この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

出会い

(静香&雅螺)

枡/静香 > (今日は仕事も診療所も休みの日。予定が綺麗に開いたのは数か月振りであろうか。久々の長い自由時間にどうしたものかと町をうろついている。和菓子でも買って食べようか。近くにある簡単な店に入り、お饅頭とどら焼き、そしてもなか。一つは自分で食べるとして、もう幾つかは馴染みのお客さんや軍の仲間にでもあげようかと、少し多めに買っていく。これだけで荷物がいっぱいになることはないが、お菓子と言えど数が多ければ重さはある。少しだけ買いすぎたかもしれない、と後悔しつつ再度町を徘徊しようと振り返ったところで何かにぶつかってしまい。確認すればそれは人のようだった。「すみません!」と慌てて謝罪をする。お菓子は_良かった。潰れてない。)   (4/9 16:12:52)


枡/静香 > (今日は仕事も診療所も休みの日。予定が綺麗に開いたのは数か月振りであろうか。久々の長い自由時間にどうしたものかと町をうろついている。和菓子でも買って食べようか。近くにある簡単な店に入り、お饅頭とどら焼き、そしてもなか。一つは自分で食べるとして、もう幾つかは馴染みのお客さんや軍の仲間にでもあげようかと、少し多めに買っていく。これだけで荷物がいっぱいになることはないが、お菓子と言えど数が多ければ重さはある。少しだけ買いすぎたかもしれない、と後悔しつつ再度町を徘徊しようと振り返ったところで何かにぶつかってしまい。確認すればそれは人のようだった。「すみません!」と慌てて謝罪をする。お菓子は_良かった。潰れてない。)   (4/9 16:12:52)


枡/静香 > 悪党…確かにそうですね。ぶつかったのがいい人で良かったです。(自分が実際に悪党と呼べるような人に会ったことは今のところないのだが、幼い頃散々お父様やお母様に言い聞かされていたものだから存在は知っている。確か金品を盗んだりする人たちの事だったはず。納得したように小さく頷く。自分の為に屈んでくれた相手を見て少しだけ申し訳なくなり少しだけ背筋を伸ばしてみるものの、そんな小さな抵抗では背の高さなど変わらないであろう。) 和菓子を食べたくなってお店に入ったら、美味しそうな和菓子ばかりで…色々な人にあげたくなってしまって、少し買いすぎてしまったみたいなの。そんな、良いのですか?…では袋をもう一枚貰ってくるので、半分こでどうでしょう?(元々こんな大荷物になる予定ではなかったものだから、全部相手に持たせるというのは些か気が引ける。)話し相手…お話であれば私も好きなのでお付き合いしますよ。それに私も今結構暇なんです。何しようか考えていたところだったから、ちょうどよかった。   (4/9 16:43:22)


極夜@雅螺 > 「俺が良い人?僕が!あははは、いや、そりゃあ良い!今日は退屈しなさそうだよ!」(口が微かに窄み、瞳は対照的に好奇の火を宿して見開いて行く。赤い宝玉が溢れてしまいそうな程になった頃、漸く表情が明るく崩れ落ちた。一見すれば単純な喜色に破顔する者。よく見ればそこに真意は存在しない。彼女の小さな身長の見栄は見ない振りをして、珍しく話の腰を折らずに彼女の話に首肯と納得を返した。──嗚呼うん、判るさ、此の国の和菓子は美味い。僕も好きだよ、いや此処のは食べた事ないんだけどさ。然しだから皆に配ろうと思ったとは、献身的な良い子じゃないか!献身的で、礼節正しくて人の穢れなんてさっぱり前世に置いて来たような有様だ。……ま、世間知らず、とも言うか──)「うん、そうしようか。僕にも君にも丁度良いだろう。其れで君、此のたっぷりの甘味を何処に持っていくんだい?」(まさか持ったまま歩き話するのも不便だろうが、だからと言って家にとか言われたらちょっと警戒心に不安を抱く。良い案だ、と笑みを深めながら、くるりと首を傾けて尋ね)   (4/9 16:56:32)
極夜@雅螺 > 「其れは奇遇だ、偶然とは思えない。御免嘘言った、多分偶然。其れで、あー……君だ、君、名前は?俺は雅螺。何とでも呼んでくれ。僕は自分の名前が改変されるのは歓迎派だからね」(店の入り口で一先ず待機する態勢を取りながら、べらべらと動く口は止まらない。こんなだから人の話の腰をぼきぼき折る事になるのだろうが、年中快晴に浮かされたような浮き足立つ言葉は止まらない。漸く口を閉じた時には随分話が進んでいる。全く此れだから。貴女にはこいつの話を無視する権利があるのを忘れないで欲しい)   (4/9 16:56:41)


枡/静香 > 思ったことをそのまま言っただけです。何もおかしくはないでしょう?(ぶつかってしまったことに怒りの態度を示さず、更に荷物を持とうかと提案さえしてくれた。自分からしてみれば十分に“いい人”であったわけだが、相手はどうだ、違うのだろうか?善意でなく行動をした?いや、悪意なんて感じられない。少なくとも今の彼からは。) どこに?どこ、…特に考えていませんでした。和菓子でも食べながら街をうろつこうとお店に入る前までは考えていたものだから。今思ってみればお行儀が悪いけれど。…運ぶなら診療所ね。家にあると食べてしまう気がするの。(あぁでも診療所に食べ物を持ち込むなんて不衛生かもしれない。どうしたものかと目を伏せ考えてみれが、何も浮かばず。)   (4/9 17:18:01)
枡/静香 > 偶然より奇遇の方が響きが良いから、奇遇と言ってしまっても良いのに。…私の名前は静香。静まるの静に、香りの香。_雅螺さん。しっかりと記憶したわ。名前の改変は…失礼に当たるから遠慮しておきますね。仲良くなれたら考える事にするから。だから貴方さえ良ければ仲良くして欲しいな。(相手が店の前に止まっているのを見れば少し慌て「とりあえず袋を貰って来ますね」と。そう言えば店に戻り、貰った袋に菓子を半分入れ相手に渡す。) 持ってもらう代わりみたいになってしまうけれど、その袋の中身であれば食べても構わないから。元々あげるように買った分だから、遠慮はしないで。   (4/9 17:18:07)


極夜@雅螺 > 「あっははは、いや、冗談冗談。御免ね、君のように純粋な子を見るのも久しかったから。尊華にもこんな良心がいたとは」(──其れとも僕がいた頃が特殊だっただけかい?まぁそんな事聞くつもりは無いけどね、ばれても面倒だ。折角の良い日、怠慢に背伸びして緩慢に時間を浪費してしまおうじゃないか!僕の暇が潰れれば万々歳だ。ま、ちょっと人を信用し過ぎのような気もするけどね──其の顔に影はない。其の声に闇はない。からからと転がる空虚な笑い声。年齢の割に明るくて、本当の心が何処にあるのか知られもしない笑顔のまま、君を褒め称え続ける。気紛れだろう、いや本気?知らなくて良い。知ればきっと白百合のような貴女を変えてしまう。頭の中、虚な詩吟が伽藍堂に回った気がした)「診療所?汝は医者かい?いや、あー……其の軍服……軍医じゃないな、巫女?」(巫女は清き魔術で流れた命を取り戻す。不自然でない程度の間を置いて思い付いたように手を打ち、閃いた!とばかりに尋ねてみよう。丁度良い、此の際だ、色々訊いてみようじゃないか)   (4/9 17:33:22)
極夜@雅螺 > 「静香、ね。名は体を表す。良い字じゃないか。……嗚呼、そうか。そうだね。そうしてくれ。仲良く?仲良く!あははは、いやいや、年齢差のある友人だな!其れで良いなら僕も友人が欲しいところだ」(静かに、香るか。美しい字を思い浮かべ、ほんのりと羨ましく思った。雅螺なんて、そうだ、我楽多のようで好きじゃない。好きじゃないが、変える気にもならなかった。ぱたぱたと店に入って行く彼女を見送りながら思考を遊び、戻って来た彼女から袋を受け取りながら少し、視線を上に向けた。確か、そうだ、此の近くに休憩所……というか飲食の出来る店があったんじゃないか?其処で粗方和菓子を整理して仕舞えば良いのではないだろうか)「や、遠慮しておこう。俺はさっき食事を済ませたからね。気持ちだけ貰うよ。其れとそうだ、近くに持ち込み飲食の出来る店がある。其処で一度菓子を整理したらどうだい?」  


枡/静香 > 純粋、そう言われたのは初めてかもしれません。世間知らずと言われることが多いから。尊華にも良い人はたくさんいますよ。ああでも何か、揉めているような噂も聞きはするけれど… (世間知らずなのは事実だし、否定する理由もなければ嫌悪を抱く事もないからそのことに関しては気にしてない。しかしそのような綺麗な言葉で表現されるとは思ってもみなかった。面白い人だと好奇心を擽られる。) えぇ。仰る通り巫女をやっています。診療所はええと、何と言えば良いのか…趣味、のようなもので。魔術の腕を鈍らせないためにも丁度良いし、それに多くの人を救えるとなると気分も良いですから。(趣味と言えば響きが悪いが、それ以外の表現の方法が思い浮かばず仕方なしにそう告げる。折角力を使える場があるのだから、その場から離れたくないのはきっと誰でもそうだろう。多分ね。)   (4/9 17:53:53)
枡/静香 > お褒めいただき光栄です。ええと、そうね、折角褒めてもらったのだから。雅螺って響き、とてもかっこよくて素敵。それになんだか強そう。__だめね、慣れてないことはするもんじゃないわ。…年齢差?然程無いと思っていたのだけれど、そうでもないのかしら。でも友達に年齢は関係ないから、貴方と友達になれるわ。(見たところ20代前半、自分は19だから変わりはないと思っていた。思っているより相手が上か、もしくは自分が実年齢より若く見られているか、はたまたその両方か。) そんなお店があるのですか?…行ってみたいから、案内をお願いしても良いかしら?   (4/9 17:53:55)


極夜@雅螺 > 「嗚呼、世間知らずね……まぁ、僕の戯言だ、聞き流した方がきっと得だと思うけど。…………人間を信用し過ぎない事だよ、……いや、何てね!柄にも良い事はするものじゃない」(──ま、箱入り娘だよね、筋金入りの。何処かの貴族か何かのような気はするけど、僕が突っ込まれたくないように彼女もそうかも知れない。そもそも会ったばかりだ、忠告だけで充分充分。混乱したなら謝るさ、御免ね。君は危なっかしいようだから──目付役がいるのか曖昧だが、如何やら彼女にきちんとそう言ってくれる人はいるようだ。彼女に近しい人が物に通す筋のような人である事を願うばかりだが、会って数十分の自分ですら感じる此の世間知らずっぷり。そうそう曲がる物でもないのかも知れない。す、と細くなる瞳に静かな光を置き、適当で不可思議で謎めいていて、紛れもない自分の体験談から引いた忠言ひとつ。さっと空気を変えて道化師のように肩を竦め)「趣味ね。不謹慎な言い方だとは思わないよ、君の趣味で命救われたなら僥倖だろう」(先導するように彼女の前に出て歩み始め、微かに首を傾けるように振り向き)   (4/9 18:07:15)
極夜@雅螺 > 「いやいや、ありがとう。字を褒められたのは久し振りだよ。結構、いやかなり?気分が良い。今なら無茶言われても実行しようと思う勇気だけは起きそうだ」(道を覚えるよりは敵国の地理を詰め込むばかりだった頭の片隅から街の地図を引き摺り出して朧げな店への道を歩きながら、矢張り年齢について予測を違えているらしい彼女を振り返り、口の前で人差し指を一本立てた。何も若作りしている訳じゃないのだが、なぜ間違われるのやら。そんな苦笑を込め)「35。僕は35だよ、何で同年代なんて思ったんだい。大概の知り合いよりは歳上だよ?」(直ぐに苦笑はきりきりと音の伴いそうな愉悦の笑みに変わる。くるりと身を返して見えて来た小さな店を指差し、古き良き店構えが昔から気に入っていた其処に向けて微かに足を早め)「彼処。中々雰囲気良いだろう。お茶も出るけど食品持ち込み可だから、お茶でも飲みながら其の菓子を整理すれば良いさ」   (4/9 18:07:27)


枡/静香 > 折角褒められたのに聞き流すなんて勿体ない!……誉めるつもりで言ったのかわからないけど、少なくとも私はそう感じて受け取ったから、流さないわ。信用しすぎない…確かに、見ず知らずの人に自分の事を簡単に話すのは危険だったかもしれない…。(ちらりと相手を見やればすぐに目を逸らす。いや、姿を見て名前を教えてもらった時点で見ず知らずの相手ではない、はず。自分を良い人だと絶対に認めず、むしろ悪者である事を自分からばらそうとしている。そう捉えられてもおかしくないようなのような単語を時頼ちらつかせるような、そんな彼から危険なやつもいると、そう教えられてしまったのだ。今からでは遅いかもしれないが、どうにも実行に移さないわけにもいかず。先程からふらふらとしている彼の言葉に若干の警戒をしつつ、混乱しそうになっている頭の中を一旦整理する。……やはり彼は悪い人ではない気がする。) そう言ってもらえると自分の行いに自信が持てるし、若干残っている迷いも少し軽くなる気がする。どうもありがとう。   (4/9 18:32:45)
枡/静香 > 気分が良いのは良いことだけれど、無茶が出来そうな勇気が起きてしまうのは少しいただけないわね。否定はしないけど。自分の事を大事にしなくちゃダメよ。(相手についていきながらそんなお節介を焼く。フラっと消えてしまいそうな人だな、と何となく思った。どうしてそう思ったのかはわからないけれど。) 35?てっきり、23から6くらいだと思っていたから。それだと確かに、…私が19だから……。16歳。本当、結構差がある。(大きく見てしまえば自分の倍の長さを生きていることに驚く。そんな風には見えなかった。若くいる秘訣でもあるのだろうか?それなら少し聞いてみたい気もするけれど、彼の声のトーンからして特に気にしてもいないんだろう。…それはそれで羨ましいものだ。そんな事をぼんやりと考えていればどうやら店についたらしく、彼に続いて中に入る。) 時の流れを感じられるような、落ち着くようなお店。…えぇ。とても素敵ね。ここならゆっくりできそう。   (4/9 18:32:47)


極夜@雅螺 > 「世間知らずは褒め言葉じゃないよ、まぁ君にとって違うなら其れでも良いさ。──っあは、僕は悪党じゃない、なんて一言も言ってないよ?もし俺が言っていないだけで君を攫おうと企んでいたら?お前は随分危険な事をしてるね。……ま、冗談さ。兎も角、見ず知らずと歩くなら気をつける事だ」(くるくる変わる一人称、対して変わらず張り付く明朗な笑顔、流暢で、そして尊華人らしい諄い言い回し。人を混乱させる為に積み上げたような数々をひとつきりでさえ崩そうとはせず、にた、と牙を剥いた蛇の如く目を細めた。──ま、僕はもう軍の人間じゃない。ただの隠居してるおじさ……ちょっと待った此れ言うと自分で傷負う奴だ。見た目が若いんだからお兄さんで良いや。兎も角、彼女の僕に対する信用と引き換えに警戒心を売れるなら御の字だ──何人も射抜いて来た瞳で貴女をちらりと一瞥した後、「本当に気を付けてくれよー?寝覚が悪くなるのは僕だ」とだけ付け足した。駄目だ、純粋だけで組み上げた心は多少の黒で染められる物じゃない。ひとつ学んだ。良い子過ぎも考えものだ)   (4/9 18:52:48)
極夜@雅螺 > 「いや、物の例えだよ。僕は自己犠牲は好きじゃない。本当に良い子だね、逆に大丈夫?尊華でそんなに純粋貫けるって、騙されるよ?俺みたいな奴に」(心配しているのか相手を弄ぼうとしているのか。訂正、多分心配三つ、遊びが七つだ。顔中が全力で嗤っている。店の暖簾を潜って貴女を手招き、丁度空いていた四人掛けの机に貴女を呼ぼう。袋を下ろし、相当数があるであろう和菓子を整えてしまうなら四人席で良い筈、と向かって右の奥の席に腰掛け)「あー、よく言われる。其の辺りによく間違われるけど僕は35。で?君が19?……事案じゃないかちょっと。嫌だよ、此の歳で誘拐犯の疑い掛けられるとか」(ん?と眉根を寄せて少し考えてみよう。19と35。おい、無理をして見れば親娘の域じゃないのか。勘弁してくれ、妹の仕事に迷惑掛かったら面白いかも知れないがお叱りが怖い)「お気に召したなら良かった。君はお茶要るかい?俺は飲むよ、此処のは美味いんだ」(店員を呼ぼうとする前に一度振り向き、貴女にお茶は要るかと首を傾け)   (4/9 18:53:01)
極夜@雅螺 > 「んー、うん……さて、問題じゃなければちょっと訊きたい、巫女様。……あー、軍の事だ。先に言っておくけど悪用する気はない。が、決めるのは君だし、正直"一般人"に教えるなんて得策じゃない」(頬杖を、つく。頬がぐるりと持ち上がり、三日月のにやにや嗤いが落ちた。声も不真面目に、嘘も本当も入り混じっているような言葉を吐き出し)   (4/9 18:53:13)


枡/静香 > 悪党だとは言っていなくても、悪意が含まれていれば少しくらい違和感を感じるでしょう?でもその悪意を全く感じないし、感じないって事はきっとそもそも悪い事を企んでいないか、余程隠すのが上手いのだと思うから…単純に私が鈍いだけの可能性もあるけれど、隠すのがそれくらい上手い人なら警戒したところで無駄な気がするの。気を張って生きていても疲れてしまうだけな気がするし。…ううん、貴方に教えてもらったことを大事にする。良い睡眠を取ってほしいし、それに私の身を心配して言ってくれたことだと思うから。ちゃんと警戒して行動するわ。(自分を攫ってみたところで相手に得はないだろう。軍の偉い立場についているわけでも、何らかの優れた才能を持っているわけでもないのだから。…彼が言っていることはそんな事ではないのだろうけれど。とにかく、今度からは危機感を持って行動することにしよう。そう決めた。)   (4/9 19:21:05)
枡/静香 > それなら良かった、安心したわ。…騙されるって……騙したんですか? …でも尊華で騙されたとしても、騙される前に最終的な決断を下したのは私だから。騙した相手も悪いかもしれないけれど騙されてしまった私も悪いことになると思うし、そこだけはきちんと気を付けているつもりよ。(そんな事で怪我を負ったり命を落としては、遠くにいる自分を大事に育ててくれていた両親も呆れるだろう。それだけはなんとかして避けたい。自分は一人でも大丈夫だと教えるために家を出てきたのだから。) …やっぱり、悪い人じゃないみたいね。年齢の差なんかで怯えているようじゃ悪党なんて務まりそうにはないもの。_私が叫んだり助けを求めたりしなければ誰も気にしないんじゃないかしら。だって私、貴方の事20とちょっとの人だと思っていたのよ? (周りの人も同じ風に見えるんじゃなかろうか。実際町を歩いている時に不審な目で見られることはなかったし、警備の人にも何も言われることはなかった。)   (4/9 19:21:07)
枡/静香 > 美味しいと言われたら、飲まない選択肢なんてなくなるわ。私も飲みたい。……あ、お皿って貸してもらえるのかな。(買ってすぐ袋に入れていたものだからそれを置く皿など持っているはずもなく。思い出したようにぽつりとそう呟く。すると、急に相手が少し言いずらそうに言葉を紡いだのを聞き、彼の方を見る。) 答えるかどうかは内容にもよるけれど、とりあえず聞かせてもらえるかしら?   (4/9 19:21:15)


極夜@雅螺 > 「へぇ……?意外と……ま、過剰に心配する程でもないと判っただけ収穫だよ。君は冷静だね。尊華の軍部で生きていける力がある。……あーいや俺が言えた事じゃないけどね」(──単純に世間知らずのお嬢様って訳じゃなさそうだね。良いね、そういう人間は強い。純粋な芯に冷静な外壁がある。認識を改めるべきだ。……いやうーん、でもまぁ、警戒心に不安があるのは確かだけどさ。巫女だって言うならある程度目付役もいるだろう。僕の心配はそっちに引き継いで貰おうかな──一足先にことんと置かれた湯飲みの中で濁る薄緑。若い山の色合いに目を細め、少しばかり笑みを薄く淡く変え、頬杖を解き。流石はソンカス……間違えた、尊華の軍部。軍部に暫く居れば嫌でも価値観が冷静沈着に変わり果てる。良い事なのか悪い事なのか、考えるのはきっとただの時間と日々の浪費だ)「そうしてくれ、あー、寝覚めが悪いはそっちの意味じゃない」(矢張り、何やら抜けている。からり、夏の下にいるように笑って右手をひらひらと陽炎のように揺らめかせ)   (4/9 19:40:24)
極夜@雅螺 > 「んー?ご想像にお任せしますって奴だね。嘘八百で人を騙くらかした事なら両手両足序でに尊華の国民の指を全部足しても足りない。……あー、ま、君ならそういう考えになるのか。貫くなら貫けば良い。悪い思考じゃないと思うよ」(流石に話を盛っているだろうが、ぱっ、と広げられた両手の指を素早く折り曲げてにっと揶揄うように悪戯な笑みひとつ。まぁ、割合嘘八百で人を誤魔化し、序でにお勘定踏み倒し、妹を揶揄う為に大袈裟に嘯いた事も一度や二度ではない。ちょっと待てお前最低だなって?今更気付いたのか。──そうして、真っ直ぐに告げられた彼女の言葉が荒んだ何かを拭って軽く音を鳴らした気がした心の何処か。ほんの少し眉を下げ、珍しく祈ってみよう。彼女が生きていけるように。出来るなら、僕の持てなかった其の精神と共に生き抜けるように)「やー、そりゃあ年齢的にはおじさんだし。こうさ……心に来るんだよね。そういうなら叫んだりしないでくれよ?」(たはは、なんて乾いた笑顔を浮かべ、頭を掻いてお茶で喉を潤し場を濁し)   (4/9 19:40:51)
極夜@雅螺 > 「皿?んー、まぁ良いんじゃないかな。すいませー……とする前に」(店員を呼ぼうと声を上げかけ、貴女の返答に其の言葉を喉の奥で押し留める。くす、と端整な口元が弧を描いた)「大した事じゃない。──君、軍部が内部分裂すると思うかい?」   (4/9 19:41:01)


枡/静香> あの、私が答えたってこと、誰にも言わないで欲しいのですが。大きな怪我を負ったり、続く戦いで精神を病まれる方もいらっしゃいますし、これよりもっと良い方法があると思えばそれを実行に移す方もいるでしょう? だから、普通だったらするともしないとも答えなかったと思います。私にも立場があるし、答えられないから。ですが私が聞いた話だと、最近少し揉めているような感じもあるみたいで。もしかしたら内部分裂をする、かもしれないな、と。今はそう思ってます。(もし本当に内部分裂をしてしまったとしたら、自分はどの立場につくのが正解なんだろうか?救う人を選ぶなんてことはしたくない。不安を隠しきれたかは定かではないが、多分表情にまでは出ていないだろう。複雑な感情を誤魔化すように、行く宛を失った手の指先をじっと見つめた。)   (4/12 10:11:00)
枡/静香> (相手を不快にしたいわけではないから。一応と言葉を付け加える。罪深い人ですね、と少しばかり呆れたようにしているが、その実彼に対する興味は増すばかりだ。自分の周りにいない独特な雰囲気の人だからだろうか、知れば知るほど更に知りたいと強く思う。考え方が自分と全く違うからだろうか、何となく会話が噛み合っていないような違和感はまだあるが、話せないような相手でもない。) 心に、ですか。心の方の治療はあんまり得意ではないので気づけませんでした。…ヘンな事しなければ叫びません。でもヘンな事をされたり、何かあったりしたらすぐ叫びます。(くすっと小さく微笑みながら「でも私を攫いはしないんでしょう?」と煽るように言葉を足す。店員に呼び掛けるのをやめ、此方に投げられた言葉を聞けば一瞬驚いたように目を見開き、暫く悩んだ末、先程までより一段階小さい声で答える。)   (4/12 10:10:47)
枡/静香> そうですか?心配性な貴方に言われるのなら、きっと生きていけますね。……。(俺が言えたことじゃない、その言葉にどのような意味が込められているのかはわからないが、きっと彼も何かしらの事情を抱えているのだろう。深く追求してはいけない、そんな気がして。それにわざわざ濁した言葉の意味を聞くのは野暮だろうから。) こっちの意味ではないのですか?…どっちの意味なんだろう。(首を小さく傾げる。他に何か意味があったんだっけ。字の読み書きは教わってはいたが、家の外に出てから新しく知る言葉も沢山あった。これもその類の言葉だろうか?帰って本で探してみなくては。) うそはっぴゃく…。そんなに嘘ばっかりついていたら何が本当かわからなくなっちゃいませんか?それに、言葉は力を持ちますし。あ、別に否定している訳ではなくて、ただ心配なだけですからね。   (4/12 10:10:27)


極夜@雅螺 > 「僕が心配性ねぇ……改めて言われると妙な気持ちだ。まぁ、そうだね。確信的保証に僕の言葉がなるかは兎も角、是非とも頑張って生き抜けば良い」(──ま、出来るなら身一つで生き抜くっていうより、精神も生きていては欲しいけどね。僕がすべき心配じゃないし俺はもう軍部からは身を引いてる。生き抜く力があっても、純粋過ぎる優しさに相殺される可能性もあるけど、……いや、言わなくて良いか──見下ろした茶器の中にぴょこんと立つ茶柱。幸運の先駆けと云うが、一歩戦場に踏み出せば死神がけたけた嗤い、生死が背中合わせで綱渡りの舞踏を踊るような此のご時世、一体何の幸運を示すのやら。三日月の形に切り取った笑みを崩さないまま一息に茶柱ごと飲み干し)「転じて、の意味だけどね。過去の出来事で良心が苛まれるって意味だ。あれこれ後悔して自責の念に駆られたくないって事だよ。ほら、俺は結構保身的だから」(愛らしい仕草。幼子のような小さな挙動を久し振りに目にした気がして、何処か、澄んだ色を見た。ぱち、と態とらしく瞬き、取り敢えず簡素に説明を添えてみて) (4/20 22:40:09)極夜@雅螺 > 「そうだね、そうか。そうかも知れない。が、何が本当かなんて結局の所誰も知らないし自分も判らない。幼子が自分の食べる肉の素が生き物だと理解しないのと同じ事」(言葉が力を持つ此の世界、嘘を吐いて口で人を狂わせ、もう真っ暗になった真実を捨ててしまった自分は確かに可笑しいのかも知れない。そんな人間を案ずる彼女が何だか酷く滑稽で、いいや、奇妙で、ついつい何時ものように理解不能で回答不要の大言壮語で誤魔化し)「いや、うーん……世間一般では俺の年齢は若いとは言わないからさ……ほら……うん」(やめよう。此の話題予想以上に直球で心を抉ってくる。何時もの奇々怪怪な例え話で主軸をすり替えてしまえば良いのだが、如何にも舌が上手く回らずに「まぁ汝には未だ早い話題だよ」で片付けてしまった。其れでも崩れないニヤニヤ嗤い、揶揄うようで達観していて、真意を消した笑みで)「攫わないさ。こんなでも身内がいてね。迷惑を掛けるのも楽しいが今は大変な時期のようだから」(言わずもがな妹の事だが、ほんの一瞬柔和な笑みを浮かべ、ふい、と視線を逸らし) (4/20 22:40:22)極夜@雅螺 > 「言わないさ。不安なら我が字に誓って確約しても良い。第一、俺に発言力なんてあると思うかい?無いに決まってる!僕は善良で平凡な一般市民だよ」(舌の根も乾かない内に大嘘を平然と吐いたが、流石に今此処で素性を明かす訳にも行くまい。だが、彼女が話してくれたと晒すつもりなど無いという事は事実だ。僕はそこまで恩知らずで阿呆じゃない。第一利益もないのだから)「──そうか……ふぅん……それじゃあ大変だろうね、君も、軍部のお偉方も。……ま、此れ以上訊くつもりはないさ。ありがとう」(逸れた目線をゆっくりと伏せてゆく。嗚呼、大変だ。大変に決まっている。我が愛しの妹も。教えてくれた恩もある、「ま、君が巻き込まれないように祈っておくさ」と無理な願いを言霊に乗せ) (4/20 22:40:39)