ち手をきゅっと握りしめる。)……おおお口に合うかわかりませんけど、その、えへっ。……シフォンケーキ…です。あ、あっ、あの、紙袋は、こ、これしかなくって…そっか!期待させちゃっていたら、ご、ごめんなさい。(レフィーネの〝料理自慢〟の噂は騎士団の中では有名であるが、そんな噂を知ってか知らずか、王都一のパティシエの紋が入った紙袋の中に手作りのそれを入れてしまった事に謝りつつ、右手で口を抑えてしまったという態度をとってみせた。)   (4/17 02:08:41)


ガエリオ@ゼダス > 『……。わ…わかりましたよ…。僕も会えて嬉しいです…。』(そんな猛凸で会えてよかった会えてよかった。なんて突っ込まれれば。…良くない良くない星人にも折れる時が来る。…貴女が折れずにそう言うのだから…諦めたように、そう呟けば。…鬼と親しくなったからと言って…心まで鬼にするなんて事は難しいまま…。貴女にそんなに好かれるような事、僕はしたかな。貴女の素直な感情は僕の悪態ではへし折る事は難しい御様子。此処はなる様になれの精神こそ正解なのかも…しれない?)『ッッ…、…へェ…。シフォンケーキ……』(そんな己の中で貴女を許すか許さぬかの葛藤をしてる最中、紙袋の中身が明らかになる。…正直、期待してなかった。当然…包物って言うのは基本的には嬉しいもの。でもね、それを渡してくれる人によっては地雷を投げつけられる事だってある。貴女なら特にその可能性が高いと偏見だが思っていたのだ。しかし…的、外れたり。)   (4/17 09:29:48)
ガエリオ@ゼダス > (地雷なんて大嘘。まさか甘い物のお名前が出てくるなんて。…一瞬でムスッとした表情は変わったろう。先程の怒りは別の所に置いてきたかの様に…。)『……ぃ…いえ、ちょっと僕もトゲを向けすぎましたし…。…それに、…何か包んで来てくださる御好意は…嬉しいですから…。買うでも…作るでも…。』(僕は騎士団に関わる身ではあるが、有名話をしっかり耳に入れる程人と密接に親しくしていた訳ではない。それ故に貴女の料理の噂だって知ることもない。僕がよく外出をするような機械技師ならまだしも…人と関わるって言うのをあまり好まない僕にとって、紙袋に描かれた紋を見ても、そんな盛り上がる素振り…見せることもなかった。第一人の意見に流されるのは好まない。みんながあの人が一番だ!と言っても…僕には僕の一番が居るんだから。もはやこれはライバル視と言ってもいいかもしれない。)   (4/17 09:29:58)
ガエリオ@ゼダス > (…と、余談はこの辺りに。答えを聞いたから冷やすと言う選択肢。向けねばならないね。)『……あそこのテーブル席…座ってて下さい?お皿と飲み物ぐらいは…用意しますから…。』(自分勝手な所が出てきてしまっている。シフォンケーキが食べたい、そう思い出したらもう強引。ピッと食事用のテーブル席を指差せば…己の中で冷やすと言う選択肢は今食べようなんて選択肢にあっという間に早変わり。…貴女の答えも聞かぬまま…そそくさと付属の小さなキッチンへ。もはや前置きなんて忘れてしまったかのようだ。シフォンケーキシフォンケーキ、頭の中はふわふわに包まれちゃったんだから。)   (4/17 09:30:07)


〆鯖/レフィーネ > (テーブルを指されて、レフィーネは目をぱちくりさせた後ふっと笑みを漏らした。一緒に食べようって……言ってるのかな?本当にあなたは、甘いものが好きなんですね。 表情には出さないものの、きちんと行動に示してくれたらそれが分かるというものだ。いや、むしろ表情を読むのが苦手なレフィーネにとっては、その行動だけがあなたそのものなのかもしれない。『気難しいところがある』なんて、ピンと来ないはずである。腑に落ちないはずである。どんなにぶっきらぼうでも、棘のある言い方をしても、あなたが実際に人に危害を加えたことなどないのだから。機械制作をやめるとか修理しないなどという言葉を仮に持ち出して拗ねてみせたところで、そんな事できるはずもないし。だって、誰よりも機械を愛しているのは他ならぬあなたなのだもの。 ……結構、わかりやすい人なのになー……。柄にもなくそんな事を思いながらあなたの指図に従うように、レフィーネは椅子を引いてテーブルにつき始めた。)   (4/17 12:54:13)
〆鯖/レフィーネ > ……ふふ、わ、わたしもご相伴して、いい良いのですか?…やったぁ。ありがとうございます。お、おおお飲みものまで任せちゃっていいんですか?わぁ、すみません。(あなたの反応からしてレフィーネの〝料理自慢〟の噂は及んでいなさそうであった。しかし、レフィーネには届いている。あなたの〝甘党〟の噂…。それを本当に真に受けたため、そのシフォンケーキにはかなり足されている。……夥しいほどの砂糖。せっかく料理上手な人に教わった虎の子のレシピも、勝手なアレンジによってこうして崩落してゆくのだ。料理下手とはこうして産まれる。二人とも鳩時計の事は後回しだけれど、久しぶりにあなたに会いたいからわざわざ街の修理屋ではなくここに赴いたのだ。もちろん、望むところである。)>ゼダスさん  


ガエリオ@ゼダス > (…と、こうして貴女とおやつタイムを共にする事になったわけだけど。当初は貴女に物を壊されるからと追い出す目的が…気づけば追い出すなんて行為とは真逆の物になっていた。…本当、僕って一度決めた事が気づけば曲がっているんだよな。…不思議。誘惑に勝ててない僕が悪いのかな、僕が悪いんだよね。うん、そうだ。だって仕方ないじゃないか。…シフォンケーキなんて出されて帰せるわけがない。…回避不能の攻撃を向けられたんだよ。貴女に。…だから、それを受けて…こうして飲み物の準備に取り掛かっている。…わけだ。)『…、たまにはシンプルに…。…』(シフォンケーキ。…イメージしてみよう。僕がお客さんとして提供されたら嬉しい図面を。…シフォンケーキと甘い甘いホットミルク。そう、これだ。冷蔵庫を開ければ瓶入りの牛乳。それに目を向ける。2人分ともなれば一本大きめのを使って丁度良いところか。さっそく手に取れば…ガス台に小さな鍋を。コポコポと音をたてて牛乳をそこへ流し入れれば)   (4/17 15:40:48)
ガエリオ@ゼダス > (火をつける。…牛乳っていうのは火にかけて沸騰まで混ぜるようにしなくてはいけない。というのもそうしなくては泡泡になってthe失敗作みたいなのが生まれてしまうから。しっかり泡立て器を取り出し混ぜていけば…、棚から取り出すのはグラニュー糖の入れ物と練乳を1本。…沸点の近くなった牛乳の火を止めれば、焦げないように配慮して練乳を一本…全て片手で開けて突っ込むのだ。これを入れると甘さという類の中でも深みある甘さになる。そう、ゲロ甘い深海に沈める。そして、そこへ追い打ちのようにグラニュー糖を大さじ7回くらい。ばばっと突っ込めば混ぜ混ぜ。パティシエの厨房かってくらい甘い匂いを醸し出しつつ…完成した特製ホットミルクを事前に用意した白いマグカップへ注げば…。)   (4/17 15:40:57)
ガエリオ@ゼダス > 『…せっかく持ってきてくれたのに…御一緒しなくては意味ありませんし…。…切り分けはお願いしていいです…?』(両手にそれを持って貴女の元へ。まずそれをテーブルに並べれば一度戻ってキッチンからお皿を2枚と切り分け用のナイフを。…やっと準備完了。…僕が図々しく紙袋に手をつけるのもおかしな話だし、切り分けるのは貴女にお任せしようか。中身のこと、教えてくれるかもしれないし。すっとナイフの持ち手を貴女へ向けるように…テーブルへ置けば、対面の席へ着いて。)   (4/17 15:41:07)


しめさば/レフィーネ > (冷蔵庫から瓶を取り出し、キッチンのような一角へと向かっていくあなたを目で追った。工房にまでこんな設備があると言う事は、あなたの仕事はよっぽど根を詰める必要があるのだろう。最新鋭のガス台は背中で見えないけれど、指先一つでいとも簡単に火が熾り、便利なものだなあと”秘密基地”の竈を思い出す。鍋の中で何かを丁寧にかき混ぜる度に甘い匂いが工房に充満していった。程なくして二つのマグカップ、次に2枚のお皿とナイフ、あなたが卓に着く。)……はいっ、い、いいですよー。(ナイフを受け取り、紙袋かケーキを取り出し、それを包んでいる油紙を外した。茶色のスポンジの上に白いアイシング〈糖衣〉がかかっているだけのシンプルで小さめの、環状にそびり立つようなシフォンケーキだ。紙の上に乗せたまま椅子から少し腰を浮かして四等分にナイフを入れ、銘々の皿にそれを取り分けあなたの前へ配膳すると、フォークが無いのに気づき、借りてもいいですか?と一言声をかけておく。後はいよいよお茶の時間だ。あなたがケーキを口に運ぶのをにこにこしながら見届ける事にしよう。)…お、おお美味しいかなぁ。お口にああ合うと、いいい良いんですけど。   (4/17 18:31:44)


ガエリオ@ゼダス > 『ぁ、…。…そ、そうですね…。失礼しました…。』(しまった。楽しみにし過ぎてた?…手で食べるなんて思ってたわけではない。貴女にフォークの存在を教えられれば頬を赤くしながら素にでも戻ったように謝罪をした。…立ち上がればタタっと…再びキッチンへ。いけないいけない。冷めてしまうものもあるし、シフォンがパサパサにもなってしまう。そんなの僕が許せない。食器棚近くにある食器器具入れ。フォーク、スプーン、ナイフと綺麗に分けられている其処に…ガバッと手を突っ込めば。……OK。早速戻る事にしよう。手を引き抜いて…)『…はい、どうぞ。_____これでいいかなと思いますから…』(決して嫌味などではない。これは早く食べたい証。…貴女の元へ戻るなり、ジャラララっとフォークが大量にテーブルの上を彩った。様々な種類のフォークが。二本でいいはずなのに。席に着くなり、一本適当に拾い上げれば…狙ったわけではない。お子様サイズの小さなものを。ただ拾ったのがそれだっただけ。…小さいフォークを構えれば)   (4/18 10:37:12)
ガエリオ@ゼダス > 『では…いただきますね…?』(と、貴女に目を向けて伝えれば。なにやらニコニコしながらコチラを見ている。なんかパパもこんな事してくる気が…。…まぁ、今はいい。切り分けられ、お皿へ盛られたシフォンさん。アイシングのかかった部分からフォークを入れ、崩し…一片持ち上げれば。小さな口を開いてケーキを招き入れた。…ムグムグ。…眼を一度閉じて甘さ加減を味わう。僕だって一応はグルメな自信があるんだから。此処は正直に言ってあげる。貴女のために。………)   (4/18 10:37:21)
ガエリオ@ゼダス > 『…ッッ〜…!!…甘ぃ…甘いです…!!フワフワで…微かな粉糖がまた美味しさを醸し出してて…。シフォンケーキって甘いのが控えめなの多いのに、こんなに甘いもの食べたのは初めてです…!レフィーネさん凄い…パティシエレベルです!…僕のパパが作ってくれたのなんてコレを食べた後だから言えますけど…粘土かと思うくらいですッッ…ふぁぁ…美味しいぃ…』(正直、腰を抜かすレベルでビックリ。あんまり甘くないと思ってたのに貴女の独断が生きた様子。これほどまでに甘いシフォンケーキは初めて。甘いとやっぱりシフォンケーキって美味しいよね?美味しい。先程までのトゲは取れてしまったかのようにベタ褒めすれば。もう褒め口が止まらない。もう一口…口に運ぶなり眼がキランキラン。飲み物で流し込むなんてとんでもない。…甘いの食べさせておけば花丸出す舌馬鹿さんには大好評。過度なくらいが丁度良いんだ。)   (4/18 10:37:30)


〆鯖/レフィーネ > (じゃらららと音を立ててテーブルの上に流れた沢山のフォークの中から、子供用みたいな小さなフォークを手に取ったあなたを見て、レフィーネもどれにしようかと物色をする。なんだか楽しい、不揃いのフォーク達はちょっとした見本市みたいだ。レフィーネは飴色をしたアカシアのフォークを選んであなたに続き、シフォンケーキにフォークを入れる。力に合わせてそれはもふ、と少し沈んでから切れた。…さぁ口へ運ぼうか、とフォークを突き立てた瞬間あなたの絶賛を耳にして、こちらも嬉しそうな声を上げる。)……ほっ、ほんとうですか……っ?パ、パ、パティシエっ……て、……ゼダスったら、褒めすぎですよっ、お、お、大袈裟なぁ……えへっ、えへへ、えへへへへへへ。   (4/18 17:34:26)
〆鯖/レフィーネ > (破顔という表現がふさわしい程に頬を緩ませて、その賞賛に身をよじった。大袈裟だなんて謙遜するふりはしていても、満更でもないというか、もっと言ってというか。いつになくにやにやとしているレフィーネの周りには、ふわふわと花が飛んでいてもおかしくないくらいの浮かれようだった。……そんなにおいしいんだ。やっぱりレシピを教えてくれた人の……アッシュさんのおかげかな。わくわくしながら自分のぶんのシフォンケーキも口に運んでみる。すると……)………ん………?ぐふっ、!?(噛みしめた瞬間、脳天を直撃した猟奇的な甘みに驚いて思わず喉の奥で咳のようなものがこみ上げる。身体が拒否しているのだ。)………っ、ん……ん……!!!!   (4/18 17:35:10)
〆鯖/レフィーネ > (人間は糖分を過剰に摂取した時、このようになるのか。胸焼けのような気持ち悪さを覚えるよりも前に舌と喉が驚き、血糖値がカッと上がるのを感じた。異常に塩っぱいものや酸っぱいものや辛いものに比べれば、無理をして食べれない訳ではなさそうだが…。濃縮した砂糖の粘つきに喉を陵辱されているかのように、いがいがしてきた。思わずあなたの入れてくれたホットミルクを手にして口に運んだ。流し込もうと試みるも、まずその熱さに驚き、咳き込んだ瞬間牛乳の味が鼻孔へと逆流した。)……ごっふ!………っ熱……え、ひ……(察する、そのミルクの甘みはケーキを遥かに凌駕していると。逃げ場など、ない。……万事休すか、聖騎士レフィーネ、もはやここまでか。……机に突っ伏し、フォークを持つ手は微動だにしなくなった。)   (4/18 17:35:26)


ガエリオ@ゼダス > (貴女の反応…それは貴女の舌が異常ではなくて正常だからこそ、そのように信号が出されている。まず始めに咳き込むような反応を起こしたのを貴女から確認してもコチラとしては…『喉に突っ掛かったのかな?』程度。…僕は自分で自分の舌を信用しているし、まさか味でそうなったなんて微塵も思ってはいない。どんちゃん騒ぎが対面で行われている中コチラは皿を空にしてしまっていた。…うーん、美味しかった…もう一個。なんて、残り二つのうちの1つをひょいっとちゃっかり取れば…もはやデザートバイキング状態。…流れ作業のように三等分程に切り分ければ大きめに大きめに。口いっぱいを甘くしたいからケーキを口へ突っ込んでは…頬張るのだ。)『んぐ……んッ…。………レフィーネさん落ち着きないですよ…。…もっと落ち着いて飲んでくださいね…?貴女も“一応”女性なんですから…。ほら、紳士さんに嫌われちゃいますよ?』   (4/18 17:59:52)
ガエリオ@ゼダス > (ホットミルクの熱で咳き込み、甘さに襲われそのまま倒れたような貴女が何故このようになってるか知らぬ少年は軽い説教のように貴女へ注意を促す。…貴女もデートとかでそうなったら大変でしょう?そういう心配っ。僕も男の子だから一応教えてあげるよなんて先輩目線だ。…ホットミルクに関しては10こちらが悪いのに。…再び皿を空にしてしまえば…一度、ホットミルクを少しだけ…と。カップを持ち、口に流し込む。…後に一息、…落ち着いたかのように目を細めれば)『…このホットミルク…僕のオリジナルの黄金比率なんですよっ?…美味しいでしょ。…試行錯誤して辿り着いた究極のレシピって奴でしょうか…。_____聞いてます?レフィーネさん。』   (4/18 18:00:07)


しめさば/レフィーネ > (死んだように机に突っ伏したまま、落ち着き払ったあなたの言葉を半分上の空で聴く。あ〜、違うんです、あの〜、ゼダス、あなたはどうして平気なんですか……。頭の中に浮かぶ言葉は音になることなく、ぽわんと消えていった。聞いてます?なんて言われてようやくおもむろに、まだねっとりとした後味に支配された口を開くのだった。)……あ、の……すっ、すみません……鳩時計……直してもらっても、い、いいです、か……。私、ちょっと、気分が……。あああと、おおお水……あ、ケーキ、よかったらわ、わたしのも食べてください……き、気に入っていただけたのなら、よよよかったです…けほっ。   (4/18 18:20:22)
〆鯖/レフィーネ > (ホットミルクについても感想を言わなければならないだろうか。あなたはケーキを褒めてくれたけれど、だからといってうまくお世辞を言って切り抜けるなんて高度な技術をレフィーネは持ち合わせていなかった。)……わ、わ、わたしにはちょっと、や、かなり……あ、ああ甘かったです。とてもじゃないけど、の、飲めません。(はっきりと伝えられた"ノー"。決して悪気はないのだけれど。指先でマグカップをつつ、と返して、ついでに食べかけのケーキもあなたの前へ捧げる。一口しか食べていないのだから唾もついていないし。)   (4/18 18:20:33)


ガエリオ@ゼダス > 『鳩時計…? ぁぁ…、あれですか…。まぁ…お土産も頂きましたし…構いませんが。…?ゎ、わかりましたっ、とりあえず気分が悪いならソファーで横に…、お水なら僕持ってきますからっ。』(やっと起きた。…しかし、お花ぽわぽわな顔は夢のように。とてもじゃないが元気なんて顔では貴女はなかった。…具合悪くなっちゃったのだろうか。…ソファーくらいしか横になるスペースはないし、とりあえず指示を向ければ、先に席を立つ。…お水お水、そう頭に記しながらキッチンへ向かおうと貴女に背を向けた…その時だ。)『_______ッッッッ…。』(ピシッと。己のプライドとメンタルにヒビが入る。…そのヒビは全体をどんどん傷つけるような…毒のような傷。貴女に背を向けたまま…目元が真っ暗く、身をプルプルと震わせる反応を見せ…小さな声で何かをボソボソ…っと、呟いたのだ。)   (4/18 18:46:48)
ガエリオ@ゼダス > (水を持ってくる…貴女が具合悪い…。分かってる、わかってるの。…でも、ちょっと…、それよりも色々問題が生じている。感情が高ぶる。…己の中でエラー音が響き渡る。…ゆっくりと貴女の方へ身を振り向かせるのだ。)『……ッ…ぼ…ぼくの自慢のドリンクなのにッ…。……僕の自慢のドリンクなのにッッ…!!…なんでそんな酷いこと言うんですか…、僕だって頑張って淹れてるのにっ…。』(顔を真っ赤にして、怒り100%で貴女にぶつかる勢いで言葉に力を込める。目もしっかり合わせるように向けて。…しかし、その力はあろうことか…はやくも低下を始める。…普段ならば怒りを終始ぶつけ続けるアタッカーが、アタックの仕方を忘れてしまったかのように。…ぐっと下唇を噛み締める。何かに耐えるように。)   (4/18 18:47:01)
ガエリオ@ゼダス > 『…ッ…ぐ…ッッッ…ぅ…。____…パ……パパは…褒めてくれたも…。…美味しいって……ッ…褒めてくれたも…。…不味い訳じゃないっ……からっ、……ッッ。』(耐えながら耐えながら。言葉を頑張って紡ぐ。…けど、左眼から先に、右眼も。…ぽろ、ぽろっと。涙が溢れ始めた。…そう、…知ってるだろうか。この子…極度のメンタル豆腐くん。…父の甘やかしも原因だが…直接こう、文句をもらう事に慣れていない。それ故に…言われれば悔しいのと恥ずかしいのと、イライラとで。涙が溢れてしまう。泣くのを隠すようにすぐに涙は拭うけど、溢れて止まらない。…目線を外せば…下へ向けるのだ。)   (4/18 18:47:49)


〆鯖/レフィーネ > (最初はぼそぼそと何を言っているか解らなかったあなたの呟きが次第に震えた響になってゆくのを耳にして、流石のレフィーネもまずった事を察した。……また、やってしまった。多分、失言したのだ。小さな背中がぷるぷると戦慄き、そして振り向く。真っ赤になった頰に、ぽろぽろと大粒の涙が溢れるのを見れば、自己嫌悪に胸がぎゅうと苛まれ、さあっと青ざめてもはや口の中の甘みも消え去った。)……あ、え、ちょっ……!?ゼ、ゼ、ゼッ、ゼッ!?あああああの、ええええ、あああああ(取り乱したレフィーネの口は思うように回らず、いつにも増して吃ってしまう。『そうです、不味いわけじゃありません。ただ甘すぎるだけ!でもお互い様でしたから。』そんなフォローになっているのかなっていないのか解らない言葉が頭に浮かぶけれど、紡げない。両手は所在無げに空を彷徨って、見るからにあたふたした後、意を決したように両手でマグカップを包んだ。)   (4/18 19:23:21)
〆鯖/レフィーネ > あああああの、ああああ……ゼゼゼゼゼっ…………っ……(一回の深呼吸。そして、一気にそれを飲み込む。ごく、ごく、と音を立てて細い喉が上下する。ぷは、と息を吐いてマグカップから顔を離すと、その顔、ペリドット色の瞳は『やってやった』とばかりに据わっている。手の甲で凛々しげに口を拭うその姿は、勇敢なる騎士であった。言葉が紡げないのならば、行動で表すのみ。実に筋の通った論理である。そしてそのままレフィーネはふらぁ、と後ろへ倒れこみ、椅子を倒しながら派手な音を立てた。 ……砂糖の取りすぎで死ぬだなんて、聞かない話だ。けれど普段から健康的な野菜と薄味の料理しか口にしていない菜食主義のレフィーネにとって、あなたの自慢のドリンクはあまりに刺激的すぎたようだ……。)   (4/18 19:23:37)


ガエリオ@ゼダス > 『…ッッぅ……っ…んく…ッ…。……ふぇ…?』(声が震えて、涙が出て。…耐えきれなくなったら…分かるはず。子供のように泣きじゃくる未熟さが。…本来、泣く姿に慌ててる間に大泣きされて大変なことになってしまうのがオチ。…しかし、違った。貴女は慌てる姿の後、両手で自分の使っていたマグカップを包み込んだのだ。先程ノーと否定した悪魔の飲料が入ったそれを。年齢は近いのに貴女がとった勇気ある行動は子を守る親のようで。マグカップに口をつけた姿に涙を拭いながら不思議そうに、見つめてしまった。さっきは嫌と言ってたのに。_______飲んでくれた。…静かに勇姿を見守るものの、減っていくのが音で分かるにつれて…涙を含んだ眼は…段々キラキラと。悲しみから喜びへと転換されてゆく。カッコいい姿と共に…ド派手な音で椅子と共に倒れた貴女。普通の人ならその姿に『大丈夫!?』なんて心配をする場面…しかし。)   (4/19 02:07:54)
ガエリオ@ゼダス > 『…ッ…、美味しすぎて飲めなかったって言う意味…ですよね。……おかわりなら幾らでも作るのに…。レフィーネさんってあー見えて遠慮気味なんですね…ッッ…ふふ、作り方の一つくらい教えてあげても…。』(何というプラス思考。飲めないと言ったのに飲んでくれた貴女の行動。その勇姿を僕から見て得た答え。それは…【美味しい!!でも…あまりはやく飲むと直ぐに無くなるから…ゆっくり飲まなくてはっ。…ぁ、急いでなんて飲めません。】そんな所。…不味いとかそういうのなんかじゃ無いよね。うん。…美味しすぎたからって本当リアクション芸人みたいに倒れるんだから。…倒れた貴女を他所にペラペラ口を動かし続ける少年の図。異様だろう。意識なんて既にない相手に語り続けるんだから。…こんなお茶会、第三者から見れば殺人と何ら変わりはない。……流石の貴女も…こんな事に巻き込まれては…もう、お茶会をする気も起きないのではないだろうか…。〆)   (4/19 02:08:15)