この世界では、”言葉”が魔力を持つ。

出会い

(デゼス&ソウ)

デゼス > (ふわぁ、と軽く欠伸をしたあと何度か瞬きして眠気を飛ばす。スラム街でプリンを食べながら、足を揺らして町の風景を見る。あぁ、懐かしい。そう思いながらパクリとプリンを乗せたスプーンを口に含んだ。その時、人影が見えて首をかしげる。口にスプーンをくわえたまま。)....だえあいたおあな(....誰かいたのかな。そういってるつもりだがスプーンをくわえたままのため、うまく発音はできていなかった。) 


ソウ > - [ ] ふう。スラム街…来たの初めてだ…(酷い異臭が鼻の奥の奥の奥にまで臭ってきて、頭の中をものすごいかき回したのでこれは酷いと思いながら鼻をつまんだ、さらに幸か不幸か団長から飴をもらっていた。その飴を舐めながらきたことを酷く後悔した。飴は味が甘い味もせず、周りの匂いにおされてゴミの味がした。)はぁ。めんどくさい…(団長から言われたスラム街の警備といえど、行くかどうか迷った。プリン一箱という褒美をつけてくれたから来たものの、実際は二箱分の価値があったことを感じもう少し足せたなということも付け加えて後悔した。幾多の複雑な角を曲がっていると、プリンの匂いがした。)クンクン。は!?甘いものの匂い!これは…プリン!?!?(急に目をキラキラさせて匂いの元を探すと、13歳ほどの少年がプリンを食べていた。いや…ここで喋りかけたら、団長に怒られる。と考えたソウは一度その少年の前を通りすぎるだけだった。
ソウ > - [ ] しかしその匂いを嗅いだらそれはもう興奮してしまい、その1分後にはUターンしていた。ダメだと抑える気持ちより食べたいという気持ちの方が強かった。少年の前に着くと目をキラキラさせて…)やあ。僕はこの街に初めてきた…ソウって言うんだ!よろしく!ところで…プリンまだある??(と嘘をついた。所詮は子供騙せると思っていた。) 


デゼス > (急に話しかけられればパチパチと瞬きをした後にぱっ、と笑って自分よりもずっっと上にある顔を見詰めたあと、確信する。副団長だと。....情報屋なのだ。知っている。....だが、年齢はどのぐらいなのかわからなくなるぐらいだ。....人のこと言えないが。パチリと瞬いたあと、自己紹介をする。)僕はデゼス、よろしくね!....プリンなら、今はこれで最後だけど家に来ればまだたくさんあるよ!(スプーンで今手に持ってるプリンを指差したあと、家がある方向をスプーンで示す。それはスラムの奥の方を示していた。....別に来ても来なくても良いしね。と思いながら少年の皮を被ってにこにこと純粋に、なーんにも下心などないという風に笑う。) 


ソウ > (プリンの事を聞くと、目をパチパチさせていたので、流石にダメだったか…と思っていると、パッと笑ってデゼスだということを伝えられた。しかし何故か心の中でザワザワとしているところがあった。その瞬間、ちょっと前にオウガからある男について教えてもらっていた。名は分からず、人を幸福にしてからどん底に落とす少年のような見た目が情報屋もいると。ウェンディアは最初その男に密偵などを依頼していたが、なぜか表には出せない理由で中止になったと。
ソウ > その男についたあだ名は「ロケットペンダント」そしてその男の情報とデザスの特徴が一致しているのだ。いやまさかな?とは思うものの、妙に心がザワザワした。すると彼はプリンは家にあるといい、スラムの奥を指差したので)ありがとう!是非行く!!(とは言ったもののプリンではなく命の危険を感じていた。もしデゼスがその男だったら危ない。一応戦闘がすぐにできるような準備をして、よし一つ試すか。と思った。オウガはこう言っていた。「奴はペンダントをベタベタ触るのを嫌う」…よし!)このペンダント何?(どうだ!?ペンダントをベタベタ触る。)


デゼス > (思いっきり疑ってきている気がする。そんなことを頭の片隅で思いながらにこにこと表面上は取り繕う。結構大きめの声で行く、と言ったのでうなずき、)それじゃあいこっか!(にぱっ、と屈託ない笑顔で家を目指して行だそうと立ち上がった。その時、ロケットペンダントに気づかれた。....なんで。そう思ったが今日はプライベートだったのを思い出した。そうだ、普段はしまってるけど今日は出していたんだ。....そのロケットペンダントに触れられれば、わずかに眉を潜める。....大丈夫、まだ耐えられる。汚されてない、壊されてない、奪われてない....。)友達にもらったの!(まだ純粋な少年の皮を被る。ここで騒ぎをおこして勝てる見込みは、ない。)


ソウ > (ロケットペンダントをつかんだ。すると、思ったような反応ではなく、友達にもらったの。っと想像と違う返事が来たため流石に違うよな…と思い、へえとだけ返事しておいた。しかしなにかがおかしいのは間違いない。と感じると、自然と冷や汗が全身の穴という穴から吹き出てきた。その日は雲一つないいい天気で、とっても暑かったので、早くデゼスの家に入りたかった…しかし入ったら死というイメージも湧いてきたため、もういつでも交戦できるような準備をした。)じゃあ行こうか。(そして家のほうに向かった。家につくと自分の思っているスラム街の家と言うイメージがぴったりであった。)あーお腹すいた。(実際早くプリンを食べたいなと言う気持ちはあったが、それの2倍位命の危険を感じていた。)じゃぁプリンだしてくれる?(応援を呼ぼうか否か迷ったがまだ決定的な証拠がないと言うことで呼ばなかった。実際この少年がきちんとここの子であった場合、今自分が思っている緊張は無駄だと言うことになる。)


デゼス > (少し上の空ともとれる返事をされればやっぱり情報屋の僕を知ってるんだ。と思いつつ笑顔で頷いた。家はボロボロ。何せ、スラム街だし、昨日帰ってきたばかりなのだ。放浪生活を送っている僕をなめないでほしい。何て誰かに言い訳するように心の名かで呟きながら家にはいる。家は涼しい。プリンをねだる自分よりも年下だが自分よりも背の高い人にたいしてからかう。)強盗みたい(けらけらとわらいながら冷蔵庫....と言えないような、木箱のなかに大きめの氷が入ってその上に板を乗っけているだけと言う簡易的すぎるものから大きなプリンを取り出す。)ハイ、どーぞっ!(にぱっ、と無邪気に笑い、スプーンも一緒に渡す。)


ソウ > (強盗みたい。そういう言葉に敏感になってしまっていて、これは罠なのか?そう感じるようになってしまった。すると彼は、冷蔵庫とも言えない冷蔵庫からプリンを取り出しとても大きなプリンを自分の前に差し出した。はっきりって食べる気にならなかった。この中に毒が入っているかもしれない。食べてる間に何かされるかもしれない。そういう不安がいくつも何個も何回も脳裏によぎった。いくらなんでも今ここで彼のプリンを食べるのは危険すぎる。そう考えたソウは、)一緒に食べようよ(と、彼も誘うことにした。もらったスプーンを握るのでさえ恐怖を感じた。自分では最初に食べず、ただ相手が食べるのを待った。)考えすぎかもしれない。(つい自分の気持ちが小言に出てしまった。しかし彼には聞こえていないのか何も言わなかった。) 


デゼス > (少し上の空ともとれる返事をされればやっぱり情報屋の僕を知ってるんだ。と思いつつ笑顔で頷いた。家はボロボロ。何せ、スラム街だし、昨日帰ってきたばかりなのだ。放浪生活を送っている僕をなめないでほしい。何て誰かに言い訳するように心の名かで呟きながら家にはいる。家は涼しい。プリンをねだる自分よりも年下だが自分よりも背の高い人にたいしてからかう。)強盗みたい(けらけらとわらいながら冷蔵庫....と言えないような、木箱のなかに大きめの氷が入ってその上に板を乗っけているだけと言う簡易的すぎるものから大きなプリンを取り出す。)ハイ、どーぞっ!(にぱっ、と無邪気に笑い、スプーンも一緒に渡す。)


ソウ > (強盗みたい。そういう言葉に敏感になってしまっていて、これは罠なのか?そう感じるようになってしまった。すると彼は、冷蔵庫とも言えない冷蔵庫からプリンを取り出しとても大きなプリンを自分の前に差し出した。はっきりって食べる気にならなかった。この中に毒が入っているかもしれない。食べてる間に何かされるかもしれない。そういう不安がいくつも何個も何回も脳裏によぎった。いくらなんでも今ここで彼のプリンを食べるのは危険すぎる。そう考えたソウは、)一緒に食べようよ(と、彼も誘うことにした。もらったスプーンを握るのでさえ恐怖を感じた。自分では最初に食べず、ただ相手が食べるのを待った。)考えすぎかもしれない。(つい自分の気持ちが小言に出てしまった。しかし彼には聞こえていないのか何も言わなかった。)


デゼス > (誘われて、驚いたがさすがに一人では食べきれないか。何て思いながら、うん、良いよー!と笑う。....スプーンをもって席につくといただきますっ!と元気な声で手を合わせる。)....疲れる(ポツリと呟いたその言葉に嘘はない。....いや、呟いた。はちがう。今のは口パク....声には出ていなかったのだ。何かが聞こえた。....犬?鼠?蜘蛛?....目の前にいる人?....ナニカが聞こえたと言うことしかわからない以上、下手なことを言うべきではない。そう判断して、無視することにした。スプーンでプリンを掬うとパクリっ、と大袈裟なぐらいに食べる。)ん、さすがエミ婆ぁ(フフ、と笑みを漏らしながら呟いた。)


ソウ > (一緒に食べようよと言い少し戸惑っているようだが、何の躊躇もなく彼は食べ始めた。すると彼の口から、疲れたと言う言葉が見て取れた。別に音が聞こえたわけでも、何か感じてるわけでもなく、彼の口を見ていると、疲れたと読み取れた。しかしただ単に疲れたと言った可能性もある。つまり考えすぎかもしれないと言うことだ。さっきからソウの頭の中には、考えすぎと言っている自分と逃げろと言う自分、様々な自分が頭の中で葛藤していた。そんなこんなで無言でプリンを食べていた。)あー美味しい!!(もちろん今はそれどころではなく、相手に怪しまれないように言っただけのセリフである。すると彼の口からエミ婆と言う言葉が出た。何か関係があるのかもしれない。ウェンディアの副団長として、ここの警備を任された身として、 彼の情報が少し気になったのだ。)エミ婆って誰?
ソウ > (そんなことを聞いていると、ソウの目に信じられないものが映った。台所に大量の血のような液体がついた包丁があるのだ。ソウは恐れ慄き、もうこれは彼がいずれにしても怪しい人物だということが頭にインプットされた。冷や汗がさっきより何倍も出る。プリンを食べるスプーンの手が震え、食器の音がカタカタとなりだす。オウガの男の話が頭から離れない。その言葉は何度も頭の中でループし、ロケットペンダントと言う言葉が頭から離れなくなった。もう我慢ができない。)ねぇ…(魔法が唱えられる完全な準備をする。)君は…いやお前は…誰だ…?


デゼス > (プリンを無言で食べたあと、感想を言う。そんな相手を見て違和感を抱きつつ、気にしないようつとめる。するとエミ婆とは誰だ?と訪ねられた。....無意識のうちに言ってしまったのだろう。別に正直にいっても構わない情報なので素直に答える。)このプリンを作ってくれたスラム街に住んでるお婆ちゃん。あっ、血縁関係じゃないよ!(そう言いながらプリンを食べ進めていると急に相手が震え出す。どうかしたのだろうか。)どうしたの....?(少し涼しいぐらいで家は寒くない、何もプリンにいれてない。....じゃあなぜ。そこまで考えたとき訪ねられた。....その疑問を聞いたとき、確信する。見ちゃったか。と)....あは、勘が良いねぇ?いや、情報かな?....改めて挨拶しようか。僕はデゼス。....情報屋デゼス。副団長サマはいつ気がついたのかな?(そう言いながらスプーンを投げ捨て、立ち上がる。仰々しく、道下師のように胸にてを当てて礼をする。....はっきり言って、勝てる可能性は0に近い。それでも、身体能力には自信がある方なのだ。)さぁ、質問には答えたよ!....どうする?(冷え冷えとする声色で、あくまで冷静に訪ねた) 


ソウ > ふうん。おばあちゃんね〜(今はそれでこれではなく、周りの状況をよく見て相手を襲ってきた場合どのような態度を取るか、どのような作戦を練るか、ただそれだけを考えていた。それからどうしたのと聞かれたが、当の本人はそれどころではなく、頭が混乱していたため何も答えられなかった。)…。(ずっとデゼスの事を考えていた。それからあの包丁を見つけデゼスにこれはなんだと聞くと、やはり推理と同じくデゼスはソウにとって友好的な相手ではなかった。するとデゼスはスプーンを投げ捨て改めて自分の自己紹介をした。しかしこの瞬間ソウはそんな事は聞いておらず、どうするかだけを考えていた。
ソウ > 攻撃をするか、降伏をさせるか。その後彼はさあどうすると、ソウを試すような、嘲笑うような目で見たた。すると不思議と、先ほどより何倍も怖さがなくなってきた。むしろよく考えたら勝てると言うことを、考えたとき最初に好戦的になるのは、好ましくないと考えたため、最初に話し合いで解決しよう。と考えた。とは言ったものの、相手を解放しておいては危ない点もある。そのため)んーじゃあ…久遠支えし偉大なる王よ。偉大なる大地、自然の力よ。我に力求す!この醜き漢に翠し紐を括り付け給う!)するとみるみるうちに、デゼスの手と足に紐がつけられた。これで動かないだろう。おそらく。(手と足に紐がつけられた。これで動かないだろう。おそらく。)…で聞かせてもらおう。君はこちら側と交戦するつもりはあるかい。ちなみに僕にはない。もし君にあるんだったら僕だって容赦はしない。さあ。どうする。


デゼス > (はぁ....とため息をつきながらおうむ返しのように問い返す。)....君は、どうしたいの?(フフ、と笑みを浮かべながら紐何てすぐ切れるんだけどね。と片隅で考える。にしても、どうするべきだろうか。)....さっき、僕は問い返した。でも、それを取り消させてもらうよ。....僕は、きみと戦う。....さぁ、反撃させてもらうよ(にっこりときれいな笑みを浮かべる。まるで、人形が微笑んでいるかのようなきれいな笑みを。それから小さな、小さな声で呪文を呟く。....誰にも聞こえないぐらいの声で、)....小さな箱庭、誰かの箱庭、誰にも気づかれてはいけない(....紡ぎ終えればポケットに隠し持っていたナイフを取りだして紐をすべて切る。そのまま足音を消して歩く。足音を消すぐらい、楽勝なのだ。魔術を使わなくても。副団長サマ....ソウの後ろにたつ。なにもせずに。)  


ソウ > (しかしソウは知っていた。デゼスが紐ぐらい切れるのを。あくまで時間稼ぎ。もちろんデゼスを舐めていたわけではなかった。しかしだから反撃できるどうこうではなく、全く作戦などなかった。そんなことを考えている内にデゼスは反撃に入っていた。ごにょごにょとデゼスが言うと目の前にいた足と手を括られていたはずのデゼスが消えていた。しかしソウはあまり動揺しなかった。訓練で何回も気配を感じ取る練習をしたのだ。しかし。)見え…な…い…。(すると、副団長様?と言う声が後ろから聞こえる。ま、まさかと思い後ろをふり向こうとする。しかし今振り向いたらやられる!と言う気持ちがあった。今出来る事はこれだけだ!と思ったソウは、呪文をかけようとした。


デゼス > (呆然とした言うに呟くソウに背後で笑いかける。すると、呪文をかけようとして来たため咄嗟に地面を強く蹴って元いた場所へと戻る。...そう、別になめている訳じゃぁない。むしろ警戒している。だが....最悪逃げれる。その考えが、甘かった。隙ができてしまった。失敗してしまった。先程慌てて移動したせいか音をたててしまったことを今さら気づく。ぐ、と下唇をかんですぐ近くにあった仕込み杖を手に取ろうとしたが、ためらう。....仕込み杖に魔術はかけられないからだ。悩んでいると呪文を紡ぐ声がわずかに聞こえた。....そんなことをしている場合じゃないと、ソウに向き直る。)


ソウ > (呪文をかけようとすると、どこかでものすごい速さで地面を蹴った空気の音がした。)そこかぁぁぁ…!(しかしそこの場所にはいなくて…まさかと思い元の場所を見ると、そこにデゼスがいた。今まで魔術以外でこんなに早く移動するものを見たことがなかったため、酷く驚いた。がそんな驚いてる暇などなく、そっちに反撃を仕掛けようと呪文を唱え用とした。その瞬間デゼスは仕込み杖を取ろうとしていてその音まで鮮明に聞こえた。)そこか。(とボソッと呟き、いたって冷静な声で、落ち着いて)game over.(とだけ言って、)久遠支えし偉大なる王よ。偉大なる大地、自然の力よ。我に力求す!この近辺に鬼雷の光力を落とし割れ給う!(うまく行けば…うまく行けば…デゼスにいかづちが!そう願って、呪文を唱えた。)


デゼス > (僅かだった声はだんだんはっきりと聞こえてきた。足に力をこめて、躊躇いなく仕込み杖を手にとる。....僕が勝てるのは、この一瞬だけ。そう心の中で繰り返し呟く。....呪文を紡ぎ終えたのがわかった。....そに瞬間、思いっきり地面を蹴る。今回は上ではなく前へ。早さを追求する。姿勢を低くして、仕込み杖を日本刀のように構えて、勢いのままそうの足首を薙ごうと....したとき、後ろで雷が落ちた。びくり、と肩を揺らしてしまった。....軸がぶれた。あと1cmだと言うのに届かなくて、チッと舌打ちをする。そのあと第二撃を繰り出そうと....) 


ソウ > (呪文を唱え終わると、また足で地面を蹴り移動しようとする空気の音が聞こえた。しかもさっきとやり方が違う。速さを追求している…これはまずいきっと仕込み杖をまだもっているのだろう。)頼む。雷よ早く!(一瞬だった。完全に終わったと思った。デゼスは完全にソウを殺す姿勢に入っていた。その瞬間、ソウの頭の中には走馬灯がかけ走った。団長との思い出。デカプリンを食べたあの日。友達と鬼ごっこをしたあの日。)頼む!雷よ!早く!(するとその気持ちに連動するかのようにゴオーンという轟音とともに雷が落ちた。それでデゼスはよろけたが、ソウは知っていた。すぐ反撃すると。第二撃波を食らわせようとするデゼスに、最後のトドメだと言わんばかりにサッと距離を詰めて呪文を唱えた。久遠支えし偉大なる王よ。偉大なる大地、 自然の力よ。我に力求す!この近辺に鬼雷の光力を落とし割れ給う!(今度は当たれ!と願いながら、上にめがけてナイフを投げた。これが落ちたら刺さる。それに気を散らせて、当たらせる作戦だった。)


デゼス > (ナイフが空中を舞う。....ナイフを投げる前、相手は呪文を紡いだ。....つまり、魔術?そこまで考えたあと、ナイフが凄い勢いで落ちてくる。それに驚いて目を見開くと急いでその場から離れようと、左側に踏み込む。_間に合わなかった。グサッ、と表すのが正しい位に勢い良くナイフは右手を貫いた。痛みが手から脳へと走り、一拍遅れて血が溢れる。痛みをこらえながら相手をキッと鋭くにらむ。呪文を紡ごうと口を開くが飛び出るのは痛みに堪える呻き声と途切れ途切れの呪文のみ。)う、ぐ....はこ....わ....(....途中までいって、諦める。雷がもう、落ちる。....すぐ近くに窓があるのを見つけた。ぐ、っと足に力を込めると床を蹴り、窓枠に左手をかけて、そのままそとに飛び出した___。)〆